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487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う  作者: こすもすさんど
最終章 真の異世界無双

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64話 セカンド・ボーナスステージ!

最終章始まりました。

 冥王ノーヴェンネアの討滅を完了し、ロスタルギアの里からフローリアンの町に帰還した俺達。


 冥王の討滅は完了した……が、その代わりに、魔王ヴィラムの肉体を乗っ取った怨念体――アリスが再び現れ、そして何処かの次元へと消えていった。


 問題を解決したら、それ以上の問題が現れたと言ってもいい。


 そんなわけで俺は、いつアリスが襲って来てもいいように、四六時中気を張っているわけで。

 夜に眠ることはあっても、それはごく浅いものだ、家に魔法結界を展開しているとは言え、アリスなら力任せで破ってくることもあるので、アリスの気配を感じたら0.001秒で戦闘態勢に移れるように。


 俺はどうせ殺されても死なないから、万が一アリスに心臓や脳を破壊されてもすぐ回復出来るからいいとして、俺に対する嫌がらせと言うか報復措置 (なんの根拠も理論も無いただの被害妄想)としてエリン達を狙う恐れもあるので、それは何としてでも阻止しなければならない。

 

 だが、そんな俺を嘲笑うかのようにアリスは一向に姿を見せない。


 まさか、俺に四六時中気を張らさせて、いずれ過労でぶっ倒れるのを待っているのか?

 だとしたら残念だったな、それが狙いなら最低でも十年は粘らないと勝てないぞぅ?


 憎い憎いしげねこを前にして十年間も雌伏の時を凌げるか?無理だろう、被害妄想の拗れで他人を陥れようとすることに何の躊躇も無いマジキチヤンツンメンヘラトレパクネットストーカー女がそんな長期間も感情のコントロールが出来るとは思えない。それが出来るならそもそもこんなことになってない。


 だからといって油断も隙もありゃしないがな……それに、存在を浄化しても他者の魂に怨念として寄生し、肉体を乗っ取るなんてチートを使ってくるときたものだ。


 うーむ、消すことも忘れることもできない、まさに悪夢の顕現体だな。


 マ ジ で い い 加 減 に し ろ よ 。


「ハァーーーーー……」


 幸せがタイムスリップしそうなクソデカ溜息、ひとつ。


「そんな溜息ついて、どうしたの?」


 プールサイドに備え付けれたチェアで寝転がっていると、水着姿のナナミが声をかけてきた。


「あー、この光景が眼福過ぎて、幸せの溜息をついていたところだ」


「それにしてはなんか、憂鬱そうだったけど……」


 何故プールサイドなのか、何故ナナミが水着姿なのか。




 その理由は、ここがアトランティカの屋内プール場だからだ。




 遡ること一週間前ほど、ロスタルギアからフローリアンに帰還した俺達であったが、その間にアトランティカのギルドマスター、エリックマスターからの文が届いていたのだ。


 その内容は簡潔に、『クロナとレジーナ、そろそろ一回くらいこっちに帰ってきなさい』と言った感じだ。おかんか。


 元々、クロナとレジーナはアトランティカのギルドから派遣されていると言う名目でフローリアンに滞在しており、定期的にアトランティカの方に戻ることもある、と聞かされてはいたが。


 オルコットマスターとの話し合いの末、向こうのギルドでも冒険者として依頼を受けることも含めて、俺達は再びアトランティカへの短期派遣を受けることとなったのだ。


 今回はクインズ、ピオン、ナナミ、エレオノーラも連れてのアトランティカ行きだ。


 ……ちなみに、冥王ノーヴェンネアの再封印のために肉体を持ってまでこの世界線に降りてきたエレオノーラとは、これにておさらばと思っていたのだが、何故か今回のアトランティカ行きにも同行している。


 本人が言うには、「やだ!せっかく人間らしいことが出来るのに長旅ばっかりでつまんなかったんですぅ!」と、天界のお偉方に駄々をこねたらしく、今回のアトランティカ行きも大層喜んでいたが、仮にも女神様なのにそんなワガママを許していいのか神々の皆さんェ……


 そこは俺が首を突っ込めるようなことでも無いので、エレオノーラが良いと言えばいいのか。知らんけど。


 まぁそう言うわけで、アトランティカに着いて、エリックマスターにご挨拶したら、案の定と言うべきか、前回と同じように屋内プール場と水着を提供していただいて。


 エリン、リザ、クロナ、レジーナの水着は前回も見たことはあるが、やはり破壊力が違うね……!


