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異世界最強勇者の逃亡生活 〜旅する仲間は俺の弟子〜  作者: かなちょろ
第一章 【弟子との冒険】

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第50話【最後の試験】

 ライラ、ルナ、ムーン、リアンの4人は試験に合格した……そして最後はディーンとの勝負。

 どうやらディーンはタイマン勝負がしたいようで、山頂付近で待っているようだ。


「……ディーン待たせたな」

「師匠……俺が最後ですか?」

「そうだ。 他のみんなは合格した」

「そうですか……、……師匠お願いがあります」

「なんだ?」

「俺との戦いは明日の最終日でかまいませんか?」

「それは構わないけど、どうしてだ?」

「師匠は戦い続きで魔力も体力も減っているはずです。 俺は本気の師匠と戦いたい!」

「……わかった、良いだろう」


 ディーンとの戦いは最終日になり、夜は2人で焚き火を囲んで話しをする。


「……そう言えば師匠の武器は壊れたりして無いですか?」

「ああ、ルナが力を加減してくれたからな」

「それならよかった……」

「ディーンの方はどうだ? 明日の真剣勝負は思いっきり出来そうか?」

「もちろんです。 師匠を倒して超えないといけませんから」

「そうだな、だが俺の壁はこの山より高いぞ」

「乗り超えて見せますよ」


 そんな話しをしながら俺とディーンはお互い同じタイミングで眠りについた。

 朝起きると既にディーンは起きて待っている。


「早いな、しっかり眠れたか?」

「それは大丈夫です。 どんな状況でもしっかり眠って体力を回復させる……師匠の教えですから」

「そうだったな……それじゃ、そろそろ始めるか?」

「はい!」


 俺とディーンは向かい合って対峙する。

 お互い相手の出方を待っている……。

 俺が先に動こうとした時、ディーンの背中から大きく広がった炎の翼が現れ、広がった翼から火球が次々と飛んでくる。


「その程度の火球なら!」


 俺は対峙しながら火の魔法を圧縮して小さな火の玉を作り出していた。

 向かってくる火球に火の玉を投げつけると大爆発が起きる。

 俺は結界で防ぐが……煙が消えるとディーンの姿は無い。


「反応は……上かっ!」


 ディーンは炎の翼で空中に飛んで爆発を回避していた。

 てっきりそのまま上空から攻撃してくるものだと思っていたのだが、ディーンは地上に降りてきた。


「どうしたディーン、上空から攻撃して来ないのか?」

「師匠は空中に転移出来ますが、飛ぶ事は出来ないようですから……」

「ふむ……あくまでも同等のリングで戦いたいってことか……俺も舐められたものだな」


 あのまま空中から攻撃されていればかなり不利な状況だったのだが……ディーンは自分の実力をとことん見せたいようだが……甘い!


 すかさず蛇腹剣を伸ばしてディーンに向けるも、ディーンは蛇腹剣の剣先を炎の翼で防いでしまう。


「どうですか師匠」

「や、やるじゃないか……」


 炎の翼をあんなに自由に動かせるようになっていたとは.…子供の成長は早いな。


 ディーンの炎の翼は魔力そのもの……蛇腹剣も魔力で伸ばしているから防げるのだろう……なら魔力の無い武器で攻める!

 蛇腹剣を引っ込め、魔力を込めない剣を取り出すが、ディーンは腕に炎の魔力を込めて薙ぎ払う。


「フェニックス・ウイングーー!!」


 山は削られ大きな穴を開け、周りは焦土と化していた。

 ディーンの技は俺の結界すらも砕き、咄嗟にディーンの後ろに転移していなければ焼け死んでいた.…。


「あ、あぶねぇ.…」


 ディーンは俺が後ろに転移する事を読んでいたようで、素早く懐から剣を取り出し斬りつけて来た。


「成長したなディーン」

「師匠を倒すまではまだまだです……よっ!」


 鍔迫り合いから間合いを離すも、今度は剣で向かって来る。

 俺は剣技のスキルがあるが……なんとかディーンの剣を防げる程度だ……。

 剣と剣が激しくぶつかり、お互い一瞬の隙も許せない状況のまま時間が経っていく。


「……ふぅ……師匠ありがとうございます。 俺の全てを受け止めてくれて……、……次で最後の攻撃です。 これを防がれたら俺の負けです」

「ディーンはもう俺に近い力をもったようだし、本当ならこれで合格でも構わないんだが……最後の攻撃か……受けてたとうじゃないか!」

「ありがとうございます! 行きます!」


 ディーンの体が赤く燃え上がる。

 最後の技はディーンの得意なフェニックス・ダイブだろう……結界だけでは防げないだろうな……。


 ディーンが空中に飛び上がり、全身から炎が溢れ出す。


「フェニックス・ダイブ!!」


 炎を纏ったディーンが一直線に向かって急降下してくる。

 本来なら転移で逃げる所だが、ディーンの最後の技だ……逃げる事は許されない。


 ディーンの攻撃で轟音と共に山頂全てが吹き飛んでしまった……。

 辺りは火の海と化しているその中心ではディーンとその下には俺の姿があった。


「師匠……流石です……俺の負けです……」

「そんな事はない……どちらかが負けかと言うなら俺の方だろう……」


 俺はディーンの攻撃に対して圧縮した火の玉を連続で何発か放ち、その爆発で威力を殺して結界も張った……だがディーンのフェニックス・ダイブは結界を破壊して直撃する。

 俺は保険で魔法が効かない鎧を身につけたのだが、威力を殺すために連発した右腕は鎧ごと吹き飛ばされてしまった。

 その戦いをリアンは遠くから見ていたようで、直ぐに駆け付けて直ぐに回復してくれたので助かった……。


 これで試験も終わり、全員が合格となった。

 読んで頂きありがとうございます。

 頑張って書いていきますので、モチベを上げてあげようと思っていただけるようでしたらブクマや★評価をつけていただけますと作者が喜んで踊りながら遅い執筆も早くなると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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