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次は、葉っぱに魔力変換をかけてみる。ダメだったら加工だ。
でも、その前に鑑定だ。
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神樹の葉(中)
種類 葉
価値 ★★★★★★
攻撃力 50
魔力 500
状態 良質
持ち主 酸漿 時雨
神樹から取られた葉っぱ。
神樹は魔の森にある物で、魔の森の民にしか採れない。
大きさは、極小、小、中、大、特大がある。
薬の材料にもなる。
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薬の材料にもなるらしい。
でも、今ほしいのは服だ。
魔力変換は対象の中の魔力が変わるのか、魔力を込めると変わっていくのか、それが分からない。
まぁ、どっちもやれば良い事だ。
魔力が500入っていると鑑定では出ているので、布みたいになれ〜!と念を送ってみる。
葉っぱを触ってみる。
変わりはない。残念。
次は、魔力を送りながら布みたいになれ〜!と念を送る。
触ってみると…おお!布だ!
ピコン!
『加工のレベルが上がった』
でも加工の方もやってみようかな。
もう一枚葉っぱを取り出して…どうするの?
あ、スキルも鑑定できるかな?
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加工
加工時に自動で補助がかかる
補助の強さはレベルに比例する
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どうやら勝手に付くスキルのようだ。
じゃあ葉っぱを鑑定してみよ。
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神樹の葉の布(中)
種類 葉布
価値 ★★★★★★★★★★
攻撃力 1
魔力 500
防御 500
魔防御 500
状態 良質
持ち主 酸漿 時雨
作り手 酸漿 時雨
神樹から取られた葉っぱで作られた布。
大きさは、極小、小、中、大、特大がある。
加工をするには熟練の職人が行うか、とあるスキルを使用する事でしかできないため、貴重である。
布と同じように扱え、さらに防御率が高い。
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ちゃんと布になっていて良かった。
熟練の職人かスキル…魔力変換もってて良かったぁ。
さて、これを装備品にしよう。
洋服はここでは難しいし…ローブにしようかな?
布を切るのは、風魔法で出来るよね。
縫うのは…
「うにゃーん!」
「ピチチ」
2匹が帰ってきたようだ。
「おかえりー!」
ダモは爪を引っ掛けて、ぴーちゃんは空を飛んで上がってくる。
心なしか、ちょっと焦っているようだ。
ピコン!
『ぴーちゃんがあなたにアイテムを送信しようとしています。
受け取りますか?』
『ダモクレスがあなたにアイテムを送信しようとしています。受け取りますか?』
『どちらも害になるものはありませんでした』
受け取るを選ぶ。
『アイテムボックスへアイテムを送信しました』
このアイテムボックスには、上限がない。
いくらでも入るのだ。すごい。
「ぴー!」
「うにゃにゃーん!」
2匹が鳴いたと思ったら、ぴーちゃんが巨大化した。
あ、サイズ変化ってスキルあったよね。
そしてそのまま私とダモを乗せ、真珠の下に降りる。
久しぶりの地面…でも無い。落下した時地面にガンッ!は定番…というか避けられない。
でも、自分の足で立つのは久しぶりだ。
なんて少し感動していると、ぴーちゃんが引っ張って、神樹の前に連れて来させられる。
神樹には、蔦が絡んでいた。
紫色の、おどろおどろしいやつだ。
蔦を鑑定してみる。
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::::::蔦
種族 ::蔦
HP ::::::::/:::::::::
MP 3608/3608
◆ステータス◆
【筋力値 :::】
【器用値 :::】
【敏捷値 ::::】
【知力値 5】
【精神力 2】
◇スキル◇
【:: :】【::: 】
【:: :】
【:: :】
【:::::】【:::::::】【::】
◆特徴◆
::魔の森::::蔦::::寄生:::::::::::し:う
:::::神聖魔法:::::::::
:違::::::::::い
呪:::::::
神樹::::::::::唯一:::
寄生::::::::動:::
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文字化けしていて分からない。鑑定のレベルが足りない?
知力値と精神力、魔力が見えてるのは私より下だから?
ともかく、いいものではなさそうだ。
「ぴーちゃん、これは神樹の敵?」
ぴーちゃんが大きく頷く。
神聖魔法は、この蔦の弱点だろうか。
草なら火で焼くと良さそうだが…
「神聖魔法で攻撃するといいの?」
ぴーちゃんが頷く。
「火じゃダメ?」
ぴーちゃんがぶるぶると首を振る。まるで言語道断!とでも言っていそうだ。
神聖魔法は…ダモが持っていたはずだ。
「ダモ、これに神聖魔法をかけて?」
ダモはぶるぶると首を振り、私を指す。
「私がやるの?」
ダモばかりか、ぴーちゃんもぶんぶんと頷く。
じゃあやってみるか。
神聖魔法…
浄化する感じ?
「浄化!浄化!浄化!浄化!浄化ぁー!」
蔦が発光して、見えなくなる。
ピコン!
『神聖魔法のレベルが上がった』
『スキル【tokuda】を手に入れた』
『レベルがアップした』
『ステータス画面が更新された』
『称号【神樹の救い手】を手に入れた』
『スキル《隠蔽》を手に入れた』
『称号【下剋上】を手に入れた』
『ステータスが整理された』
『スキル《整理》を手に入れた』
『白の道を進んだ』
『黒の道を進んだ』
『灰の道が出現した』
『灰の道を進んだ』
『灰の道に統合された』
『:::道が現れた』
『:::道を進んだ』
『進化候補が増えた』