表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
知らぬ間にギャル集団の様子が変わっていったのですがまさか……いや、そんな事絶対あり得ないことですよね?……  作者: プリンアラモード


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/89

90 軽いフリして、本気

読んでくれてありがとうございます!

少しでもいいなと思ったらブックマークの登録よろしくお願いします!

じゃあね、優奈!楓!また明日ー」


手を振って別れたあと、あたしは結城の横に並ぶ。


「ねぇ」

「ん?」


「優奈のことどう思っているの?」

「は?」


 分かりやすい反応。ほんと面白い。


「別に深い意味はないよ。ただ普通に気になっただけ」

「普通だよ……ただの友達」

「ふーん」


 少しだけ間を置く。


「じゃあさ」


 あたしはわざと、すこし顔を近づけた。


「私のことは?」


 顔の距離、近すぎ。


思わず結城は一歩引いた。その反応だけで、ちょっと満足する。


「……近いって」


「えっー、避けた?」


「避けてないよ」


 ちょっとムキになるのも、相変わらず。もう少しからかっちゃおう。


「で?どうなの」


 逃がさないように、あたしはそのまま目を覗き込む。


「別に……原田さんは原田さんだよ」


「なにそれ」


思わず笑う。


「雑すぎ」


「じゃあなんて言えばいいの!」


 困ってる顔。ほんと面白い。


……でも。


「優奈は特別?」


 一瞬だけ、空気が変わる。


「……」


黙った。


 ……あ、今の沈黙。

分かりやすいな、ほんと。


「ふーん、そっか」


 あたしはわざと、あっさり引いた。


それ以上踏み込まない。


「ま、いいや」


くるっと前を向いて歩き出す。


「え、いいの?」


「なに?もっと聞いてほしい?」


 振り返って、にやっと笑う。


「顔に出てるよ、結城」


「出てない」


「出てる出てる」


 軽く笑いながら、少しだけ距離を詰める。


「でもさ」


さっきより少しだけ、声を落とす。


「優奈だけ見てると——」


ほんの一瞬だけ、息を止めてから。


「もったいないよ?」


 私は軽く笑いながら距離を詰める。

そのまま、袖をほんの少しだけ引いた。

何事もなかったみたいに前を向く。

……せっかく、二人きりだったのに。

もう少しくらい、攻めてもよかったかも。


ま、いいか。

次は、ちゃんと取るし。


次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