キャラクター紹介
ブックマークや評価によって応援してくださった方々に感謝ですm(__)m
今回は、予告通りに『キャラクター紹介』となります。
見なくても大丈夫ですが、本編では詳しく紹介していない部分もあるので、見た方がより楽しめる……かも?
『小鳥遊 博雅』
種族・人間、年齢・17、性別・男、通称・タカ
今作の主人公。身長170と少しで中肉中背。黒髪黒目、割りと何処にでも居そうな平均的な日本人の外見で、顔も整ってはいるものの言うほどイケメンと言う訳でも無いモブ顔。
しかし、その正体は、戦乱の世から代々伝わって来た古流の殺人術であり、数多の戦場を槍一本で荒らしてきたと伝えられている武術、『飛鷹流古式槍術』の当代伝承者であり、自身もその修行の過程で幾人も手に掛けて来た為、『武人』として何時戦場で果てても良い、と常日頃から覚悟を決めている。脱ぐと意外と凄い(色んな意味で)
どちらかと言うと、一対一の戦闘を好む傾向にある。
本人曰く『今更人殺し程度では、罪悪感何て感じない』との事だが、それは師匠である祖父からの『修行』と称した『生き地獄』にて、文字通りの極限状態を幾度となく受けさせられた為に、自らの生存と仲間の安全を最優先する様に思考が組み立てられてしまっているからである。そして、それと同時に、その『生き地獄』にて一定割合で『人間性』も喪っている。その為、友情は感じるし、信頼もするのだが、今一他人に興味を持つことが出来ないでいる。また、異性に対して性欲は感じるし、触れ合えばドキドキもするのだが、感情としての『愛』や『恋』を理解出来ないでいるのだが、本人にはあまり自覚が無い。後述の女性陣と一定以上の関係になっていない理由の一つでもある。
自身が習得した(させられた)武術が槍術である事もあり、主に使うのは槍だが、流派自体に統合されている為、その気になれば小太刀や体術、そして本編では触れられていないが一応刀も扱えはする。
また、その修行の過程で、幾度となく互いに助け合って生き残って来たタツとレオを、ほぼ無条件で信頼している。
ヴァイツァーシュバイン王国によって、軍事利用目的で異世界『ソフィア』へと高校のクラスメイト達と共に召喚されるが、召喚した側のミスによって無人島へと召喚される事となる。
召喚された先の無人島で、一部のクラスメイトとサバイバル生活を送る事になったのだが、島の探索中に好奇心からトラップに嵌まり、島の地下で繋がっていた『試練の迷宮』に捕らわれて、半ば強制的に探索する事となる。
その『迷宮』の中で後に仲間(従者?)となるリンドヴルムと死闘を繰り広げ、仲間と共に討ち取る事には成功するものの、自身もほぼ死体と変わらない状態になるが、リンドヴルムの気紛れによって助けられ、死闘の最中で失っていた左腕と左目を取り戻す。
無人島をアシュタルトの手引きで脱出した後は、自身を召喚したヴァイツァーシュバイン王国と敵対している『魔王国メレゲトン』にて冒険者として活動する。現在『青銅級』。
必要とあれば、例え相手がクラスメイトであろうと、女性であろうと見捨てるし、そうするしかなければ平然とその手に掛ける事を躊躇わない冷徹な一面も。
割合と、この異世界生活を気に入っており、帰れる……かも?と言われているにも関わらず、『ソフィア』世界に於いての地位を確保しようとしたり、幼馴染み二人と何やら企んでいる様子。
元の世界に居た時に、師匠である祖父に手合わせの度に毎度叩き伏せられており、何かにつけてまだまだだ!と言われていた為に、自身の実力を低く見積もっていたのだが、実は祖父が世界でも上から数えた方が早い程の実力者であり、その祖父が殆ど『本気』で掛かっていた為に負けていたと言うだけで、実は言う程弱かった訳ではない。むしろ、元の世界でも『準最強クラス』の実力は持っていた。
元々、修行と言う名目の拷問によって、全身に刻まれた傷痕を隠す為に常時長袖の服装をしていたが、現在は変質している左腕(所々に鱗が残り、爪の付き方が爬虫類のソレになっている)を隠す為にも、長袖でいる事が多い。また、左目も変質しているため、普段は眼帯で隠している。
一人称は『俺』。
