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融合した世界  作者: 安藤ふじやす
4.それぞれの三年間
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4-76.【大討伐説明会】

 前話あらすじ

 三月の初旬。いつものように冒険者ギルドに訓練場にやってきた彰弘は、そこで大討伐が決定したことを知るのであった。





「すみません。正午前からの組が長引いているようでして、もう少しお待ちいただけますか?」

 大討伐が説明されるというその日の正午過ぎ。

 彰弘の姿はパーティーメンバーのミレイヌとバラサとともに、グラスウェルにある冒険者ギルド北支部の建物内にあった。

 元々正午過ぎという時間帯は利用する人が少ないのだが、今は大討伐の影響により建物の中は更に閑散としている。建物内にある喫茶室で談笑している冒険者や訓練場に向かう冒険者の姿は見えるが、それもやはりいつもより人数は少ないようだ。

「そうか。まあ仕方ない。前の組が終わるまでのんびりしてるから気にしないでくれ」

 申し訳なさそうな顔の受付嬢にそう伝えた彰弘は、自分のすぐ後ろに立つ二人に喫茶室へ行こうと視線で合図を送る。そして再度受付嬢に番が来るまで喫茶室でのんびりしていることを伝えると、先に動き出した二人の後へと続いた。









 飲み物を注文して腰を落ち着けた彰弘たちの話題は、やはり大討伐についてである。もっとも大討伐というのは頻繁に起こるものではなく、記録に残されていたとしても推測の域をでないものであったが。

「少しだけ調べてみましたが、この国で……サンク王国でですが、一番最近で大討伐があったのは今から九十年ほど前のようです。場所は世界融合時に顕れた邪神により壊滅したディープリス領内でゴブリンの大討伐が行われたと記録にありました」

「そのときは確かキング級が二体だったかしら?」

「はい、そのように記されていました。相手の規模は三千ほどだったようです。幸い人里から離れた場所であったために人的被害は少なかったようですが、向かった討伐隊にはやはりある程度の被害は出たようです」

 全ての魔物がそうというわけではないが、ゴブリンやオークなどのように一部の魔物はある程度の数が一所に集まると、その中に群れを統制することのできる普通の個体よりも強い個体が誕生することがある。

 ゴブリンリーダーやゴブリンジェネラルといった彰弘も遭遇したことのある個体がそれだ。

 キング級というのもそれにあたり、だいたい一千体を超える群れとなると誕生すると言われていた。

 なお、ゴブリンでいうところのゴブリンメイジやゴブリンアーチャーは希少種と呼ばれる類であり、群れ統制のために誕生する個体とは区別されている。希少種は群れが大きくなくても存在が確認されているが、群れを統制する個体は一定上の群れの中にしか確認されていないからであった。

「キング級ねえ。どのくらいの強さなのかは分かるか? 強ければそれだけ倒したときに得るものは大きいだろうが、強すぎたらどうしようもないからな」

「実際に戦ったことはありませんが、だいたい下位個体の二倍だそうです。ゴブリンでいうならリーダー級は普通の個体の二倍の強さで、ジェネラル級はリーダー級の二倍といった感じらしいです。もっとも個体差はあるらしいですが」

「ジェネラル級の次がロード級で、キング級はその上だから……私だけだったら、そんなのとは戦いたくはないわね。少なくとも今は」

「二倍? 俺が戦ったことがあるのはゴブリンジェネラルだが、二倍どころじゃなかった気が。リーダーが普通よりも弱かったのか? いや最初のときは俺が弱かったのか」

 彰弘がゴブリンジェネラルと戦ったのは避難拠点に移る前に一時的に避難した小学校の校庭、そして冒険者として登録した直後の初依頼のときである。最初のときの彼はある程度ゴブリンを倒していて多少は強くなっていたが、あくまで多少であり危うく死にそうになった。しかし二度目のときは期間限定の加護のお蔭で体型が変わるほどの魔素を自分のものとし、段違いに強くなっていたため苦戦するどころかただの一振りで相手を屠っている。

