表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/57

お兄ちゃんの親友・涼くん4

何かひらめいた涼くんは意地悪な顔で言った

「はっはーん、お前、ひなを盗られて悔しいんだな」


「・・・お前と違ってひまじゃない。ひな、帰ろう」


お兄ちゃん、それ、図星ってばれるよ


しょうがない

妹を愛してくれるお兄ちゃんの願いを叶えよう


「涼くん、下ろして」

「えぇー、ひなはたまにしか会えない俺より毎日会える慎を選ぶのかよ」

「涼くんはでーとちゅうでしょ」

涼くんの腕から逃れ、お兄ちゃんと手をつなぐ

満足げに笑うお兄ちゃんと目を合わせ、笑う

「ち、違う!これは違うんだ!ひな!」


私たち3人がよくやる遊びだ

2人でもう1人のおやつを食べて

食べたのはもう1人自身だ、とからかったりして

ターゲットに弁解させる遊び


ほとんどのターゲットは涼くん


おままごとで私がドラマの不倫を真似てからかったのが始まりだ



事態がわかっていない松本さんが困っている


別にこの松本さんと涼くんが付き合っていても構わない


中学生の恋愛なんてほとんどが続かないし

ましてや学校も違う2人が長く続くとは思えない



「ほら、ひな、涼にバイバイして」

お兄ちゃんに促され、満面の笑みで言ってみた


「涼くん、ばいばぁーい」


「ひなー!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