本人は否定しているが、歴とした戦闘狂である。
割りとテクニシャンなモフリスト。
メインウエポンは、基本黒地に朱で炎の様なレリーフが刻み込まれている槍で、昔からの相棒である『朱烏』。
一定以上の信頼を寄せている人物は渾名で呼んだりするが、基本的には名字+『さん』付けか、もしくは本人が指定した呼び方で呼ぶ。
逆に、クズ判定やゲス判定を頂いてしまったモノも、胸中や本人に対して侮蔑的な渾名で呼ばれる事がある。
『藤居 辰郎』
種族・人間、年齢・17、性別・男、通称・タツ
主人公の幼馴染み。2mに迫る長身に巌の様な顔立ち、常時細められた糸目で感情が判断しにくく、口数も少ない為に嫌煙され気味だったが、基本的には穏やかな性格をしている。
主人公と同じ様に、師匠である祖父から、戦国の世に端を発し、刀折れ矢尽きても尚相手を殴り殺して戦い抜く為に開発された古流武術である『古流甲冑式組手術』の流派の一つである『蛟流組手術』の当代継承者。
一対多の戦闘の方がどちらかと言えば得意。
自身が高燃費で大食いである上に、出来るだけ旨いものを食いたいと思っていた為か、昔から自身でも色々と調理したりしており、今では料理研究が趣味となっている。
幾度もぶつかり合っては殺し合い、窮地に陥らされては助け合って地獄を生き残って来た経験から、ほぼ無条件にタカとレオを信頼している。
召喚された無人島で、主人公一行がトラップに嵌まる原因を作る事になったバカその2。(ちなみに、その1は主人公)
主人公と同じく、異世界『ソフィア』を割合と気に入っており、何やら企んでいる様子。
主人公と同じ様に、毎回師匠に叩きのめされてはいたが、それでもそこそこは強いハズだ、と認識していた為、主人公よりは自身を過小評価してはいない。
元々、主人公と同じ様な理由から、常時長袖の服装をしていたのだが、世界が変われば常識も変わり、周囲がそれほど傷痕に過剰反応を示さなくなった為、最近は気温に合わせた服装をするようになっている。
一人称は『俺』。
普段は口数が少ないが、焦ったりキレたりすると口数が増える傾向にある。
意外と手先が器用。
メインウエポンは、防具であり武器でもある、群青に近い色をした籠手である『龍燐』。
基本的には名字の呼び捨てか本人が指定した呼び方をするが、一定以上の信頼を寄せている相手であれば渾名で呼んだりする。
『神埼 礼於』
種族・人間、性別・男、年齢・17、通称・レオ
主人公の幼馴染み。身長が150程しか無く、童顔で常にニコニコと笑っている事もあり、基本的に年齢の通りに見られる事が無い。
主人公と同じく、師匠たる祖父から古来より存在し、戦国の世にて名を上げた『忍び』や『暗殺者』達の技術の源流である暗殺術を伝授されている。
主に投擲による遠距離攻撃を好んで行うが、一撃離脱による強襲も得意としている。
一子相伝で継承されて来た技術なので、基本的に自ら流派を掲げている訳ではない為、特に何か名前が有る訳ではないのだが、裏の世界では『暗流』だとか『狗流』だとか『最古の暗殺術』だとかの通り名が付けられている。
師匠たる祖父達が知り合いだったために、合同で修行と言う名目の拷問を幾度となく受けさせられた為に、協力しないと生き残れない様な状況が連続し、その度に力を合わせていたら何時の間にか今の様な関係性に落ち着いた。一応、二人の事は信頼はしている。
普段はニコニコとして、間延びしたような喋り方をしているが、どちらかと言えばそれは演技で、本性としては割りと冷酷で攻撃的である。
主人公と同じく異世界『ソフィア』での生活を気に入っており、何やら企んでいる様子。
二人とは違い、幾ら師匠に罵声を浴びせられながら叩き伏せられても、自身の力量を見誤らず完璧に把握しており、三人の中で唯一自分達が『怪物』の域に手を掛けていた事に気付いていた。
主人公と同じ理由から、常時長袖の服装をしていたのだが、元の世界とは違い、本気で常時警戒しておかねばならない環境に置かれている為、身体中に暗器を仕込む為にも、以前と変わらない服装を継続している。
一人称は『僕』。
普段は間延びした口調だが、本気になったりだとか、演技を止めた素面の状態だと、語尾が取れてやや粗暴な言葉使いになる。
