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日常の破壊者  作者: ファミ・ローⅦ世
3rd~模倣の因縁~
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197/203

ナイトストーカーズ~五月雨よ~

「現地対策本部は今回のテロの首謀者を17歳の少年である新垣研吾であると断定し、捜査を開始していました。

しかし、この新垣研吾と接点がある意外な人物が与儀警察署で取り調べを受けていました。――――」

「随分と騒がしいな」


与儀署で取り調べを受けていた津波古は慌ただしい警察署内の雰囲気を感じ取り、取り調べをしている刑事に訊いた。

刑事は「あぁ、国際通りでテロが発生したんだと。俺も駆り出されるかもしれないから、早く話しな」と津波古を急かす。


「テロ?へぇ、沖縄でも起きたんだな」


「らしいな」


「犯人どんな奴か、聞いてるのか?」


「知っていたとしても、捜査情報をお前に教えるわけがなかろう」


「まさか、東京で起きたテロと同じとかじゃないよな?」


「さすがは半グレの親玉だな。そこは勘が働くか。まぁ、だとしてもお前には関係ないだろ」


「2、3か月前にフリマアプリで音に反応するセンサーを買いまくったり、メイドマンに肥料を買いに行ってる奴がいたな。そいつも金が欲しくて、俺らの仲間に入ってたな。たしか、ケンゴって言ったかな?何に使うんだ?って訊いたら爆弾って言っていたが、まさかな・・・」


刑事は津波古の口から新垣の名前である"ケンゴ"という単語が出た事と、津波古が知りえない音響感知爆弾の核となっている音に反応するセンサーなどの材料の話が出た事に驚いた。

すぐに刑事は津波古に「そいつ、新垣研吾という名前じゃないか?」と確認すると「俺はケンゴとしか聞いていない」と答える。

それでも刑事は「年齢は・・・高校生ぐらいか?」と訊くと「まぁ、17って言ってた。でも、学校には通ってなかったな」と話したところで刑事は津波古が新垣研吾と接点があった事を突き止めた。

すぐに取調室を出た刑事は県警本部へ連絡を入れた。

――――――――――――――――――――


沖縄県那覇市

沖縄県庁

現地対策本部

テロ発生から3時間経ってようやく現地対策本部の記者会見が行われる事になった。

会見の内容としてはやはり在沖アメリカ軍が韓国で訓練中のナイトストーカーズを招集し、オスプレイで救助活動を行った事に関することの発表であり、先んじて在沖アメリカ軍の四軍調整官であるモーフィン・エンゲイジ准将が今回の救助"作戦"の詳細を発表する事になっている。


「海兵隊基地のキャンプ・フォスターから発表があります。その後、すぐに会見を始めて沖縄県側の発表とします」


長浜知事公室長からアメリカ軍から発表がある事を知らされ、少しタイミングを置くことになった。

オスプレイのローター音が響いたところでアメリカ軍の発表が始まった。


「知事、準備を始めましょうか」


「わかりました」


根間知事は刷り上がったばかりの読み上げる報告書に目を通し始めたところで、アメリカ軍の発表が始まった。―――――

――――――――――――――――――――


沖縄県宜野湾市

普天間基地

キャンプフォスター

四軍調整官記者会見場

国内外のマスコミが集まった会見場にモーフィン四軍調整官が現れ、今回の救助作戦の詳細を発表し始める。


「We will now begin the press conference.First, regarding the details of this operation, the 160th Special Operations Aviation Regiment of the U.S. Army, which was training at a U.S. military base in South Korea, has been dispatched to Okinawa.(これより記者会見を始めます。まずは本作戦の詳細ですが、韓国国内の米軍基地にて訓練をしていたアメリカ陸軍の第160特殊作戦航空連隊を沖縄へ派遣しました。)」


モーフィン四軍調整官は沖縄へ派遣したのが第160特殊作戦航空連隊―通称、ナイトストーカーズである事を認めた。

そして、沖縄での作戦の詳細を話し始めた。


「After relocating from Camp Humphreys in South Korea to Kadena Air Base in Okinawa, the team took delivery of the V-22 Osprey aircraft to be used for the mission.They then proceeded to Marine Corps Air Station Futenma to pick up local emergency medical personnel before heading to Naha City.Rescue operations are currently underway, and those involved are being transported to hospitals within Marine Corps Air Station Futenma and Kadena Air Base, as well as to nearby medical facilities.(韓国のキャンプハンフリーズから沖縄の嘉手納基地に移動後、使用する機材であるV-22オスプレイを拝領。その後、普天間基地へ移動して地元の救急隊員をピックアップ後、那覇市内へ向かいました。現在、救助活動を行っており、普天間基地と嘉手納基地の両基地内の病院や近隣の医療施設への搬送します)」


モーフィン四軍調整官は「This concludes the press conference.(これにて会見を終了させていただきます)」と質疑応答もなく会見場を後にした。

この会見の直後にすぐさま、沖縄県の現地対策本部からの会見が始まった。――――

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