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母へ  作者: 火水
22/25

初夢 2025

変な夢を見るのは、いつもの事


夢に母が出てくるのも、亡くなる前も亡くなってからも何度もあった


まぁ、自分の思い込みの強さなのか

母が娘の事を気遣ってくれているのか

よく分からないけれど、たいてい穏やかで優しい


(或いは、やんちゃで、お転婆で

可愛い)


その日の夢の始まりは、

横たわった母と、近況を楽しげに話している

穏やかな夢の始まり

母は、微笑み相槌を打ってくれていた

『あのね…』

と、ひとつの会話の瞬間

息継ぎをしたそのひと時

母は,楽しそうに話の続きを期待した顔をして


消えた


夢の中の、背景の全てのディテールを残したまま

いなくなる

消えた


夢の中の横たわっていたソファーも

部屋の雰囲気もそのまま


瞬きもしないその中で、母だけが居なくなっていた



夢を夢として、心のどこかで分かっていて

亡くなった母との会話を愛しんでいると、理解している自分はいて


悲しいやら淋しいやらではなくて

これもまた、母との別れであると実感した


呆気なく,さっぱりとした別離を突きつけられて


還暦過ぎまで、母を持てた事

甘えられた事に感謝し,


夢ではあるのだけれど

とても、納得した



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