メインウエポンは二刀一対の小太刀であり、真っ白な刀身が特徴的な『虎爪・狼牙』。
基本的には名字か相手が指定した呼び方に『さん』付けで呼称するが、タカとタツの二人だけは渾名で呼ぶ。
『乾 紗知』
種族・人間、性別・女、年齢・16
主人公達のクラスメイトであり、クラス委員でもあった。
男女共に好かれる稀有な人物。
出るべき所は必要以上に出て、引っ込むべき所は必要以上に引っ込んでいる、ある種の『理想のスタイル』であり、男子からはアイドル視されたり、ファンクラブが秘密利に作られていたりした。
もう一人のクラス委員である大神と幼馴染みであり、積極的にアプローチも受けていたが、本人にその気が無かった為に毎度断っていた。
だが、それでも諦めずに高校へと入ってからは、周囲を煽動して大小様々な窮地をもたらし、それを自ら助ける、と言った具合の『セルフマッチポンプ』を仕掛けられていたのだが、それの初期の段階で、偶然主人公が出会し、気紛れに助けた事が切欠となって会話する様になる。
必要を感じない時に限って付きまとい、本当に助けて欲しい時に限って周囲にいない幼馴染みとは違い、危ない時には助けてくれた主人公へと好意を寄せ始める。
本人的には、自分に『厭らしい視線』を向けて来なかった事も、高評価に繋がったらしい。
無人島へと召喚された際には、自身の体調不良を圧して周囲を纏めようとしたが、経験が無かったこともあり、結局ダウンする事に。
その後、主人公に助けられ、完全に『ホの字』状態に。
だが、主人公について行く決断をし、あのトラップで死を直視する段階まで行って、ようやく自らの恋心を自覚する事となる。
リンドヴルムによって魔法への才能を見出だされて手解きを受けるが、それまでは『迷宮』の内部で見付けた杖を鈍器として使用していた。
救出に来てくれたアシュタルトに対して、最初こそは警戒していたが、今では『師匠』と呼び慕うまでになっている。
それと同時に、主人公を廻る戦争に於いて最大の敵である、とも認識していたが、魔王よりカミングアウトされた『一夫多妻OK』の一言により、皆で取り敢えず主人公を落とす方向に舵を切る。
魔王国にて保護された後、主人公と共に冒険者をする事を希望するが、満場一致でお預けを食らう。
その後、どうにか合格を貰って冒険者を始めたものの、魔王城にて訓練していた時から粘着されていた相手から直接襲撃を受け、その後もそいつが流した情報により魔王国で冒険者を継続することが困難になった為、主人公達の昇級試験の会場でもある『獣人国』へと移動する事を決意する。
一人称は私。
訓練で会えない内に恋心を拗らせ、主人公の匂いが大好物な『匂いフェチ』となる。
メインウエポンは杖だが、主な攻撃手段とそしては魔法を扱う。希に、自ら接近して杖で撲殺する。
基本的には名字に『さん』付けだが、親しい相手は名前で呼ぶ。主人公も名前で呼びたいのが本心だが、まだ呼べていない。
『佐藤 寧子』
種族・人間、性別・女、年齢・24、通称・先生
主人公達のクラスの担任。今年から赴任してきた新任でもあった。
担当教科は世界史で、生徒からの人気も高かった。
スタイルも良く、成熟した大人の女性、と言った色っぽい雰囲気も持っている。
主人公達の事情(身体中傷痕だらけ、修行でちょくちょく拉致られる等々)を唯一知らされていた人物。
故に、最初は恐々と接していたのだが、次第に想像していたよりも扱いにくい生徒ではなく、むしろ自身に対して丁寧に接してくれる事に対して仄かな好意を抱く。
クラス委員と言う立場から接する機会の多かった大神が、自身のハーレムメンバーの一人であるかの様な接し方をし、一部の女子を除いた全員がそれに追随するかの様な態度を取る中、主人公達だけはそれまでと変わらぬ姿勢で接してくれていた為に、彼らとの会話が唯一の心のオアシスとなる。
無人島へと召喚された際には、自身も混乱する中で、パニックに陥った生徒達を落ち着かせる事に尽力するが、大神が男子を引き連れて勝手に行動し始め、乾が体調不良で倒れてしまう、と言った事態が連続し、自身がパニックに陥りそうになった時に主人公達が合流し、その場はどうにか落ち着く。
