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30歳童貞は魔法使いになった?  作者: 永澄水樹
童貞魔法使いの異世界ライフ
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晩餐会前


はいどうもー今日の更新をば。


ちょっとキリがいいところが短いところだったので。


今回は短めです。


今回は晩餐会に行くまでです。


とりあえず本編をどうぞ。


第十三話「晩餐会前」をどうぞご覧アレ。

イリアが来て1っヶ月後ついにマリアは晩餐会の日を迎えていた。


しかし、マリアは行きたくないと駄々をこねてる。


だが、既に決まった事なのでどうしようもないと言われてマリアはベッドでぐったりする。


すると、スザンヌ修道院長がマスターキーで部屋を開けて入ってくる。



「マリア……駄々をこねてないで準備なさい」


「準備と言われても修道服に着替えるだけだろ?」


「何言ってるの。あなたも今日はホスト役だからちゃんとドレスを着て出てもらいます」


「えぇ、ドレス……あっ、そうだ。ドレスは持ってないので無理ですよ」


「貴女が他の子に色々と与えてるのは知っています。なので今日の晩餐会様にちゃんとドレスを用意しておきました」


「そうですか……根回しがいいようで……」


「そういう訳ですから今日はきちんとマナーをこなしてダンスもしてもらいます。いいですね?」


「わかりましたよ」



マリアは不満たっぷりにそういうのであった。


マリアは気分転換に朝食を食べに行く。


食堂に行くと、エミリア、シスタリア、そしてイリアの姿があった。



「エミ兄達がイリアを誘って食事に来たのか?」


「そうなんだけど、さっきからずっとマリアは?って聞いてくるのよね」


「そっか……イリアおはよう。珍しいなエミ兄達だけで食べてるの」


「シスお姉ちゃんがマリアは多分部屋でごろごろしてるから放っておいてあげなさいって言われたの」


「シス姉の言った通り部屋でゴロゴロしてたんだけど、修道院長にマスターキーで入って来れた」


「まぁ、今更何を言っても変わらないだろ?それよりマリアは緊張とかしてないのか?」


「そんなのする訳ないだろ?」



40歳のおっさんが今更キャーキャー言うわけもない。


とりあえずマリアは晩餐会をどう乗り越えるかを考えていた。


それに晩餐会で食事ばかりとっていては怒られるだろ。


今回の晩餐会ではホスト役らしいし、客をもてなすのもマリアの役目であろう。


その事が分からないマリアではないので、だからこそ憂鬱なのである。


そして、イリア達と食事をおえて、晩餐会へ行く準備を済ませておきなさいと言われる。


とは言っても、ドレスに着替えてアクセサリーをつければ終了である。


マリアは持って行く物も特に無いので準備は直ぐに終わってしまう。


本当は腰に十字剣を挿したいのだが絶対に怒られるんでやめておく。


そうやって準備も終えて、迎えが来るらしいのでそれまでシスタリア達といる。



「はぁ、俺にこんなドレスなんて似合わないのになんで着なくちゃなんないんだ」


「えっ?マリア凄い似合ってると思うわよ。凄い女の子らしくて可愛いじゃない」


「そうだな。マリアはドレスも似合うよな……もともと顔立ちもいいしもっと女の子らしくすればいいのに」


「マリア綺麗なの!とっても似合うと思うの!」


「はぁ、似合うと言われると余計凹む」


「なんでよ?」


「それはそうとシス姉達は午後は何をするんだ?」


「えっ?マリアと一緒に晩餐会に出るんだけど?」


「じゃあシス姉も早くドレスに着替えないと」


「あぁ、私は修道服のままでいいって言われてるから」


「俺も晩餐会に行くぞ。俺も服は修道着でいいって言われてる」


「もしかして、イリアもか?」


「イリアも晩餐会に出ていいってアンジェリカさんが言ってたの。すっごく楽しみなの」


「はぁ、イリアも出るのか……どうせ修道服だろ……皆はいいよな。楽そうで


「いいじゃないマリアだっておしゃれできて」


「私がおしゃれして誰得だよ」



マリアはそう言ってのんびりと迎えを待つ。


しばらくすると1つの馬車がやってくる。


やたら高そうな馬車にあっけにとられるマリア達だが、しばらくするとスザンヌ修道院長とアンジェリカさんが出てくる。



「おう、マリアドレス似合ってるじゃないか」


「アンジェリカさんも修道院長も修道服なんですね……羨ましい」


「羨ましいってドレス着れるマリアの方が裏覚ましいだろ。とりあえず今日の付き添いは私と修道院長だ」


「皆さん修道女としての振る舞いをするように」


「えっと、おれは修道士なんですが?」


「貴方も同じよ。修道士として振る舞いなさい」


「はい。わかりました」


「では皆さん馬車に乗ってください。6人乗りなのでギリギリですが、子供が多いのが救いですね」



そう言うとスザンヌは馬車に乗る。


そして、マリアとイリア、シスタリアとエミリアが入る。


最後にアンジェリカが周囲の確認をして、やっと馬車は出発する。



「なぁ、アンジェリカさん?」


「なんだマリア?」


「町まで徒歩30分だった気がするんだけど、馬車って必要か?」


「聖女が徒歩で行ったら問題でしょ。だから馬車を手配したんです」


「俺は別に徒歩でも良かったのにな……」


「そんな事したらドレスの裾が泥だらけになっちゃうでしょ?それにヒールじゃ歩きづらいでしょ?」


「それはおっしゃる通りなのですが……まぁ、行っても無駄か……短い馬車の旅を楽しみますよ」



マリアはそう言って馬車から外の景色を見る。


ちなみにイリアも景色に興味深々らしく、さっきから窓の外を見ているのであった。

ここまで読んでくれた方ありがとうございます。


今回は区切りがよかったので短めになってしまいました。


どうしても晩餐会では色々と書かないといけないので、晩餐会まで書くと文字数がやばいのでやめました。


次回は当然晩餐会の話。


今回はゲストではなくホストという面でも重要です。


では次回をお楽しみに♪


感想待ってます。


気軽に書いてもらって結構なので感想お願いします。


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