「こ、このような破廉恥な格好など……くっ、いっそ殺せ」


「そう?あたしは解放感があっていいと思うけど」


「クインズさんの"くっころ"、キター!」


「………………何故私だけスク水?」


挿絵(By みてみん)


 そして、クインズ、ピオン、ナナミ、エレオノーラも水着に着替えて……最高ですか?


 最 高 か よ 。






 まぁそんなわけで、みんながキャッキャウフフしてるのをエロオヤジの目線で、顔に出さない程度に鼻の下をだらしなく伸ばし、目をへの字にして涎を垂らしながらぐへへと気持ち悪い笑いを浮かべていると。


「アヤトくん」


 ふと、ナナミの後ろからエレオノーラが話しかけてきた。


「なんでしょう、エレオノーラ」


 むくりと起き上がって。


「オリジン様にも掛け合ってみましたが、今のところ、あのアリスなる存在は捕捉出来ていない、とのことです」


 オリジン様と言うのは、『創造神オリジン』――まぁ有体に言えばエレオノーラの上司みたいなものだ。

 天文学的数値の人数がいる異世界転生を司る神々、その全てを統べる"原初(オリジン)"。

 エレオノーラが言うには、そのオリジンでさえ七人の元老院の一角に過ぎず、その七人の上に立つ最高決定者――西暦日本で言うところの天皇と言ったところか――がいるらしい。

 らしい、と言うのはエレオノーラでさえ、オリジン越しにしかその存在を聞いたことがないとのことだ。

 天上界よりもさらに高次元――そこがどんな場所なのかは想像出来ないが、まぁきっとロクでもないところなんだろう。


「つまり、既に奴は"宇宙の外"へ出てしまったと」


「アヤトくんがアリスを浄化せしめたあの間際、どこぞの銀河の超新星爆発、その共振現象によって、付近にいた恒星間ネットワーク型高次幾何学存在の意識がネットから弾き出され、バックアップのネットワークに再接続する際に、ジャンクデータ化しつつあった"アリスさん"の意識が、偶然クレンジングなしでそのネットワークに取り込まれたというわけですね」


「そのネットワークにいたのが、エタられて魂魄化していたヴィラムと、その他大勢のエタられた魂達。そこが、多次元宇宙が集積した、"メモリーの墓場"――恐らくは既に滅んでしまった第二〜第五文明のいずれかでしょうね」


「なんかよく分かんないけど、アヤトくんとエレオノーラちゃんがすごい難しいこと話してる気がする……」


 ナナミ、君はあっちでみんなと遊んでなさい。


「アリスが他者の魂魄に寄生して肉体を生み出し、乗っ取ることが出来るとすれば……光に還そうが闇に墜とそうが、アヤトくんへの憎悪がある限り、何度でも復活する……かーーーーーっ、めんどくせぇ!てめーが"なろう大賞"に選ばれなかったぐらいで八つ当たりしてんじゃねーよクソが!これだから異世界転生チートハーレム無双悪役令嬢追放溺愛ざまぁもう遅い飯テロスローライフしか書けねぇ上に完結も出来んなろう系ユーザーは!だからてめーらはなろう系って他のサイトからディスられんだよ!」