その後、どうにか主人公達を説得し、水場へと全員で移動しようと他の生徒達を説得しようと試みるも、大神に他の生徒が煽動され、その上に自身も大神に丸め込まれて一時は主人公達と敵対する様な立場になってしまう。
条件を破られて、完全に他の生徒を切り捨てて殲滅する方向で戦闘体制に移行した主人公達を見て大神達に見切りをつけ、主人公達へと再交渉し、希望者のみを同行することを許可させ、自身もそちらに合流する事にした。
暇な学生時代に、この手の小説(転位・転生モノ)を良く読んでいた関係か、比較的スンナリと事態を受け入れた。
サバイバル生活を続ける内に、主人公を『生徒』ではなく、『頼れる異性』として認識するようになり、あのトラップで、死に直面する事を切欠としてそれを『恋心』であると認識するようになる。
無人島へと救出に来てくれたアシュタルトに対して、最初は若干警戒気味であったが、年齢が近く、好きな物(酒)の話題で盛り上がり意気投合、『アシュトちゃん』と呼ぶ程の仲となる。
魔王国にて保護された後、主人公と共に冒険者をする事を希望するが、満場一致でお預けを食らい、訓練を受ける事となる。
一人称は『私』もしくは『先生』。
まだ社会経験が少ない事から自信が少なく、良く疑問形となる。
修行によって主人公と隔離されていた間に、恋心を拗らせて、恋愛対象が年下だった場合、相手をドロドロに甘やかす事に執着するようになる。
学生時代に弓道を経験しており、それに合わせてメインウエポンも『試練の迷宮』でリンドヴルムからドロップした大弓を使っている。
基本は名字に『君』や『さん』を付けるが、一定以上の悪意を見せた相手は呼び捨てする事がある。
『久地縄 時雨』
種族・人間、性別・女、年齢・16
主人公のクラスメイトで乾の友人の一人。
普段は黒髪を纏めてポニーテールにしているが、ほどくと腰まで届くロングストレートになる。意外とスタイルが良い。
友人である乾が主人公について行く、と宣言した為、それに付き合う形でクラスメイトからの離脱を選択した。
実家が『久地縄流居合術』と言う流派の道場を開いており、自身もその道場で鍛練を重ね、異世界『ソフィア』へと飛ばされる頃には既に『奥伝』まで至っており、あと少しで『皆伝』と言う処まで来ていたのだが、それでも主人公から言わせれば『まだまだ』らしい。
トラップに嵌まった際や、迷宮等で命の危機を迎えた際に、その尽くで救ってくれた主人公へと好意を抱くが、本人が自覚しておらず、無人島に居た時は、まだ友人である乾を応援するつもりだった。
しかし、魔王国の港街であるカーパルスに於けるベレトとの一件で、他の異性に触れられるかもしれない、と言う事への嫌悪感と共に、主人公への恋心を自覚し、謎の化学変化が脳内で発生した結果として、恋心を拗らせる事となる。
一人称は『拙』。
恋愛対象は、常に何処に居るのか把握しておきたいタイプ。
メインウエポンは刀だが、リンドヴルムからのドロップ品に刀があった為に、主人公から貰った物から取り替えている。なお、主人公から貰った方は、大切に保管してある。
基本的に名字に『殿』を付けて呼ぶ。
『阿谷 美樹』
種族・人間、性別・女、年齢・17
主人公のクラスメイトで乾の友人の一人。
180に近い長身とショートカットの髪型、部活動によって焼けた肌に『オレ』と言う一人称から粗暴そうな印象が先行するが、実際の処は大分面倒見の良い性格をしているし、スタイルの方も鍛えられてはいるが、女性らしい丸みを失ってはいない上に、とある一部分の激しすぎる自己主張により男性的な部分はあまり見られない。
一人称にしても、男兄弟(全て弟)が多かった為に自然とそうなってしまっただけである。
友人である乾が主人公について行く、と宣言した為、それに付き合う形でクラスメイトからの離脱を選択した。
自身には武術の心得は無かったが、転位によって得た『技能』や自身の身体能力によって超重量武器を振り回す様な戦い方を選択する。
