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修羅場×修羅場な学園生活  作者: 凪鏡也
愛と真実のルシフェル・ルシファー
12/15

第十二節 事情説明

あけましておめでとうございます。

これから修羅場×修羅場な学園生活をお願い致します。

Side 榊 修斗


 正義との話し合い? をした後、俺は薬局によって帰った。だが俺はさらに予想外の人物と鉢合わせる事になった。

 俺の家、マンションの目の前に我が校の制服を着た一人の女子。

確かあれは……


「こ、こんばんは……」

「あ、天月…美香…」


 俺の家、マンションの前に立っていたのは、一番最初にラブレターを送った人物天月美香だった。と言うよりも何故俺の家の前にいる!?

 いやそれより……こんな時間帯までずっと待っていたのか? それはとても悪いことをしてしまったな。

 もう辺りは真っ暗で、星や月が美しく耀き。そしてとても冷え込んでいる。それに…胃がやばいそれで一対一は何かマズい!

 しかもあの出来事をどう伝える?『ごめん、他の子に告白されちゃった~♪』・・・論外だ。しかも何だ最後の音符は自分でやって置いてなんだが気持ち悪いな

 いやそんな事よりどうしよう……?


「て、手紙……読んでくれた?」

「あぁ、一応な」

「そ、そっか……それで……返事……聞いてもいいかな……?」

「悪いがその前に家に上がらないか? ずっと待っていたんだろ。温かい飲み物を用意しよう」

「えっと…」

「……」

「お、お邪魔します?」


 何故か、天月は苦笑いをしているがどうしたんだ?


 俺は天月を連れてマンションのエントランスに入り、オートロックシステムに指紋認証と暗証番号を入力する。するとオートロック扉が開きエレベーターに乗って7階のボタンを押す。


 エレベーターで七階に上がるなか、俺達は無言だった。まだ告白の返事すらしていないと言うのに家にあげるとか、今思ってみれば凄いことしてるな俺。


 気まずい空気のなか、七階に到着する。長い廊下を歩き645と書かれたプレートのドアをのまで立ち止まる。

 ズボンのポッケトからスマホを取り出してレバー式ドアノブの上にある認証システムにかざす。するとピッ、と言う電子音が鳴りドアが開く。


「す、凄いハイテクなマンションなんだね。それにセキュリティも…」

「まあな。凄いのはセキュリティだけじゃないけどな。ほら天月」

「あ、は、はい…あの、その、お、お邪魔します」

「いらっしゃい」


 天月を家に上がらせ、リビングに通す。俺はバックを部屋に投げ入れてお茶の準備をする。


「凄い広いね。やっぱり家賃も高いのかな?」

「まあ、そこそこするかな。お茶は紅茶しかないが、それでもいいか?」

「あ、はい。大丈夫です」


 俺が紅茶を準備している間、天月は物珍しそうにリビングを見渡している。珍しいものなんてないと思うが?

 お盆に紅茶の入ったカップとソーサーに砂糖とミルクを載せて、リビングのソファーに座って待っている天月の所に行くと、天月は姿勢を正しくして座っていた。


「待たせたな。紅茶には、ミルクと砂糖どっちがいい?」

「えっと、ミルクで」

「わかった」


 俺は、天月の前に紅茶とミルクを置き、天月とは向かい合う形で座る。

 そして、またもや訪れる気まずい空気に、無言になる。うん、俺にどうしろと。この急に無言になる空気、俺から話そうか。あの五人についても。


「天月、あのラブレターの件なんだが」

「ひゃい⁉ な、なんでしょう⁉」

「返事の前にすまないがちょっと聞いて欲しい事があるんだが……?」

「……な、何?」

「……実は――」


 俺は、今日起きた出来事を包み隠さず話した。草凪に加え、他四名に告白された事。下手に誤魔化せば何が起こるかわからないからな。

 それを聞いた天月は当然とても驚いた顔で呆然としていた。

 まあ、そうなるか。親友が自分と同じ相手に知った上で告白しているんだ。俺も驚いている。それに今日転校して来た帰国子女に大女優、教師に生徒会長からも告白されたんだからな。


「……というわけで、すまないが俺は天月の思いにすぐ答える訳にはいけない状況なんだ。だから……」

「……榊君はどうする気?」

「ん……?」

「榊君は誰と付き合うの?」

「え、えっと……すまない。俺の中で答えは決まっているんだが、これは一度全員が集まってから告げようと思っているんだ。答えられなくて本当にすまない」

「榊君が謝らなくていいよ。そっか……それじゃあ、答えは決まっているけど、今は誰とも付き合う気が無いって事で解釈していいのかな?」

「ああ、そういう事になるかな…取り敢えず明日全員で話し合って……俺の答えを聞いてもらおうと……」


 情けないなぁ、本当に情けない…どうして、こんなにも…


「……そっか……分かったよ。明日、みんなで集まって、榊君の答えを聞くよ」

「あ、ああ……」

「それじゃあ、また明日。お茶、ごちそうさまでした」


 天月は、にこやかな笑みを浮かべて立ち上がる。俺は天月見送る為にエントランスまで降りていく。流石に真っ暗の中、女性一人を歩かせるのもどうかと思ったが、大丈夫だと言う事でエントランスまで同行した。天月は、そのまま何事も無かったかのように去って行く。

 帰る際になんかおぞましい空気を放っていたが……俺これからどうなるんだ?


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