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カエーリィア設定資料集  作者: 襾川いん
世界に住むあらゆるヒトとされる種族達
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ラッツ(鼠神) 精族性

ラッツ:鼠神、鼠男、鼠女、鼠人等々


やや小柄なすらりとしたスレンダーな身体に、大きめの鼠の耳と長い鼠の尾っぽ、背丈にしては比率が大きい足を持つ、精霊族の中でも珍しい血統を重んじる種族。髪の色は灰色が基本であり、古代から混血していないラッツ種の王族達は、金や銀、闇のような艶のある黒髪を持つと言われている。瞳は獣眼と通常眼が半々の割合で存在しており、他の種族の血が混じるとその他の特殊眼がオッドアイ、または両目に出現しやすい。または、隔世遺伝や先祖が宿していた特殊眼が出やすい為、両親やその祖父母よりも前の世代の特殊眼を持って産まれてくる事も多い。

背丈は男女共に平均で145センチくらい。大きめの鼠の耳を含めると150センチを少しだけ越す程度。細身の者が多く、多産で有名であり双子や三つ子の出生率が高い。

属性は親の属性を引き継ぐ事が多く、大半はサヤクー人に多い土属性や風属性である。また、両親の属性を引き継ぐ可能性が他の種族に比べて高いため、万能属性も引き継ぎやすい。その一方で、覚醒遺伝では属性の遺伝子情報は引き継がないようだ。

女性の方が人口が多く、出生率も男女では1対5と女系の家族構成であるためだとも言われている。他者の血を入れる嫌うため、ラッツ族の女性はラッツ族の男性とのみきちんとした婚姻関係を結ぶ。サヤクー共和国の習慣でもある、多数の婚姻を結ぶことも少なくはないが、その多くがラッツ族の男性、またはラッツ族の血が入ったハーフやクォーターに限るようだ。

しかし、その少ないラッツ族の男性を巡り、争うかと思われがちだが、自らの一族の繁栄のためか、一人のラッツ族の男性を複数のラッツ族の女性が共有し、重婚することで解決しているらしい。また、ラッツ族の男性は性欲旺盛であり、女性と違い他の種族に妻を持つ事も多々あるため、その事が度々ラッツ族の王族や貴族達の中で問題化している。

寿命はおおよそ六十年程と言われており、十三才頃から婚姻制度を利用して、サヤクー国内でも成人に値しない年齢であっても、妊娠→出産する者があとをたたない。

手先が器用であるため、衣服系のブレンドメーカーに勤めるものや、硝子ビーズなどの細かいものを扱うアクセサリー職人、または冒険家の資格を取り、その才能を活かして盗賊の職業を選び、トレジャーハンターとして、冒険者になり他の種族と共にパーティを組むことも多いという。

古い血筋を持つ王族の分家であった、銀髪を抱くチュウ一族の長男は何故かセイレーン・シレーヌの貴族の娘の目に留まり、幻霊族の国に帰化手続きをし、今では三人の娘の父親となっている。その三人娘の内、長女が有名な幻霊国メーリネ王国の陸軍の長である。


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