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修羅場×修羅場な学園生活  作者: 凪鏡也
愛と真実のルシフェル・ルシファー
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第十節 クールな生徒会長

 俺は最後の目的地、生徒会室に向かいながらある事を考える。

 考え事とはもちろん手紙についてだ。しかし妙だ。確か生徒会室はそう簡単に入れるような場所じゃないはずなんだが?もしかして生徒会関係者か?

 まあ、言ってみれば全てがわかるな。何故この脅迫状をだしのか。


 生徒会室の前まで到着し、ノックをしようとした時、


「ッ⁉」


 俺は大きく後ろに飛び、背中を壁に預ける。

 何だ今の感覚は⁉ 殺気、か? 首を刈り取られる様な感覚。警戒しないとな。


「失礼します……」


 俺は警戒しながら生徒会室の扉を開いた。今度はノックをするのは忘れずに


 中には一人の女性。しかも相手は俺の知っている人物。と言っても知り合いというわけではない。

 何故なら相手はこの学院の生徒ならほぼ知っている我が校の生徒会長なのだから。


 姫島紫音。本当に日本人かと疑ってしまうほどの美しい俺と同じ銀髪の長い髪に、鋭く優しい目つきはまさに『クールビューティー』な完璧な生徒会長、

 と俺の親友の信也と隆也が熱く語っていたのを思い出す。確かにクールな雰囲気だな。

 悠斗に至っては姫島先輩に告白して振られたららしいが。


「遅かったわね。榊修斗君」

「何故俺の名前を?」

「生徒会長なのだから当然よ」

「さいですか…で、姫島先輩はどういった要件で俺を呼び出したんですか?こんな手紙で」

「ああ、それね。差し出人を特定されないようにしたのよ。別に物騒な要件じゃ無いから安心して頂戴」


 紛らわしいわ!こんな殺人予告にしか見えない手紙何か出すなよ。


「要件と言うのは天月美香さんの件よ。学院でも今大きな騒ぎになっていて、生徒会としても少しこまっているのよ」


 そんな大事になっていたのか…それは姫島先輩に悪い事を……いや、悪いのは俺じゃなくて信也だ。今度締めよう。生徒会を困らしたと言う事で


「これは生徒会としてもどうにかしたいのよね。あまり大事になり過ぎると、色々大変だから」


 なるほど…良かった。流石に五連続は無かった……もし五連続来たら俺の胃が死ぬ。いやそれよりも信也たちが血の涙を流しながら襲ってくるな。


「俺にできる事でしたら、協力しますよ。俺が原因でもあるので…」

「そう?良かったわ。では、私と付き合ってくれるかしら?」

「は――――――はい?」


 今何て言ったこの生徒会長。


「えっと…何をどうすればその結論に至るのですか?」

「だって貴方に恋人が居れば天月美香さんも諦めて、周りも騒がしくなくなる。それで万事解決、一件落着でしょう?」


 なわけあるか!俺が悠斗に襲われるわ!まあ、返り討ちにするが。


「いや何考えているんですか!姫島先輩はそれで良いんですか!」

「良いわよ。私としては愛しの人と恋人になれるなんて幸せだし」


 まさかの五連続だった!!

 もう嫌だ。こんな事なら紛争地域で傭兵をやっていた方がまだましだ。

 そもそも俺とこの人とは何の接点も無いはずなのに何故告白されるのか訳わからないよ。


「いや、何で―――」

「何で告白したかって?それは当然愛しているからよ?貴方には覚えは無いでしょうけど、私は好きだもの」


 もう胃に穴が空きそうになってくる。だいたい何でこの人は俺の事が好き何だ!何で頬を朱く染めているのだ!


「何故このタイミングで―――」

「それは学院の騒ぎも収められるし、愛しの人と近しい存在にもなれて、一石二鳥だからよ?」

「無茶苦茶過だ!」

「それで、アナタはどう答えるのかしら?」

「それは……」


 一日で五人の女子に告白されるという非日常を味わった俺は取り敢えず、姫島先輩に、事の次第を全て伝えた。


「なるほど……修斗君はそんなにモテモテなのね……予想外だったわ…」


 予想外はこっちのセリフだ。よりによって何の接点もない貴女に告白される事何て想像出来る訳が無い、しかも何故今何だ……前の四人もそうだが女子のその行動原理は何なのだ?


「これは……私が付き合うだけでは解決しないわね……」

「付き合うのは確定ですか……?」

「え、当たり前じゃない」


 真顔で言われた。何なんだこの人は?ホント次から次へと…本当に胃に穴が……


「……そうね、今度その四人と私、それに天月さんを交えて、話し合いましょう」

「因みに、何についてですか……?」

「それは私と修斗君の交際を五人に納得させる為よ」


 そこは誰が付き合うとかじゃ無いのだな、 

 それに俺の意志は無視か……


「まあ、後日話し合うという事で……」

「そうね。その時に他の奴らを黙らせましょうね?」


 …もう嫌だ。夢で終わって欲しいな……

 取りあえず俺は生徒会室を後にした。



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