表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

001

꧁——————————꧂



「初めまして。ルビアナ・レッドライトと申します。年は17です。まあ名前の通り、真紅の髪に少し黒の入った赤い眼の持ち主です。あまり話したいこともないので私には構わなくて結構ですが、よろしくお願いします。…こんな感じでよろしいでしょうか、お姉様?」


「…あなたは何を言っているのかしら?ダメに決まってるでしょう!!!見た目なんかどうだっていいのよ!見ればわかるわ!」


突然ですが、私、レッドライト伯爵が娘、ルビアナは1週間後の縁談相手との面会にて話す自己紹介の練習をしています。姉であるカーネリアは親交のあったシトリス伯爵家に嫁いでおり、ただ今妊娠中のため実家に戻ってきています。あまり気乗りのしない私の練習相手になっていたのです。


「あと余計な一言を加えない!話したくないだの、構うなだの!あなた、もう少し自信をもちなさいな。」


「無理です。」


きっぱり言わないとこの姉には通じません。

私が8歳のときに母が亡くなってから、姉はますますしっかり、そして色々な意味で派手になっていきました。ええ、それはもう。

父が、良くいえば穏やかなので黙認されてきました。周りからすれば明るく頼れる、素敵なお姉様だと言われていますが、私としてはもうちょっと控えて頂きたいというのが本音です。


「無理じゃないの!うーん。磨けば輝くのに、もったいないわぁ…」


「輝くわけがないでしょう。ぜーんぶ真っ赤なだけです。」


「あなたはほんとに…。」


ため息をつくお姉様。そのように仰っても、私の気持ちは変わりません。


「お姉様のように美しい瑪瑙色を持っていたら、また、違ったのでしょうがね。」


「あなたの髪は、太陽のように綺麗よ。卑下するのはやめなさい。」


真剣な声色でいうお姉様。


「そうですね、そうします。」


「ええ!それがいいわ!では、続きをしますよ!」


そう言われても靡かない私は腐っているのでしょうか。

私の生返事に嬉々として続きを促すお姉様。

はぁ…と気づかれないようにため息を落とし、私は練習を続けた。



꧁——————————꧂

読んでいただき、ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