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勇者LIFE 〜ある日突然勇者になった〜  作者: 漆黒の堕天使
第3章 幼少期 ビノイ剣士魔導士塾編
14/44

第14話 新たな家族

重大発表から6ヶ月が経った頃だろうか


俺はいつものように朝起きてジョギングに出かけた


いやぁーやはりこの景色は、最高だな


一面に広がる景色


前世で例えるならばスイスって感じだな


アルプスの少女ハ○ジ的な?


1時間ほど景色を眺めながら走って帰ってくると塾でもらった木剣を使って素振りと型をやる


ひと段落したらレイスさんが呼びに来る


「シルバー様、朝ごはんです」


うーんいつも思うがこの人は堅い


「あの、レイスさん、様はやめて欲しいんですけど」


「いえ、メイドたるものお使いしている主人様は敬わなくてはなりません。

そのご子息であるシルバー様もです」


そうかぁー

まぁそこは俺の我慢でどうにかなるしな


「そうですか…分かりました!

今日の朝ごはんはなんですか?」


「今日は昨日の夕飯の残りのクリームシチューと、ライ麦パンです」


「やったー!水浴びしたら行くね!」


「はい」



俺は水浴びを終えて食卓へ行く


そこへ起きてきたヘジスとベルがいる


「おはようございます、父さん、母さん」


「あぁおはよ、お前はいつも早いなぁ」


「当然のことですよ」


と言って俺はパンをスープにつけながら食べる


うーん美味い!


あっという間に食べてしまった


「ごちそうさまでした。」


「シル?ちゃんと歯磨きするのよ?」


「わかってますよ、そういうのは父さんに言ってください」


「なんだとー!シルー!」


「では!」


ヘジスの怒りを軽くかわし、俺は2階の自室へ向かう

着替えるためにだ



さぁ!今日もやってまいりました

シルバー・ヴォルクによる

コーディネートショー!!


さぁ今日のコーディネートは??


青い半袖シャツに

黒い長ズボンですねぇー


なぜ半袖なのでしょうか?ご本人に伺いましょう


なぜ半袖なのですか?


うーんまぁそうですねー

ローブを着るので暑いかなぁっと


おおー!

考えられてるんですね!




と、1人芝居をしながら着替える


リュックの中に紙とペンと、剣術の授業で使う着替えを入れる


おっといけない杖を忘れてしまった


杖は壁に掛けてある


よし、準備はオッケーだな


下へ降りて歯を磨く


イィ〜

うん!今日も真っ白だ



「行ってきまーす」


「あ、待って!お弁当忘れてるわよ!」


「あ、ありがとうございます」


「ヘジスと一緒には行かないの?」


「ええ、まぁ」


「あら、そう、なら行ってらっしゃい、頑張ってね!」


「はい!」



と、言って俺は家を出た


最近、俺は1人で行くことが多い

しかも早い時間に


なぜかって?

ソフィアの魔法の上達が早いから俺も

しっかりしなければならない


そんなこんなで塾について自主練を

スタートする


魔法陣のお陰で大型の魔法を使ってもあまり街に被害が出ることがない


まぁ新しい技も編み出した


風魔法と火魔法の混合魔法


名前は「『火炎爆風フレイムブラスト』」


まぁクソ強い


生成の仕方は至ってシンプルだ


まず火魔法で火柱を出してそこに風魔法で補助を入れる

そうすることによって

風が火を助けてくれるのだ


もう1つは水魔法と氷魔法の混合魔法で


名前は「『天罰結晶ジャッジメントクリスタル』」


名前がめっちゃ中2病だが、この世界にそんな概念は存在しない


この魔法は水魔法で辺りを湿らせ、氷魔法で一気に凍らせる感じだ


本気を出せば半径1キロくらいは凍ってしまう


あともう1つは風魔法だ、


しかしこの魔法はあまりに操作が効かないために使わない


だから名前もいらないだろう


と、そんな時、1人の先生が来た


多分、アニム先生だろう


「そんなに詠唱破棄でやっていて魔力が足りなくなったりしないの?」


「え?魔力って無くなるもんなんですか?」


初めて知った


俺は魔力が足りなくなった事はないからなぁ


「まぁな、魔力切れを起こすと重度の場合は死に至ることもあるのよ」


死!?

