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第七話「セツナ、始まる。」

【注:くだらない下ネタ多め】 セツナの前日譚。 DT3人組がバグによる事件に巻き込まれながらも、 正義の組織S.G.に加入する為奮闘する。 偶数話は友人のWadoあおいが担当しました。

さて、あの事件から数年の月日が流れた。

アレから起きな事件や進展もなく、キコという少女とそれに巻き込まれた3人の少年たちの話は次第に忘れ去られていった。

つるさめ「さてと…今日もパトロールか…。」

つるさめは、第一部隊の休憩室のソファにてくつろいでいたが、自分がパトロールする番が来て重い腰を上げた。

ぽちねこ「はいはい、さっさと行けーはぁ疲れた…」

つるさめとパトロールを交代したぽちねこはつるさめと入れ替わるようにソファに座った。

つるさめ「…って、あ…僕これとは別に任務あるんだー。」

するとつるさめは、同じくソファでくつろいでいたファボを見つめる。

ファボ「…なんだよ?…まさか」

つるさめ「変わって⭐︎」

ファボ「よし今度殺す。」

つるさめ「いやいや、マジであるんだって!頼むよ!今回だけ!」

ぽちねこ「受けてやれよー」

ファボは不服そうに顔を歪めたが、ため息をつき出入り口へと向かい始めた。

ぽちねこ「お、さっすがセンパーイ」

つるさめ「悪いな。」

ファボは変わらず不服そうに休憩室を出ていこうとした。が、

あおい「待って。」

その前にあおいに呼び止められる。

ファボ「?なんだよ。」

あおいは手に持ったレーダーを見つめながら呟いた。

あおい「レーダーでとあるバグを捕捉したんだけど…今までのとはなんか違うっていうか…」

ファボ「なんか違うだぁ?」

あおい「まぁ、少しパワーがでかいってだけなんだけど、一応私も行くよ。大惨事になったら困るからね。」

ファボ「ったく、物好きだな。自分から来るなんて。」

あおい「平和を守るため。だよ。」

ファボ「…今までとは違うバグ…か。」

ファボは自身の過去のことを思い返しながら、感慨深そうに宙を見つめた。

あおいもパワードスーツに着替えると、2人は休憩室を出たのだった。


さてしばらく移動した地点にて。

あおい「この辺りはなしか。」

ファボ「で、結局何だったんだ?今までとは違う感じのバグ反応だったんだろ?」

あおい「違うっていっても…基準より少しパワーが大きかったってだけだけど…まぁ確認しとかないとね。」

ファボ「いつもみたいにすぐ見つかんないのかよ」

ファボは文句を垂らすが、あおいはレーダーを睨むだけ。

あおい「パワーが大きい分、レーダーにも引っかかりやすくて範囲が広いんだけど、広いせいでその広い範囲からしらみ潰しに探さないといけないし、レーダーも曇ったような感じで表示されるから当てにならないんだよ。」

ファボ「めんどいな。」

ファボとあおいはまたしばらく移動する。が、とある地点であおいの足が止まった。

あおい「…この近くだ。」

ファボ「…どこだ…?」

2人は目を凝らしバグの亀裂を探すも、なかなか見つからない。

ファボ「本当にあるのか?そんなの…?」

ファボが疑い始めたその時!

パシーン!!!

大きな物音がなる!

あおい「!」

ファボ「おいおいまさか“ヴァーグ”が出たんじゃ…!」

ファボとあおいは急いで物音の方向へ向かう!

???「て、てめぇ!次学校来た時はお前の命が終わる時だからな!覚えとけよ!」

途中そう叫ぶ少年とすれ違う。

ファボ「…?ただの暴動か…?」

あおい「いや、けどどんどん反応がデカく…!」

あおいとファボは曲がり角を抜ける!するとそこには、バグによる亀裂と…中学生くらいの男の子がいた。

ファボ「…?」

あおい「あった…、そこ!何やってる!」

????「SGの人だ…やばい…」

その男の子はたじたじとしながらその場に立っていた。

????「いやいや、ぼこすのダメだし意識変わらん!…えぇ…ばぐぅ!?」

ファボ(なんだ…?誰と話しているんだこいつは…?)

あおい「バグって…お前まさかヴァーグでも飼ってるのか…?」

男の子はビクッとし、表情が固くなる。

????「ま、まさか…、…え?」

ファボ(今のうちに拘束…)

ファボが足を一歩前に踏み出したその時!

ビュュュュュンッ!!!

すると男の子は凄まじい速度で走り出す!

あおい「まて…!」

????「えぇぇぇぇぇ!?やぁぁぁぁぁ!!??」

男の子はそのまま走り去って行ったのだった…。

あおい「亀裂の目の前にいたけど…なんだったんだ?

ファボ「とにかく…あいつも気になるが、さっさと亀裂消して帰そうぜ…。」

あおい「うん」

あおいは亀裂に、亀裂を消すためのスプレーを吹きかける。が…

あおい「消えない…」

亀裂は消えるそぶりがなかった。

ファボ「おいおい、消えないってことは…」

あおい「うん、亀裂が消えない時はその亀裂を発生させたヴァーグが外に逃げたままな時。となるとあの男の子…ヴァーグ…?けど、あいつ自体は人間っぽかった…。どう思うファボ。」

ファボ「まさか一般のグリッチ持ちか。…だとしたら、報告書めんどくさいな…。あおいこれからどうすんだ。」

あおい「はぁ…ったく相変わらずめんどくさがり屋ね。そんなんだから童貞なのよ!」

ファボ「まな板には言われたくないな。」

あおい「とにかく、あの男は私が追うから亀裂の方は任せたわよ。一応あっぷるに報告しといて。考えがあるから。」

ファボ「あいよ。はぁ…つるさめとシフト変わんなきゃよかったなぁ…。そしたら今頃ぽちねことゲーム…。」

あおいは呆れたような顔で背中のジェットパックを起動し、空へと飛んでいった。

ファボ「一般のグリッチ持ち…もしくはあの時の少女と同じ…。」

ファボは表情は今までの脱力したような表情ではなく、決意を固めた表情となった。また、自身と似たような事件が起きているのかもしれない。

ファボ「…まさか今日がその日だなんて…もう同じことは繰り返させないぞ…。」

ファボはそう呟くと、亀裂の元へ向かう。

今、新たなストーリーが始まろうとしていたのだった…。


次回作 セツナ 第一話「バグ」

と

次回童貞のファボ第八話「ファボ、やはり童貞。」に続く…!

セツナっていう小説も見てね

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