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俺の高校の人魚 3
部活の練習を続ける走太の前に同じ水泳部の風切 大輔が勝負を挑んできた。
4時間ほどの部活が終了した。
走太にとっては4時間が8時間ほどに思えるぐらいに長い時間だった。
疲れ切った走太の前に速水が近づいてきて走太の顔に冷たいものをつける。
かき氷だった。
大泳高校の近くには有名なかき氷屋がある。そこのかき氷だ。
「炎城くん凄い泳ぎだったわね。私の目に狂いはな かったわね。
今日は疲れたでしょ?かき氷あげるわ私の奢りよ。」
速水が奢ってくれたかき氷を猛スピードで食べる走太
「泳ぎも速いけど食べるのも速いのね」
そういって速水は軽く微笑んだ。
走太は速水の微笑みに少し顔を赤らめた。
3日後
走太は水泳部の練習にも大分ついてこれるようになっていた。
ウォーミングアップを終えた走太の前に1人の男が近づいてきた。
彼の名前は 風切 大輔 (かぜきり だいすけ)
水泳部男子の期待の星だ。
「よおー炎城ー。大分慣れてきたようだな。少し勝負しねえか? 負けた方がかき氷奢りってことでさ。」
風切の挑戦状。受けない訳はない。
「望むところだ!おれも初日より結構成長したからなーー!」