無人島の生活にて、自身をキチンと『女性』として扱ってくれるのに、弟達の様に『女だから』と家事の類いを押し付けてくる訳でもない主人公(仕事の割り振り等は主人公のお仕事だった)に淡い恋心を抱くも、それまでその手の感情を抱いた事が無かった為に自覚しておらず、どちらかと言えば友人である乾を応援するつもりであった。
しかし、例の特大トラップに引っ掛かった時、主人公に助けられる乾を目撃した際に、正体不明の胸の痛みと、出来れば主人公に助けてほしかった、との思いが咄嗟に脳裏を過ってしまう。
それ以来、何となく主人公を目で追い掛ける様になるのだが、本格的に自分の気持ちに気が付いたのは、港街でベレトの配下に誘惑された際に『不快感』を覚えると同時に、『何であいつ(主人公)じゃなくて、こんな奴らに誘惑されてんだろう?』と思った事が切欠となって、自身の恋心を自覚する様になる。
一人称は『オレ』。
恋愛対象の世話は自分が見たいある種の『駄目男製造器』。
メインウエポンには、最初に主人公に出して貰った本来ネタ武器であるハズの例の『鉄塊』。
基本的に名字を呼び捨てにするが、極親しい相手は名前で呼んだりする。
『亜利砂 レイブンクロー』
種族・人間、性別・女、年齢・17
主人公のクラスメイト。
ロングヘアーの銀髪とスラリとしたモデル体型の高身長を兼ね備えたハーフ。
父方が某国の貴族の出であり、その関係で護身術兼教養として武術を学んでいる。
無人島にて選択を迫られた時、自身が生存出来る可能性が高そう、と言う理由から主人公達に合流する事を選択した。
その後、グループにてマウンティングを取るために、主人公へと模擬戦を申し込んだものの、四対一で掛かっても敢えなく敗れ、幾度となく地面を転がされる事となる。
無人島を脱出後、魔王城にて戦闘訓練を受けて能力を向上させ、冒険者として活動している。
一人称は『私』。
産まれ育ちの関係かお嬢様口調。(実際にお嬢様ではある)
メインウエポンは『試練の迷宮』で手に入れた『刺突剣』と『守護剣』。
基本的には、相手を名字に『さん』付けで呼ぶ。
『音澄 京香』
種族・人間、性別・女、年齢・16
主人公のクラスメイト。
小柄な体格と少ない口数からは予想出来ない程に、巧みな長刀捌きを見せる。
……地味に、自身の幼児体型を気にしている。
無人島にて選択を迫られた時、何となくこっちの方が良さそう、と言う理由から主人公達の方に合流する。
同じ長柄の武器使い、と言う理由から、主人公に手合わせを申し込むが、ほぼ一方的にボコボコにされる。
現在の目標は、取り敢えず主人公に一発当てる事。
魔王国にて保護され、魔王城にて戦闘訓練を受けた後、『お決まりだから』との理由から冒険者となる選択をする。
手先が器用で観察眼も優れており、主人公達が教えたサバイバルテクニックを一番モノにしている人物。
一人称は『私』。
口数が少なく、ややぶっきらぼうな喋り方をしているが、わざとやっている訳ではない。
メインウエポンは主人公が『技能』で造り出した長刀。
基本的には、相手の名字に『さん』付けで呼ぶ。
『桜木 奥瑠』
種族・人間、性別・女、年齢・16
主人公のクラスメイト。
大変小柄な上に童顔。そして、常に自信無さそうにオドオドしている様子から、ほぼ確実に年相応には見られない。主人公の『中学生くらい』と言う見立てが例外で、基本的には『小学生高学年』に見られればまだ良い方。
無人島にて選択を迫られた時、自身を含めた女子達に優しく接してくれた主人公達の方を、先生優しく乾と言った他の女性陣が選んでいた事を受けて、主人公達の方に合流する事を選ぶ。
戦闘面では、『試練の迷宮』で覚醒するまでは完全にお荷物だったが、能力の傾向的に後方支援に徹する方が向いていた事もあり、拠点にてその辣腕を振るう事となる。
無人島を脱出後、魔王国にて保護された後、魔王城にて戦闘訓練を受け、他の面子が冒険者を志望していた為に、同じく冒険者となる。
一人称は『私』。
自身が無いからか、やや吃りがちな話し方をする。
リンドヴルムの手解きによって魔法を習得するも、メインウエポンとしては『試練の迷宮』で入手した槌を使用する。
基本的には名字に『さん』または『君』付けだが、親しくなった相手は渾名で呼んだりする。
