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Prolog

side : 倉科一花(くらしないちか)


何回その夢を見たのか分からない。


わたしがプラネタリウムのちょうど真ん中の席に座って、満天の星空を見ている夢だ。

空には、わたしの星座である牡牛座が見えている。

わたしはそこで、

何故か涙を流しながら、

朝になるまでずっと星を見続けている。

その夢は、必ず毎週日曜日の夜に見るのだ。

目が覚めるまで、

プラネタリウムの部屋の中に誰かが来ることも、

自ら退場することもなく、

ただずっと泣きながら見続けているだけ。




そんな変な夢を見るようになったのは、

わたしが記憶喪失になってからだった。

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