 最初のゴブリンジェネラル戦が厳しかったために、彰弘にはその印象がまだ強く頭に残っているのであった。

「まあ、相手が何にしろ私たちがそのクラスと戦うことはまずないかと思います。これも記録や噂などからの推測でしかありませんが、ランクEとなってまだ経験の浅い我々の場合は魔物が拠点としているところの周囲を巡回し、その拠点で討ち損ね逃げ出した個体を狩る役目となるようですので」

「それなら少し安心かしら」

「キングとかが逃げださなきゃ、だな」

「嫌なことを言わないで頂戴。本当にそうなったらどうするつもりなのよ」

「いや、すまん」

 実際のところ、キング級などがいた場合は高ランクの冒険者が見つけ次第その個体の相手をするので、彰弘たちのような経験の浅いランクE冒険者が遭遇する可能性は無きに等しい。

 ともかく、彰弘たち三人は自分たちが説明を受ける番になるまで、大討伐についてなどの話をしながら時間を潰すのであった。









 どのくらい話をしていたか。

 大討伐についての話からただの雑談に移ってから少しして、ギルド建物の二階へ上がる階段付近から賑やかさが聞こえてきた。

「やっと前の説明が終わったようね」

 ミレイヌの言うとおりのようだ。

 彰弘が階段へと目を向けると複数の冒険者が降りてくるところであった。

 男女混合で年齢は十代半ばくらいから二十代前半くらいの者がほとんどであり、恐らく全員がランクEであると思われる。

「俺らのときは、多少話は短くなるかもな」

 グラスウェルでは百年以上なかった大討伐であるため、冒険者ギルド側も説明が上手くできなかったことで正午前の説明会が長引いたのだろうと彰弘は考えたのである。

「そうなってくれるといいのだけど……あら?」

「どうかしましたかミレイヌ様?」

「何となく見覚えがあるようなないような顔が暑苦しくなった身体でこちらに向かって来てはいなくて?」

 そのミレイヌの言葉に彰弘とバラサはそれらしき集団を注視する。

 全員が男であった。見事と言ってよい体つきをしているが、それが全部で六名。単独ならば良いが、それが複数となるとミレイヌの言うとおり確かに暑苦しく感じる。

「おひさしぶりですアキヒロさん。今日まで謝罪することもできなかったことをお許しください。私キリトはガイさんたちと一緒に行動し、それまでの自分が如何に駄目な人間であったかを痛感しました。本当に申し訳ありませんでした」

 初めそうではないかと思っていても、それが誰だか彰弘は確信が持てなかった。しかし謝罪をした彼の顔を再度確認し、それから自らの名乗りに加えガイの名前も出たことでようやく確信する。

 今、目の前で仲間と思しき男たちより一歩前に出て謝罪をした男は、以前ランクE昇格試験で一緒になったキリトであった。

 確信はしたが、以前とは何もかもがまるで違うキリトに彰弘は咄嗟に声が出ない。正直顔に面影がなければ分からないほどに、キリトは変貌していたのである。

「お、おう、そう気にしなくてもいい。それより大討伐の説明を受けてきたんだろ? 俺はこれからだが、お互い無理をし過ぎないで頑張ろうじゃないか」

「はい。ありがとうございます。これから仲間とともに準備にかかりますので失礼します」

 何とか声を出したが普段とは違う様子の彰弘を前にしても真面目な顔を崩すことなく、キリトは再度頭を下げた後で仲間とともにその場を立ち去る。

「変わりすぎではなくて?」

「同意します。顔に面影があっても別人であると言われたら、そちらに納得してしまう程度には」

 その様子を傍で見ていたミレイヌが呆気に取られた表情で呟きバラサが同意する。

 当然、彰弘も同じだ。

 そんな三人は受けた衝撃から復帰できないままに外に出て行く六人の背中を見送る。

 この後。彰弘たち三人が我に返り今日この場所に来た本来の目的を思い出し動き出したのは、喫茶室から人気がなくなり、受付嬢から困ったような声色でかけられた説明会への促しの言葉であった。









