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幼馴染2・叡智くん4


「ひなは叡智くんのこと好きだよ。大好き。だから、だから」


初対面で好きだとか嫌いだとか言っても許されるのは「子どもだから」


大人だったら

初対面で好きだの嫌いだの言っても信用されない


「だから、もっと叡智くんのこと知りたい!仲良くなりたい!」


と、大きな声で言った


赤ん坊の頃でも激しく泣かなかった私にとって

歌の時間でも上手に歌おうと子どもらしくない歌い方をする私にとって


感情的になって大きな声を出したのは初めてだった

その後も叡智くんの知りたいことを挙げたり、2人でしたいこと、行きたい所を言っていた

自分でも何を言ったのかはっきり覚えていない


満足するまで言い終えたときには


叡智くんは口をぽかんとあけてほうけた顔をしていた

しばらくすると、さっきまでの無表情に戻り、思案するように少し間を置き

「・・・・・・うん」

と、だけ答えた



何が叡智くんの心に届いたのか、わからなかったが

その後の外遊びの時間はずっと傍で話しかけても怒らなかったし、無視せず答えてくれた


あみ先生は私が叡智くんと仲良くなったことがよほど嬉しかったようで

その後の歌の時間やお弁当の時間を隣の組で叡智くんと過ごすことを薦めてきた

勿論、私としても嬉しかったので、お弁当を食べた後も少しだけ叡智くんと遊んだ


さすがにお迎えの時間には自分の組に戻るように言われた



自分の組に戻る前に叡智くんに聞いてみた


「叡智くん、明日もひなと遊んでくれる?」

「うん」


返事が早かったことが嬉しくて

「うん」と言ってもらえたことが嬉しくて


思わず


子どもらしく


なんて


忘れて


笑ってしまった


そろそろ玲くんの出番を・・・

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