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幼馴染・玲くん3


「ひな!どこ行ってたんだよ!」

自分の組に戻ると、朝の室内遊び以降喋っていなかった玲くんに話しかけかれた

「ちょっときゅーけいしてた」

叡智くんのことを話すと面倒なことになりそうだし、とてきとーに答える


いつものむすっとした顔をした玲くんが

「俺に黙って、どっか行くな!」


ちょっときゅんとした


愛されてる


でも


勝手すぎる


「どうして?」

「!」

「どうして、玲くんに言わなきゃいけないの?ねぇ、どうして?」

「だ、だって」


玲くんは私をバカにしてる

ううん、私だけじゃなくて、他の子どもたちのことも

そのくせ、寂しくて仕方がないんだ


「だって!ひなは俺のだろ!」


また


きゅん


とした



泣きそうな玲くんの顔を見ながら、考える



室内遊びの時間は玲くんと遊んで

外遊びの時間は叡智くんと遊んで


ずっと傍にいたら叡智くんに嫌われちゃうかもしれないし


ちょうどいいか


「ひなはひなのものだよ。だからどこで遊んだって玲くんに言う必要はないの。でも」


私を睨んでくる玲くんに子どもらしく無邪気に笑って


「ごめんね、今度からはちゃんと言うね」


と答えておく



「と、当然だろ!」


生意気に答える玲くんはかわいい


でも王子さまじゃないんだよね



・・・離れる理由づくりしとかないと、な




叡智くんに恋しすぎかな?

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