『リンドヴルム』
種族・黒龍、性別・メス、年齢・不明
主人公達が召喚された無人島の地下と繋がっていた『試練の迷宮』のボス。
その正体は、異世界『ソフィア』に於ける六つの属性(火、水、土、風、光、闇)を司る、六柱存在する『帝龍』の内の一柱である『黒龍女帝リンドヴルム』。
『試練の迷宮』のボスが討伐された際に、偶然近くを通りすがった為に、次代のボスとして強制的に引きずり込まれた。
一応、『達成不可能』にはならない様に、迷宮の方から力を抑制させれいた為、主人公達に敗北する事となったが、本来であれば主人公達が本気で掛かっていたとしても、欠伸混じりに殲滅する事すら可能であった。
死に際の気紛れで、死にかけていた主人公を癒し、その際に自身の血肉たる左腕と左目を移植し、仕上げとして『命の焔』(金色の焔)を浴びせかける事で、自身の『力』の一部を主人公に譲渡していたのだが、今のところそれを知っているのは本人だけである。
主人公が迷宮に対して、偶然にも復活を願った為に、超が付く程のミニマムサイズとなって復活を果たす。
その際に、迷宮によって主人公の魂に、自身が従者となる形で魂を紐付けされており、ある種の『従魔』の様な関係性となる。
自身を討伐するほどの『強者』である主人公を狙っており、番にする!と公言もしている。
一人称は『妾』。
長々生きているからか、何処か年寄り臭い喋り方をしている。
メインウエポンは自身の爪や牙、ブレス等。
自身の認めた者の名前は覚えるが、そうでない者はそもそも視界に入りすらしないタイプ。
『アシュタルト』
種族・魔族(サキュバス)、性別・女、年齢・22
魔王国所属の女性。
白い髪と赤い瞳が特徴的な、とてもグラマラスでセクシーな美人さん。
主人公達が召喚された島を特定し、救助するために駆け付けてくれた。
最初は、主人公に想いを寄せていた女性陣からは警戒されていたが、接する内に打ち解けて良好な仲となる。
港街の一件によって、自身が時たま産まれてくる『忌み子』であり、以前にその能力によって人を溶け腐らせて殺している、と言う過去を暴露されるが、主人公からの『貴女は貴女でしょう?』との一言と、後に思い違いであったと判明するが、その際に自らの手に行われた求婚(『ソフィア』に於いて、異性の手に対する口付けは『求婚』を意味する)行動にて、主人公へと恋慕の感情を抱く。
その後、魔王城での爆弾発言によって自身の感情をカミングアウトし、その後も継続して主人公達のサポート役に就く。
以前、大規模討伐依頼を受けた際に、軍の人間(魔族)が指揮を取る事となったのだが、その際に参加した冒険者達を使い潰す様な指示ばかり出していた指揮官に耐えかねて殺害し、実質的な指揮権を得る。
その後、その依頼を達成した功績によって『ミスリル級』へと昇級するも、同時に本人にとっては『汚名』でしかない二つ名をつけられてしまい、実質的に冒険者を引退する。
それを見かねた魔王によって拾われ、魔王直属の暗躍部隊である『影』へと入隊を果たす……のだが、主人公が冒険者に登録する際に自身も冒険者へと復帰しており、『影』の方は逆に引退状態にある。
一応、身体的特徴は多く持ってはいるが、種族的な『技能』を幾つか所持していない為、高位魔族としては認定されていない。
一人前は『私』。
恋愛対象とは常に触れ合っていたいタイプ。
魔法と格闘を融合させた様な戦闘スタイルを取るために、メインウエポンは特にない。強いて言うならばその拳。
基本的には相手の名字に『殿』を付けて呼ぶ。
『バアル=ゼブス・ベルゼビュート』
種族・魔族(バフォメット)、性別・男、年齢・28
魔王国国王。
主人公達が『ソフィア』へと召喚された事をいち早く感知し、救出を指示した。
あくまでも自分達の問題は自分達で、と言う主義である為、主人公達がこの世界(ソフィア世界)の住民によって強制的に呼び出された事に罪悪感を覚えており、自身に出来うる限りの最大限の便宜を図る。
ヴァイツァーシュバイン王国からは度々煮え湯を飲まされており、いい加減攻め滅ぼそうか?とも考えている。