「エレオノーラ、その発言はなろう利用者の皆様に対して完全に喧嘩売ってます、ご自重なさってください」


 尤も、その完結も出来ないなろう系ユーザーの尻拭いをやってるのが"俺"と言う高次元存在なわけだが。


「ゲフンゲフン……ともかく、あのアリスの動向が把握出来ない以上、アヤトくんも油断なさらないように」


「はいはい、御意御意」


 テキトーに生返事しつつ、もう一度ごろんとチェアに寝転がる。

 その場に残っているのはナナミだけだ。


「ねぇアヤトくん」


「ん?」


 前にナナミと夜を過ごした時もそうだったが、意外と着痩せするタイプだよなぁ。脱ぐとなかなかえっちぃカラダしてます。


「今、みんなの強さってどのくらいかって鑑定出来たりする?」


「あぁ、出来るぞ。――ディスクローズ」



 

 ―――


 ・エリン


 ・ランク…S


 ・レベル…303(限界突破)


 ・体力:A 筋力:B+ 俊敏:S 魔力:A 魅力:B 精神:A


 ・【固有スキル】…『愛と勇気の聖剣SP』:S


  …無償の愛と無限の勇気を併せ持つ心の力。「守る」と言う強い意志によって発動し、体力、筋力、俊敏、魔力のステータスが1ランク上がる。スキル発動中は右手から黄金色の光を放ち、意志が弱まると解除される。


 ・【固有アビリティ】…『勇者』:S


  …女神の加護を受け、神託の元に選ばれし者。知識、技術、経験の吸収率を大幅に高め、さらに与えるダメージが上昇し、自身が受けるダメージも軽減する。


 ―――


 ・リザ


 ・ランク…S


 ・レベル…252(限界突破)


 ・体力:C+ 筋力:D+ 俊敏:C+ 魔力:SS− 魅力:B 精神:B


 ・【固有スキル】…『アメイジングスペルSP』:S


  …魔法に対して深い知識と造詣を持ち、理解した上で使いこなす知力。全属性、全双属性の攻撃魔法が使用可能、防御魔法の耐久強度、持続時間を高める。


 ・【固有アビリティ】…『大魔法使い』:A


  …優れた魔法使いの因子を持ち、その潜在能力を解放した者。魔法攻撃によるダメージが上昇、さらに消費する魔力を半減する。


 ―――


 ・クロナ


 ・ランク…A


 ・レベル…207(限界突破)


 ・体力:B 筋力:B 俊敏:B 魔力:S 魅力:A+ 精神:B+


  【固有スキル】…『精霊の守り』:A


  …水の精霊ウィンディーネより授けられし霊力。回復・補助魔法の効果を増幅し、水属性魔法を無効化、さらに稀に受けるダメージを無効化することがある。


  【固有アビリティ】…『海巫女の一族』:A


  …水の精霊ウィンディーネを信奉する巫女の一族に連なる者。水の霊殿へのアクセス権を所持し、魔法によるステータス上昇率を高める。


 ―――


 ・レジーナ


 ・ランク…A


 ・レベル…207(限界突破)


 ・体力:B+ 筋力:B+ 俊敏:B+ 魔力:A+ 魅力:A 精神:B−


  【固有スキル】…『練達の呪術師』:A


  …非常に優れた呪術に関する能力。状態異常・弱体化を与える攻撃の成功率と効果を上昇させ、自身の状態異常・弱体化の耐性強化、悪影響を緩和させる。


  【固有アビリティ】…『海巫女の一族』:A


  …水の精霊ウィンディーネを信奉する巫女の一族に連なる者。水の霊殿へのアクセス権を所持し、魔法によるステータス上昇率を高める。


 ―――


 ・クインズ


 ・ランク…S


 ・レベル…198(限界突破)


 ・体力:A+ 筋力:A+ 俊敏:A− 魔力:F− 魅力:B− 精神:A−


  【固有スキル】…『騎士の誇り』:B


  …主君に忠誠を誓い、それを守り掲げることを誇りとする心の力。体力が減れば減るほど、与えるダメージを増加する。


  【固有アビリティ】…『ソードマスターSP』:S


  …剣技・剣術に関する極めて優れた才能・技量を持つ者。種類・形状を問わず、刀剣に当たる武器全てを使いこなし、刀剣装備時に与えるダメージを増加させる。


 ―――


 ・ピオン


 ・ランク…A


 ・レベル…182(限界突破)


