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異世界最強勇者の逃亡生活 〜旅する仲間は俺の弟子〜  作者: かなちょろ
第二章 【冒険者学校】

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第62話【ダンジョンの攻防】

 ダンジョン内で行手を遮った上級者チーム。

 その5人と戦う事になるのだが、突然体を変異させ襲いかかって来た。

 戦いずらい狭い通路に向かったのだが、それが裏目に出てしまう……魔法で通路の天井を破壊され俺達は生き埋めにされてしまった。


「……みんな大丈夫?」

「あ、ああ……」

「助かったよリアン」

「びっくりした……」

「これって……」


 崩れて来た天井から守ってくれたのはダクスだった。


「ダクスちゃんにみんなを飲み込んでもらったの」

「ダクスって……スライムだよな?」

「溶かされちゃうんじゃ……?」

「ダクスなら大丈夫だよ。 それにリアンの魔法で息も出来てるし」

「た、確かに……」


 ダクスがみんなを包み瓦礫から守ってくれている。 その中でリアンが風の魔法で息が出来るようにしているのだろう……あの一瞬でよくやってくれた……俺も負けてられない……。

 ダクスが瓦礫を溶かしながら進み、崩れた通路から抜け出した。


「あいつらを早く追わないと大変な事になりそうだ」

「どうするの?」

「あいつらの後を追う」

「勝てるわけ……ないよ」

「大丈夫、追うのは俺とリアンだけだ。 スバラ達は地上に戻ってこの事を伝えてほしい」

「でも……」

「3人共十分強くなってるからな……このダンジョンの魔物なら負ける事は無いだろうし、他のチームが襲われたら大変だ……」

「わかったわ」

「おいキュール……でもそうだな……、……わかった、先生に知らせる」

「他のチームに会ったらこの事を教えます」

「頼むぞ」


 俺とリアンはあのチームの後を追い、スバラ達3人には先生へ知らせてもらうために別れて移動を始めた。


「どうだリアン、向かった先はわかるか?」

「うん、かろうじてだけど……、……でもどうするつもりなの?」

「動けなくさせて外へ連れ出すつもりだが……万が一には……」

「そう……でもあの力って……」

「……だろうな……」


 嫌な予感はしている……、……俺達は師匠との旅であんな力を持つ敵を相手にした事がある……、……違うといいのだが……。


「見つけた!」


 リアンがあの連中を見つけ追いついた。


「まて!」

「あん? ……なんだしぶとく生きてたのか」

「当然だ!」

「ならもう一度殺すか」


 連中はさっきよりも姿が魔物に近くなっている。


「やめろ! それ以上その力を使えば元に戻れなくなるぞ!」

「何を言っている? そんな事どうでもいいだろう」


 ダメか……意識まで持っていかれてる……。


「リアン!」

「うん! 先生程は操れないけど……」


 相手は背中より腕を伸ばして来るが、リアンが蛇腹剣を繰り出し伸びて来た腕を切り刻み防いでいる。


「ぐわっ! なんだこいつは!?」

「私達に任せな」


 後ろにいる者は2つの魔法を同時に発動させ火と風の魔法で襲って来る。


「フェニックスウイーング!!」


 ディーンの放った炎は向かって来る火と風の魔法をかき消して後ろの二人を消し炭にした。


「な……なんだその魔法わぁぁぁ!! あ……」


 こちらに気を取られたようで、一瞬伸びていた手が再生されず、リアンの蛇腹剣が首を貫き倒れると服だけ残して塵になる。


「ひ……ひいいいいい!! 俺は悪くない! 悪くないんだーー!!」


 残りの2人は奥に逃げて行く。


「まて!」


 追いかけ奥まで行くと、既に姿は見えない。

 どうやら下に降りたようだ。


「リアン追うぞ」

「うん」


 下の階層には階層主がいる……面倒くなりそうだ。


「ここに階層主がいるの?」

「そのはずだが……」


 広い部屋には誰もいない……あの2人も姿が見えない。


「もっと下に降りたのかしら?」

「行ってみよう」


 階層主を倒して下に降りたんだろうか?

 俺とリアンは更に下に降りて最下層に辿り着く。

 そして最後の部屋の前に辿り着いた。


「ここまで見つからなかったな……」

「本当にどこに行ったのかしら?」


 最後の部屋の扉へと手をかけると後ろから誰かが来ている気配がする。


「おーーい! 君達!」

「先生?」


 2人の学校の先生がスバラ達から話を聞いたらしく、ここまでやって来たらしい。


「事情は外に出てから詳しく聞く。 だから早く戻りなさい」

「しかし……」


 俺は2人がここにいるかも知れないと告げた。


「わかった、この部屋は宝箱しか無いから私達が入る。 君達はここまで来られる実力のようだからな、早く外に戻りなさい」

「……わかりました」


 学校の先生がそう言うなら仕方ない……。

 あの2人の捜索は任せよう。


「はっ! リアン!」

「扉から離れて!」


 先生が扉を開けた途端、俺達が言うより早く中から炎が吹き出し1人の先生が焼けこげてしまった。


「……まだ息はあるわ! 早く治療を!」

「……な……なな……なんだ……」

「ボケッとしてるな! 死んじまうぞ! 回復はリアンがしているけど、早く外に!」

「だ、だが君達は……」

「俺達がなんとかする! 背後から襲われたら被害も大きくなる!」

「……わ、わかった、一度外に戻ったら直ぐに他の先生を連れて来る! 君達も気をつけろ!」

「大丈夫です」

「なれてますから」


 回復はリアンがしたので命に別状は無いだろうが……あまりの事に固まってしまった先生に外に連れて行かせて、俺とリアンは部屋に入る。

 部屋の中には10階にいるはずの階層主と……。


「お前は!!」

「やっと来ましたか……待ちくたびれましたよ……」

「やっぱりお前か!」


 階層主は人間サイズの鎧を着たゴーレムのはずだが、ここにいるのは巨大なサイズの鎧を着たゴーレムと、鳥顔の魔族……。


「なんでお前がここにいる!」

「私はこんな所には用事は無いんですがね……魔王様が言うから仕方なく……、まぁ、せっかくなので遊ばせてもらいますよ」


 そう言うと、鎧を着たゴーレムは動き出し襲いかかって来た。

 読んで頂きありがとうございます。

 頑張って書いていきますので、モチベを上げてあげようと思っていただけるようでしたらブクマや★評価をつけていただけますと作者が喜んで踊りながら遅い執筆も早くなると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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