高位魔族であり、本人の力量も、主人公達を推して『勝てるか分からない』とまで言わせる程である。
主人公達男性陣とは、何処か波長が合うらしく、ある種の悪友的な付き合いとなっている。
一人称は『余』。
一国の国王である故に、気軽に頭も下げられない事に不満を持っている。
『フルカス』
種族・魔族(デーモン)、性別・男、年齢・不明
魔王城執事長兼近衛隊隊長。
魔王からの依頼で女性陣を鍛えた。
本人的にも、彼女らは『孫』の様に見えていたらしく、時に厳しく、時に優しく彼女らを導いた。
一応、高位魔族。
『べリス』
種族・魔族(デーモン)、性別・男、年齢・33
魔王国所属の冒険者。
アシュタルトの知り合いで、彼女が復帰したと聞いて会いに来たら、見知らぬガキ(おまけに『人族』)と一緒に行動しているらしい、との噂を聞き付け、主人公達を寄生(強い冒険者に寄り掛かって自身の力量以上の功績を出そうとする行為)と勘違いして話し掛けた事が切欠となって交流を持つ事となる。
対『小鬼』戦線の功績にて、『ミスリル級』から『アダマンタイト級』へと昇級する事となる。
『鉄壁』の二つ名を持つ妻帯者。
『ウェパル』
種族・魔族(サキュバス)、性別・女、年齢・不明
魔王国所属の冒険者。
年齢不詳の美人さんでべリスの奥さん。
対『小鬼』戦線の功績にて、『金級《Aランク》』から『ミスリル級』へと昇級を果たす。
主に水系の魔法を使う魔法使い。
『レライエ』
種族・ダークエルフ、性別・男、年齢・不明
魔王国所属の冒険者。
べリスやウェパルと同じパーティーに所属している。
斥候から弓による狙撃、双剣による近接戦、と全距離に対応した戦闘が可能なオールラウンダー。
魔族のバンパイアである父と、妖精族のエルフである母から産まれたハーフなのだが、両方の親から中途半端に特性を受け継いでしまった事もあり、自身のはっきりとした『寄る辺』が無い事を嘆いていたのだが、主人公達からの提案で、新しく『ダークエルフ』を名乗る様になる。
対『小鬼』戦線の功績にて、『金級』から『ミスリル級』へと昇級を果たす。
『大神 真也』
主人公のクラスメイト。
乾の幼馴染みにして、クラス委員の片割れ。
スポーツ万能、成績優秀なイケメンであり、欲しいと思ったモノは全て手に入れて来た。
故に、自分に靡かない乾や、自身に対して全くもって興味を抱いていない様子の主人公達を快く思っていなかった。
無人島にて、他のクラスメイトを煽動して主人公達を拘束し、脱出した際には全て自分の功績にしてしまおう、と企んでいたが、アッサリと回避された上に、乾を初めとした女性陣も引き抜かれてしまう。
その後、主人公達が居なくなった隙をついて拠点を占拠し、従わない男子は殺して喰ってしまい、女子は性的に蹂躙し、おかしくなったら『肉』にしてしまう、と言った狂気的な行動を取る。
配下であった『猪戸 蓮司』と『巳道寺 靖久』と共に主人公達へと挑み掛かって来たがアッサリと敗北。巳道寺の魔法によって半死半生の状態のままに逃げ出すが、結局は三人揃って死亡し、ケンドリックによって回収される。
『ヴァイツァーシュバイン王国国王』
主人公達を『ソフィア』の世界に呼び出す様に指示した張本人。
無駄に歴史と国土だけは有る国故に腐敗しており、大真面目に『人族至上主義』と『世界統一』を公言しており、魔王国以外の国にも様々なちょっかいをかけている為、次々と国交を断絶されている。
『ケンドリック』
ヴァイツァーシュバイン王国宮廷魔導士長。
国王に命令されるがままに、主人公達を『ソフィア』へと召喚した張本人。
召喚した者達を、兵器として運営するために、改造する事も指示されていた。
アシュタルトと一足違いで主人公達の居た島へと辿り着くと、残されていた大神達の死体を回収して帰還した。
次回は、要望の有りました『用語集』の予定ですが、『コレの事を詳しく!』だとか『ここの部分ってどうなっていたっけ?』と言ったご意見・要望を頂けましたら、おそらく反映出来ると思いますので、かんそうらんまでお願い致しますm(__)m
面白い、かも?と思っていただけたのでしたら、ブックマークや評価、感想等で応援していただけると大変有難いですm(__)m