 ・体力:B 筋力:B 俊敏:A+ 魔力:B− 魅力:C+ 精神:B


  【固有スキル】…『疾風怒濤SP』:S


  …短い間隔で攻撃を当て続ければ当て続けるほど、クリティカル率が上昇していく。さらに、クリティカルヒットの回数に応じて俊敏性も高くなる。一定時間攻撃を当てないでいると元のステータスに戻る。


  【固有アビリティ】…『森を識る者』:A


  …森林地帯の自然環境に対する適応力が最大になり、さらに草・種・実などの植物を口に含んだ際の回復・強化効果を増幅する。


 ―――


 ・ナナミ


 ・ランク…D


 ・レベル…131(限界突破)


 ・体力:B− 筋力:B− 俊敏:B− 魔力:B+ 魅力:C 精神:B


 ・【固有スキル】…『おえかき』:C


  …魔力を帯びた筆やペンなどを用いて、空間に描いたものを実体化させる画力。実体化を行うには魔力が必要となり、描いた絵に応じて消費する魔力が異なる。また、このスキルは発動回数に応じて成長し、ランクと効果が上がる。


 ・【固有アビリティ】…『異世界転生者』:B


  …何らかの要因によって別の世界からの転生・転移を受けた者。幸運期待値を上昇させ、自身にとって都合の良い状況を生み出す。


 ―――


 ・エレオノーラ


 ・ランク…―(冒険者未登録)


 ・レベル…0


 ・体力:E 筋力:E 俊敏:D− 魔力:B 魅力:A 精神:C


 ・【EX固有スキル】…『女神の加護』:EX


  …異世界転生の女神より授けられし加護。全ての受けるダメージを半減する。さらに幸運期待値を大幅に上昇させ、自身にとって都合の良い状況を生み出し、敵対者の幸運期待値を大幅に下げて都合の悪い状態を生み出す。任意で発動・停止させられる。


 ・【EX固有アビリティ】…『光の巫女』:EX


  …神々に仕えし光の巫女の一族に連なる者。天界へのアクセス権を所持し、全ての光属性攻撃で与えるダメージが倍加、自身が受ける全ての光属性攻撃を吸収する。


 ―――

 

 ・アヤト


 ・ランク…EX(計測不能)


 ・レベル…9999(計測不能)


 ・体力:SSS+(計測不能) 筋力:SSS+(計測不能) 俊敏:SSS+(計測不能) 魔力:SSS+(計測不能) 魅力:SSS+(計測不能) 精神:SSS+(計測不能)


 【EX固有スキル】…『真の異世界無双』:EX+


  …「俺が真の異世界無双だ!」1000の異世界を制覇した、並ぶもの無き真の猛者。敵の持つスキル・アビリティを全て無効化する。相手に無効化系のスキル・アビリティを持つ場合はその効果を打ち消した上で無効化する。任意で発動、停止させられる。また、この固有スキルは無効化されず、コピーすることも不可能。


 【固有スキル】…『破壊と滅亡の鬼神SP』:SSS+


  …遍く全てを破壊し、滅亡させる鬼神の暴力。全ての攻撃で与えるダメージが二倍になり、さらに体力が減れば減るほど与えるダメージが増える。任意で発動、停止させられる。


 『勝利と栄光の英雄SP』:SSS+


  …戦に勝利し、王国に栄光を飾った英雄の武力。全ての物理攻撃で1/4の確率でクリティカルヒットが発生し、連続でクリティカルヒットが発生すればするほど与えるダメージが増加する。さらに体力が減れば減るほどクリティカル率が上がる。任意で発動、停止させられる。


