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作品No.52 「クレーター」
傷ついた傷さえ笑って見せた
嘘ついた
それでも無邪気に見えた
君が何を望んでいるのか
私にはわからないけれど
どこまでも続く自由な世界
暗い明るいは思いのまま
そこまで行けば空さえ飛べる
だけど私らはそこには行けない
涙が落ちたよ君の目から
地面に当たって穴をあけた
どんな力をもってしても
それを塞ぐことはできないだろう
傷ついた傷さえも笑って見せる
嘘つきだ
それでも無邪気に思えた
大切な思いを守る
そのためにどこか別の場所へ
正しいことも間違いかも
失うくらいなら自ら捨てよう
約束は守れないけどそれでもいいかな?
そうでもしないとダメなんだ
あの場所まで行こう
うなずいたついでに笑って見せた
嘘つきな君だから信じれないや
君が何を望んでいるのか
私にも教えてよ
傷ついて傷ついて
笑ってごまかして
嘘ついて
そして苦しんできたんでしょ
君がもう傷つかないように
君の心が許す場所へ
傷ついた傷さえ笑って見せる
嘘つきな君さえ流す涙が
地面に当たって穴をあけた
君の心が許した場所
君のすきな食べ物は何?
改めてちゃんと
私に教えてよ