 彰弘たちが会議室に入り空いた席に座ってから程なく、服の上からでも鍛えられたと分かる身体をした男のギルド職員が声を出した。

「お待たせしました。それではこれから大討伐の説明を行います。とりあえず最後まで話を聞いてください。質問などは最後に纏めて伺います」

 この建物の中で一番広い会議室に集まった冒険者の数はおよそ五十名。

 男女比率は六対四ほどで、年齢層は一つ前の組と同じ十代半ばから二十代前半だ。中には三十代から四十代に見える者も僅かだがいる。

 ちなみに彰弘の見た目は実年齢よりは多少若く見えるが、それでも今会議室の中にいる大多数よりは年上だと分かる程度である。

 ともかく、大討伐の説明が始まった。

「まず大討伐の場所は深遠の樹海。そして討伐をする相手ですが、対象は恐らくゴブリンとオークとなります。それぞれ規模は五千と三千ほどと推測されます」

 会議室がざわめく。

 経験の浅いランクEからしたら、とてもではないが相手にできるとは思えない規模であるから当然の反応であった。

「静かに! まずは話を聞いてください!」

 相応に大きな声を出したギルド職員に視線が集まり、ざわめきが小さくなる。

「続けます。大討伐は全部で四種類の部隊に分かれて事にあたります。まず最も激戦となるであろう拠点を襲撃する第一部隊。次に魔物の拠点を囲むようにその近くで待機し拠点を襲撃する第一部隊の状況により臨機応変に拠点襲撃に加わったり、逃げ出した魔物の相手をする第二部隊。そして第二部隊の外側を巡回し、そこから漏れた魔物を狩る第三部隊。最後に我々の大討伐部隊の拠点となる場所を守るための第四部隊。大きく分けてこの四つで事にあたります。ここまではいいですね?」

 先ほどとは違い、冒険者たちはギルド職員の言葉を受け止め頷く。

 その様子を見たギルド職員は話を続ける。

「ではこの場にいる皆さんの役割ですが、あなた方は第三部隊として行動してもらいます。第一部隊と第二部隊が狩りきれなかった魔物を狩るのがあなた方の役目です。また先ほどは言いませんでしたが、巡回中に何か異変を感じたら拠点に設置する本部へそのことを伝えることも役目の一つとなります。第一部隊と第二部隊は大討伐となった相手に集中してもらいますが、あなた方はそれ以外にも注意を払ってください」

 深遠の樹海のゴブリンやオークが増加していることが報告されてから調査を行っており、大凡その魔物の拠点となる場所を把握している冒険者ギルドや領であるが、大討伐中に調査の段階では見つけられなかった別の拠点などが見つかる可能性がないわけではない。そしてその拠点があった場合、それにも対処しなければ大討伐が失敗となる可能性もなくはないのだ。

「深遠の樹海は広大で危険です。我々が把握した今回の対象とは別に拠点があるかもしれません。また把握している拠点から魔物が分かれて別の拠点を造っていることも考えられます。なので実際に大討伐を始めてからも周囲の様子に注意を払う必要があるのです。ですので、あなた方は漏れ出た魔物の狩りと平行して周囲の調査をもお願いします」

 一度話を止めたギルド職員は真剣に聞き入る冒険者たちを見回してから、更に話を続けるために口を開く。

「第三部隊となるあなたたちですが、大討伐が行われている間は五人以上の集団で行動してもらいます。大抵の人たちは今組んでいるパーティー単位での行動となります。五人未満のパーティーの場合は、こちらが指定した別のパーティーと組んでください」

 五人以上という指定に明確な根拠はない。ただ調査から導き出された大討伐が行われる場所の魔物の種類や数など、諸々の情報から第三部隊の役割は一つの集団が五人程度であれば遂行できるだろうと判断したからの人数だ。