まじかぁ


まぁでも

俺は大丈夫そうだな


「へぇそうなんですか…

いいこと教えてもらいましたありがとうございます」


「うん、そろそろ授業だし戻ったら?」


「はい!」


俺は道場に急ぎ足でいく


ふぅ間に合った


着替えてるとすぐにグリフィン先生が来た


「よーし、みんないるな?

じゃあまず素振りからだ!始めい!」


「1!2!3!」


「もっと声出せ!

肩を使って素振りをしろ!」


「はい!」


いやぁー今日も気合い入ってるなぁ


おっと、俺も置いて行かれないようにしなければ…


「よーし、じゃあ少し休憩したら型に入るぞ!」


「はい!」


ふぅやっとだ


500本くらい振り終わると型に入る


ここで習えるのは水神流だ


四大剣術の火神流、水神流、雷神流そして、風神流


その中の水神流だ


水神流は流水の如き動きで相手を翻弄し、一撃を決める流派だ


「まず、皆んなが習っている水神流の基本を忘れてないか?シルバー!言ってみろ」


「はい、水神流とは流水の如き動きで相手を翻弄し、一撃必殺を決める剣です」


「そうだ、よくできた

だが、もう1つ言っておかなければならない水神流とは『流水が如くではない流水に成る』これが重要だ。

では型に入るぞ!」


へぇー

流水に成るか…


なんとなくかっこいい



そん感じで午前中の授業が終了する


「よーし、おひるきゅうけいに入っていいぞ。

午後はいつも通り1時間半後に始めるぞ!」


「はい!」


こうして俺は職員室に行きヘジスと一緒にご飯を食べる


そこでその日にやった魔法などを教えてもらう


それを家に帰って復習する


「なぁ〜シル?お前はもうこんな事しなくても強いからいいんじゃないか?」


「父さん、人は学ぶのを止めたらそこからなにも進歩はしないんですよ

だから学ぶのを止めてはいけないのです」


「そっか…ほら!もう行った方がいいんじゃないか?」


「あ、そうですねでは、行ってきます」



こうして俺はヘジスと別れて道場に行く


午後は実戦練習だ


まぁ最近は闘気も纏えるようになってきたし前ほど怖くはなくなった


闘気を纏っていても痛いものは痛い

治癒魔法でどうにかなるのだが


グリフィン先生は容赦ない


ボッコボコにやられる


正直剣術が上達してるとは思わない


そう思うほどグリフィン先生には勝てない


まぁこればっかりはどうにもならないんだよなぁ


「よーしじゃあ今日は終わりだ

また明日なー!」


おっともう終わりか…


さて、じゃあ帰るか!




そして俺は着替えて家路につく


ふぅ、今日も疲れたなあ



「ただいま〜」


「あ、おかえり!

今日もソフィアちゃん家に行くの?」


ベルが来た


「うん、まぁね

じゃあひと休みしたら行ってくる」


「はい、行ってらっしゃい」


ベルのお腹も大きくなってきた


そろそろ産まれるんじゃないか?


よし!ソフィアの家に行くか!




「こんにちはー!

ソフィアちゃんいますか?」


家から女の人が出てきた


「あら、シル君今日もきてくたの?

毎日はいいのに…」


「いえ、これが日課ですので」


「そう、もう少し待っててね」


「はい、」


すぐにソフィアが出てきた



「じゃあ行こうか?」


行くと言ってもすぐ近くの小高い丘の上だ


「うん!…ところで今日はなにをするの?」


「うーんそうだなぁ

詠唱破棄についてやってみる?」


「あ!やりたい!」


「そっかじゃ、やろうか」


「でも…やり方がわからないよ」


そうだ、忘れてた

詠唱破棄ってのはどうやるんだっけな?


まぁ俺は出したい技をイメージしながらやってるけどなぁ…


「じゃあー…

水弾をイメージしてみて!

その時に体の奥から杖に魔力を込める事!わかった?」


「うん、やってみる」


そう言ってソフィアは杖を前に出した


その瞬間


ビュンッと音を立てて水弾が俺の頬をかすめた


すっげぇ!

ヤベェ!

やっぱりソフィアは天才だ!


「ソフィア!出来たよ!」


俺は水弾の飛んで行った方を見ながら言った


だがソフィアから返事がない


「ソフィア?」


振り返るとソフィアが顔を赤くして汗をかきながら倒れてた


は!?

どういう事?


