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シーとピンク色のテロリスト  作者: ユッキー


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78/80

SCENE76



 《プロローグふたたび》



 地質学、地史学で地球の年代は、先カンブリア時代、古生代、中生代、ジュラ紀、白亜紀から人類が誕生した人新世(じんしんせい)へと移ってきた。

 人類が滅んだ後、あるいは数万年先を想像してみると、はるかな未来に知性を持った新しい生き物、もしくは宇宙から知的生命体がやってきて地球の地面を掘ったとき何が見つかるのか。

 恐竜の化石、三葉虫やアンモナイトの化石などよりも、やはりもっとも多いのは人類の痕跡のはず。アスファルトで覆われたたくさんの道路網や巨大なビル群などの大都市。土に還ることのない金属やプラスチック類や化学物質等々。

 地球は、未来の知性を持った新しい生き物や宇宙の知的生命体のためにも、もう少しだけ変わらなければならないのだ。

 だからこそ、ポニーテールにライトピンク色の大きな耳が垂れたブタの顔が真ん中にあるカチューシャをし、セレクトモカのピンクニットのディズニーコーデのワタシは、この地球のピンク色のテロリストになったのだ!





 《エピローグへ》



 年が明けた。

 ワタシは毎晩眠ることのない雑多な光によって薄められた都心の夜空を見あげていた。もちろんとなりにはシーちゃんがいる。

 はるか遠方からの使者千尋(チヒロ)ちゃんが残した《白い一等星があらわれるのを待っていて!》という伝言(ことづて)を胸に刻みながら……




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