 勿論、ランクの高いパーティーを巡回に使えればより良いことは言うまでもないが、そこはないものねだりというものである。今できる最良がこの結果であった。

 なお、この第三部隊に組み込まれる人たちの実力は当然ながら一定ではないため、冒険者ギルドは各パーティーの力量に応じて巡回させる場所を指定する予定である。

「では実際の行動予定です。本日から八日後……三月十五日の早朝、第一の鐘が鳴る時刻にグラスウェルの北門に集合。第二部隊と第三部隊の一部、それと第四部隊がまず出発します。その後、第二部隊と第三部隊の残りが出て、最後に第一部隊が出発します。この際、二番目に出る方たちと一緒に必要な物資も運んで行きます。そして二日をかけて大討伐の我々の拠点へと辿り着いたら、そこで一夜を過ごし翌日大討伐を開始します。なお、大討伐時の実際の行動については十五日の朝に各部隊率いる者から説明があります。また深遠の樹海の拠点に着いた後で再度説明を行います。ちなみに拠点設置については先行している一部冒険者と兵士の方々が既に着手しており、我々がそこへ到着するときには完成している予定です」

 現在、ギルド職員の言うとおり、多くの兵士と一部冒険者は先行して深遠の樹海に入り拠点の設置をしている。判明しているゴブリンやオークの集まる拠点から数キロメートル離れた場所ではあるが、場所が樹海の中であるだけに事前に設置をしておかないといろいろと不都合が出るのであった。

 なお、先行している人数は兵士がおよそ一千名で主に拠点の設置を行い、一部の冒険者である百名ほどが設置する場所の周囲を警戒している。

「さて、無事に大討伐を終えた後ですが、放って置くとアンデッド化してしまう可能性がありますので全員で討伐した魔物の解体を行います。そしてそれが完了したら回収できるものは回収し、残りは焼き払ってからグラスウェルに戻ります。報酬については依頼書に記載されていますので、それを見てください」

 一通りの説明が終わったのかギルド職員は用意していた水に口をつける。

 そして、喉を潤してから質問の受付を開始した。

「各部隊の人数はどうなってるんだ?」

「第一部隊は二千ほどでランクBが三パーティー。残りはランクCとそれに実力が近いランクDです。第二部隊も同じく二千程度。ランクCが十パーティー。残りはランクCに近いランクDと昇格目前のランクEです。第三部隊は千五百。第二と第三部隊に配属されなかったランクEで一定以上の実力のある方はここです。第四部隊は一千名で、ここに配属されるのは第二第三の部隊に配属されなかったランクEとなっています。なお、第一部隊に七百名、第二部隊に五百名、第三部隊に五百名、第四部隊に三百名の兵士が配属されます。また第四部隊には各教団からの神官が百名ほど参加します。……そうそう言い忘れていました。ファムクリツからもおよそ一千名がこの大討伐に参加します。こちらは全て冒険者で第一から第四とは別の部隊となります」

「報酬についてだけど、基本額はいいとして功績に応じてというのは?」

「そのままの意味です。例えばキング級を討伐した者にはそれ相応の報酬を支払うことになっています。なお、基本額分は大討伐に参加し戻ってきた者には必ず支払われます。また大討伐で得た魔物の素材などの売上げは、今回消費した物資分と功績者に支払われる分を除き参加した全員に均等に支払われることになっています」

「ゴブリンとオークの拠点には同時に襲撃をかけるのか?」

「はい。第一部隊は二つに分かれて攻撃を仕掛けます。第二部隊はその双方を囲むように、それと同じであなた方第三部隊もそのように配置されます」

 こうしていくつかの質問が出て、それについてをギルド職員が答えていく。

 そして冒険者側が声を出さなくなったのを見てギルド職員は、「もうありませんか?」と確認の声を出したところで、彰弘が手を挙げた。

「どうぞ」

「ゴブリンとオークの増減はどんな感じなんのか確認したい」

「それですか。それは現時点では明確な答えが出ていません。入ってきた情報によるとゴブリンの拠点とオークの拠点は、それほど離れていないとのことでしたから、我々が行くまでの間に数に勝るゴブリンだけになるかもしれませんし、個体の強さで勝るオークだけになるかもしれない。希望的観測から言えば共倒れになっていてもらいたいものですが、現時点では何ともいえません。ですのでどちらとも戦うことを考えて今回の大討伐は準備されています」

