能力強化機の話。1
二ヶ月ぶりですね。
能力強化機というものがある。
アビリティ・ブースターとか、スキルブースターとか、単にブースターとかって呼ばれることもある。
それは名前の通り、能力を強化したり、使いやすくする為に必要な媒体みたいなもので、能力によってその形は様々だ。
例えばそれは、銃火器だったり、楽器だったり、鏡だったり。他にも、本や眼鏡、鞄だったりもする。
なんで急にこんな話を始めたのかというと...
「お前ら席につけー。今日はブースターの話をするぞ」
授業でブースターについて学習するからです。
「ブースターが何かは皆知ってるだろう?今日は自分が何をブースターとするのかを考えてもらう。なんなら試作してもいいぞ。...あぁ、とはいえ銃刀法に違反しない範囲でな」
という適当ここに極まれりと言いたくなるような説明があって、それぞれ考える時間に入った。
私は、蒼空、亜夏巴、仁と一緒に席をくっつけて、話しながら考えることにした。
「ブースターねぇ。ぶっちゃけ無くても構わんと思うけどな」
ぶっきらぼうに言い放ったのは仁。
「そんなことないでしょー、仁くんの能力は触れることで発動するんだから、遠くの物は対象に取れないでしょ?」
「そうだよ、仁お兄ちゃんはそういう所で油断するからやられちゃうんだよ」
「その呼び方まだ続けるのか...まあ、遠くの物が対象に取れないってのはそうだけど、あんなのは屁理屈である程度無視できるんだけどな」
演習の時に、仁は20メートル近く離れた蒼空と亜夏巴を拘束していたけど、あれはあくまで地面伝いに能力を使っただけらしい。
「それにほら、イメージ通りに能力を使うのって意外と難しいじゃない?」
そう言ったのは亞夏巴。
亞夏巴の言ってることは至極単純、楽器を練習しないと指が回らないように、スポーツをするとき、想像通りに動けないように、能力を思いのままに操るというのは意外と難しかったりする。
「迅は無駄に天才肌だから、ある程度はできちゃうんだよね...」
「どやぁ」
「うっわ腹立つぅ...」
仁の完璧なドヤ顔にイラッとしつつ、話を続ける。
「とは言っても浮いてる相手とかには使えないじゃん。そういう時にね」
「しゃあねぇなぁ」
「1人づつ順番に考えろって黒板に書いてあるけど...誰のから考えよう?」
「公平にジャンケンで行こう。異論はないね?」
「勿論」「任せろ」「任せろってどういうこと...?」
「それじゃあ行こう、じゃんけんぽい!」
ぐー!
他の3人はパー。
「由莉の負け!」
「You Lose!」
「なんで負けたか明日まで考えといて下さい」
「くそー!ホンダに負けた!!!」
亜夏巴が困惑した顔で、
「よく分からないけど...由莉からでいい?」
と言った。
はい、大丈夫です。そういう意味を込めて頷いておいた。
今回から3.4回くらいこの話続くと思います。
なお設定詰めるのがめんどくsもとい大変なため投稿に大幅すぎる遅れが出たことには心からの、また、再発の可能性があるという事実と共にお詫びします。
とはいえ一年以上、なんなら2年くらい放置してたので気長にお待ちください。完結は生きてるうちにはしないと思います。それではまた次回。熱中症には気をつけて。