 『繁栄と豊穣の聖女SP』:SSS+


  …繁栄を司り、豊穣を齎す聖女の魔力。体力・魔力が常時大幅に自然回復し、回復・補助魔法による回復力、ステータス上昇率が倍化し、さらに敵対者の幸運値を大幅に下げて都合の悪い状況を生み出す。任意で発動、停止させられる。


 『鉄壁と巌窟の天母SP』:SSS+


  …鉄壁の守りと、巌窟のごとく動じぬ天母の魔力。状態異常を完全無効、全魔法耐性が大幅に強化され、全ての受けるダメージを半減し、さらにスキル・アビリティによる悪影響を受け付けない。任意で発動、停止させられる。


 『天恵と叡智の賢者SP』:SSS+


  …天からの恵みと、人類の叡智を兼ね備えた賢者の魔力。全ての魔法・魔術に必要な魔力量を激減し、さらに全ての攻撃魔法で1/4の確率でクリティカルヒットが発生する。任意で発動、停止させられる。




 【EX固有アビリティ】…『刻の超越者』:EX+


  …億千の世界を渡り、天下の森羅万象を識る者。天候・地形・物質・能力・感情・時間など、あらゆる概念を読み取り、記憶する。任意で発動、停止させられる。また、このアビリティは無効化されず、コピーすることも不可能。


 【固有アビリティ】…『スーパーオリジネイターSP』:SSS+


  …古今東西ありとあらゆる分野に長け、弱点の無い究極のオリキャラ。認識及び会得した全ての技能に関するランク・熟練度が最大になる。任意で発動、停止させられる。


 『パーフェクトオールラウンダーSP』:SSS+


  …遠中近ゼロ距離超長距離どのような間合いにおいても十全以上の戦闘能力を持つ完璧なオリキャラ。振れ幅のある攻撃が全て常時最大ダメージになる。任意で発動、停止させられる。


 『マスターオブジョーカーSP』:SSS+


  …世界を監視・調停する、最強のプロフェッショナルの称号を戴いた者。ありとあらゆる魔物を100%で、なおかつ最大最高の状態でテイムする。任意で発動、停止させられる。


 『チートイーターSP』:SSS+


  …世に蔓延るチート能力者を喰らう者。チート能力を持つオリキャラの能力を強制的に奪い、デメリットを無効化した上で自身の能力に加算する。また、一度奪ったチート能力を奪い返すことは出来ない。任意で発動、停止させられる。


 『明鏡止水SP』:SSS+


  …蟠りの無い、清水のように澄んだ心の力。任意で180秒間、与えるダメージと速度が三倍になり、受けるダメージを全て無効化する。覚醒時間経過後は、再使用可能まで12時間のインターバルが必要。さらに、EX固有スキルに『真の異世界無双』を持つ場合、覚醒時間が60秒延長される。


 ―――


 あ、やっべ、間違って俺まで鑑定しちゃった。


「………………なんかアヤトくんのステータスだけおかしいんだけど」


 しかもそれをナナミが見ちゃった。


「あー、まぁ、その、なんだ。これはあくまでも数値上のデータだから、実際のところとはまだ違うからな」


 一応、これでも辛うじて『この世界の範疇に収まっている』レベルだ。

 任意で発動・停止させられるって書かれているスキルやアビリティは、基本的に使ってないが。


「ま、まぁ、アヤトくんだし?これくらいは普通だよね、あははっ」


 ナナミがめっちゃ引き攣った笑顔をしてる。こわい。


 これほどのステータスがあっても、あのアリスが何を仕掛けてくるか分からんから怖いんだよなぁ。


 準備、対策、用意――できるなら全てしておきたい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] コメント失礼m(_ _)m ステータスがあらゆる意味で理不尽なアヤトェ………… やっぱりアヤトは規格外って、はっきりわかんだね
[一言] (;゜Д゜) 今回の話の大部分がステータスで埋まってやがる(;゜Д゜) いやアヤトくんだからしょうがないっすけど物語キラーな業ですねぇ。
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