083 凄い身体してますね。。
浜寺、放出、泉、遥の四人は
トレーニングで温水プールに来ています。
しかしまぁ問題は色々あるようで…
「…プール班は大丈夫かな。。」
「あいつらいろいろ心配やからなぁ。。」
「…それよりお前ら自分のことを心配しろ!!
久々に来てみたら三人だけって…
みっちり鍛えてやるから覚悟しろよ!!」
「…千林さぁん。。
そんなに心配ならプールに行きはったら??」
「うるさぁい!!(; ・`д・´)
ボクはその…泳ぎは嫌いなのだ。。」
…はは。カナヅチでっか??('◇';)ゞ
まぁワシに笑う資格はないけど…
というかワシは…笑うことさえでけんけど…
でもとにかく千林さんが来てくれはったから
居残り班の練習は問題なさそうや。。
となると問題はプール班。。
一応、泉の問題は片付いたように見えたけど…
ここにはまだ…
妙なライバル関係は残っていたようで。。
「…しかし佐野よ。。お前のその格好見てたら…
なんや闘志が湧いてきたかもな。。」
「…ワシもや。。受けて立ってもええで…
プールでのこの格好は今年が最後やろうしな。。」
「……何を言うとるのかはわからんけどな。。
いいのか??俺は泳ぎも速いぞ…」
「…それはワシのセリフじゃ。。
水の中なら膝の故障も言い訳にはならんど…」
「…ぬかせ。。泉北のトビウオと言われた
俺の泳ぎを見て驚くなよ。。」
「…ワレはいつの時代の人間や。。
マ●スルマーメードと言われたワシの…」
「おおい。お前ら程々にしろよ。。
トレーニングはマジメにやってくれよ。」
「大丈夫だよ浜寺。メニューはこなすから!!」
「…競争相手がおる方が捗るってもんや!!」
「…(´・_・`)」
…というわけで…
放出と泉は激しい競泳バトルを繰り広げ…
まぁ想定以上の…
トレーニングをしたのは良かったけど…
『…驚いた。二人とも凄い泳ぎですね。。』
「まぁ俺に言わせりゃ素人だがな。。
なんとかトレーニングにはなってるかな…」
『…浜寺先輩ならあれより速く泳げますか??』
「おいおい。誰に口を利いとるんや??
水中で俺に勝てるヤツなんてそうはおらんよ。
あの程度では話にもならん。<(`^´)>」
『…そうですよね。。(*^^*)
それに浜寺先輩はマッチョですから。』
「はは…これでもだいぶ痩せたんやけどな。。」
『それより…佐野先輩もいい身体ですよね。。
でもあんなボクサーみたいなアスリート体型で
よく…女子高生してますよね。。(^^;)』
「…でも俺は泉より遥…
お前の身体の方に驚いてるんやけどな…」
『だからってイヤですよ。。
…そんなに見ないでください!!(;'n')/』
…それは…無理な注文や。。
だって遥の身体は…
魅力的とかセクシーとかやないけど…
…立派すぎるボディーやから。。
肩まわりは投擲選手以上で…
背中はボディービルダーみたいで…
腹筋は水着の上からでも六つに割れてて…
アキレス腱を断裂してからというもの
患部以外を徹底して鍛えたからと言うけれど…
「でもさすがに…逞しすぎ!!(/ω・\)」
『はい。腕力には自信がありますよ。。(^v^)』
「…おいおい。。
女の子の力自慢なんて知れてるやろう。。」
『…その言い方は酷いのでは??
…試してみます??(`・ω・´)』
遥のヤツ…無茶しやがる。。
駅伝部で一番の力持ちで筋肉マンの
浜寺相手に女子が腕相撲勝負??
けど…
『あーん。。負けちゃった。。(´・n・`)』
「…ウソやろ。。(;'∀')
適当に手加減しよ思てたのに…
本気になってしもうたやないか。(+_+;)」
あのマッチョな浜寺を本気にさせるって…
遥はどんな腕力しとるん??('Д')
とはいえこれ…必要な素養かもしれん。。
だって遥は男子駅伝の戦力。
男の世界で戦うことを心に決めた女や。。
つまり体力的な不利は言い訳にもならない。
男と同等の鍛錬をこなし…
同等の走りをする義務のある身やから。
ならばこの逞しさ…必要な素養かもしれん。。
とはいえ…それはあくまで言葉のあや。。
腕相撲に負けたのが本気で悔しかったらしく…
次の得物を探し始める次第で。。(・o・;
『おーい。。放出先パーイ。。』
「なんだよ阿倍野。。ゼィ…何か…用か??」
『佐野先輩との勝負はつきました??』
「…ああ。ゼィ…何とか…ゼィ…勝った。。」
『…じゃぁあの時の決着をつけませんか??』
「ゼィ…あの時の…ゼィ…何のこと??」
『これですよ。。腕相撲。(^^; 』
「…げっ…このタイミングで来る??(;o;)」
…放出…可哀想に。。
泉とかれこれ2キロ以上は全力で泳いで…
…体中がパンパンの状況で…
やる気満々の怪力女と腕相撲勝負って…
…勝ち目がないかも。。(´゜д゜`)
「…いいから…ゼィ…早く…泳いで来い。。」
『ええっ??だってまだ決着が…』
「…阿倍野…お前は何をしにプールに来た!?
泳ぐために来たんじゃないのか!?」
『でも私…カナヅチですよ。。(´'ω'`)』
「…(´゜v゜`)??」
…おおい遥…お前は…
なんでプールトレーニングを志願した??
結局…腕相撲は中止。。
浜寺がつきっきりでコーチすることになって…
なんとか25mを泳げるようにしたけど…
肝心の浜寺は練習にならなかったらしい。。
これは…プールも考えなあかんな。。
次からプールトレーニングは
浜寺一人に行ってもらうことにしよ。。
…サボるなよ。。
みんな々が戦える身体にあるのを書きたかったのに、
なんかグダグダになっちゃった、(-_-メ)
そろそろちゃんと走り出さんと。。
というわけで来週から…
駅伝部は公式記録会に出場します。('◇')ゞ
ちゃんとしたスポーツものが好きな方は
楽しみにして下さい。
コメディー好きの方にも…
小ネタは入れる予定にはしてます。