「なるほど」

 彰弘が納得の意を返した後、ギルド職員は再びもう質問事項はないかを確認する。

 そしてどこからも声がないと見ると解散を口にした。

「では、解散してください。三月十五日の早朝第一の鐘が鳴るったら集合です。それまでに各自準備をお願いします」

 冒険者たちが次々と会議室を出て行く。

 その様子を座ったままで彰弘たちは眺め、自分たち以外の冒険者が会議室の中にいなくなるとミレイヌが口を開いた。

「最後の質問だけど、あれは意味のあることかしら?」

「ちょっとだけ気になってな。何となく嫌な予感がしただけで、何かと言われても答えられないんだが」

「ポルヌアの視線がなくなったことも関係していたりする?」

 昨年から感じていた視線であったが、今年の二月に入ってからは一切それがなくなっていた。

 単純に諦めたとは思えず、彰弘は何かを企んでいるのではないかと考えていたのである。

「まあ、な。ともかく、ここを出ようか」

「そうね……って、何かしら?」

 彰弘が立ち、ミレイヌとバラサも立ち上がったところで次の説明会の準備をしていたギルド職員が声をかけてきた。

「依頼書には記載しているとのことですから、わざわざ言わなくてもと思ったのですが……」

「ん? ああ、回収のことか」

「はい。大討伐は出費が桁違いですから、ぜひにお願いします。ギルドの方でも魔法の物入れは用意していますが、何分口が大きくはないものでして」

「報酬額もちゃんとしてたし、断る理由はないから安心してくれ。そういや、あなたも大討伐には同行するのか?」

「ええ。一応、第四部隊所属で参加します」

 服の上からでも鍛えられている身体が見て取れるギルド職員だったので何気なく聞いた彰弘に、若干心苦しげにそうであると彼は答えた。

 自身が戦いから遠いとされる第四部隊であることに引け目を感じている様子が見て取れる。

「役割ってものがあるだろうし、そこは気にする必要はないと思うけどな」

「そうよね。拠点にいたって安全というわけではないのだし気にする必要はなくてよ」

「ま、そういうことだ。ともかく回収の件は承知した。後はお互い無事に乗り切るだけさ。ってなところで失礼する」

「はい、お願いします。ではまた」

 ギルド職員が再び次の説明会の準備に戻る。

 次の説明会には今回の質疑応答を踏まえた説明がされるのだろう。ギルド職員は説明することの書かれた書類に筆を走らせていた。

 なお、説明会で行われた説明内容は全てのそれが終わった後、纏めた物が大討伐参加者に配布されることになっており、各自が仕入れる情報に不足がないように考えられていた。

 ともかく、彰弘たち三人は会議室を出る。

 こうしてグラスウェル近くで百年以上ぶりの魔物大繁殖による大討伐に、彰弘たちは第三部隊として参加することになったのであった。

お読みいただき、ありがとうございます。


二〇一七年十一月 四日 十五時五十八分 修正

第二部隊の構成に抜けがあったので修正

第一部隊:ランクBが三パーティー・一部を除いたランクC・ランクCに近いランクD・兵士:七百名

第二部隊:ランクCが十パーティー・第一部隊配属以外のランクD・ランクDに近いランクE・兵士:五百名

第三部隊:第二部隊に配属されなかったランクEで、一定以上の実力のある者・兵士:五百名

第四部隊:第二と第三部隊に配属されなかったランクE・兵士:三百名

ファムクリツ側:一千名(ランクBからランクEの冒険者のみ)

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