「大丈夫か!?ソフィア!!

治癒ヒーリング』」


俺は急いで駆け寄り治癒魔法をかける


しかしソフィアは起きない



くそっ!どうしたんだ!


俺はソフィアをおんぶする


「ソフィア!今すぐ家に連れて帰るからな!」


返事はない




「レミーナさん!開けて!ソフィアが!」


「どうしたの?あ!早く中に入れて!」


俺は家のなかに入り、ソファーにソフィアを寝かす


「すみません…僕のせいで」


「なにがあったの?」


俺は全てを話した


「そう…詠唱破棄をやったのね…

シル君も知ってると思うけど、多分魔力枯渇よ

まぁそこまで酷くないからすぐに起きると思うわ」


あ!

そういえばアニム先生が言っていたなぁ


「そうですか…すみませんでした

僕がやろうって言ったから」


「いいのよ心配しなくて

大丈夫だから

それにもう遅いし帰った方がいいわ」


外を見るともう暗くなっていた


「はい、ソフィアが起きたら謝ってたと伝えておいてください」


「ええ、わかったわ」


「よろしくお願いします

では、」


こうして俺はナックルビル家を後にした


くそったれぇぇぇ!!

くそっ!

ぁぁ!絶対に嫌われたぁ!



俺が落ち込みながら帰ると家が騒がしかった


ドアを開けるとレイスが走ってきた


「ただいま〜あ、レイスさん!聞いてくださいよぉ〜」


「シルバー様!いいところに!

先ほど奥様の陣痛が始まりまして!

お医者さんと産婆さんを連れてきて欲しいのですが…」


じんつう?


あ、陣痛ね!


ん?


って事は産まれるの!?


やったー!ついにこの日がやってきた!


「わかりました!」


と、言ったもののどこにいるのかわからない


よし!ヘジスに聞こう!


ヘジスはというとあいつはオドオドしながら家の中をうろちょろ歩き回っていた


なにやってんだよ…


「父さん!!なにやってんですか!

うろちょろしてないで手伝ったらどうですか!

あと、お医者さんと産婆さんの場所を教えてください!」


「うぇっ!?ええーと

多分2人とも東の村のはずれの病院にいつも通りいるはずだよ」


「わかりました。

とりあえず父さんはレイスさんになにが必要かとか聞いて、用意しといてくださいよ!」


「あ、あぁわかった」


と言って俺は家を出る


東か…あっちだよな?


どうやっていく?

走っても無理そうだし…


仕方ないあの魔法使うか…


そう思い俺は杖に魔力を込め、風魔法を生成

それを圧縮する


よし、こんなもんでいいだろう


俺は圧縮した風魔法を地面に放つ


その瞬間


「うぉぉぉ!」


俺の体は空高く舞い上がった


よし!

成功だ!

確か東だったよな


俺は空中でもう一度衝撃波を放つ


あった!病院だ!


ズドーーン


俺は病院の前に着地する


「おい!開けてくれ!今すぐうちに来てくれよ!」


俺は病院のドアを叩きながら呼んだ


すると、ドアから1人の老人が出てきた


「なんじゃね?もう終わりだぞ?」


「母さんが陣痛始まったから来てください!」


「君はどこの子じゃね?」


「僕はシルバー・ヴォルクです!

母はベル・ヴォルク!

いいから早く!」


「わかったわかったちょっと待ってなさい。

準備をしてくるからな」


よかった…

間に合いそうだ




まだかよ!

5分くらいたっても出てこない


イライラして立ち上がるとドアが開いた


「さて、行くかの」


そこにはさっきの老人と、産婆さんと思われる女の人が立っていた


「はい!

では、僕に捕まってください!」


「なぜじゃ?」


「いいから!近道いきます!」


と言って俺は地面に衝撃波を放った



ーーーーーーーー



「もう少しよ!!頑張って!」


「奥様!もう少しです!」


隣の部屋からレイスさんと産婆さんの声がする


いやぁー間に合ってよかった


あれから30分経っただろうか


「もう少し!」


「おぎゃーおぎゃー」


「よく頑張ったわ!」


隣から赤ちゃんとレイスさんと産婆さんの声が聞こえた


産まれたのか!

やっと俺にも兄弟が!!!


イヤッホゥー!






産まれたのは双子の妹と、弟だった


名前を妹にはベス

弟にはジルと名付けられた











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