175.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
バキィッ! ドゴォッ!
氷の剣を軽々と振るい、四方八方から襲い来る砂漠エルフたちを次々と昏倒させていく。
だが、相手は数百の軍勢だ。いくら手加減して急所を外しているとはいえ、密集陣形の中では完全に攻撃を避けきることはできない。
「死ねぇっ! 悪魔めぇっ!」
死角に回り込んだ数人の兵士が、渾身の力で湾曲刀を振り下ろし、至近距離から炎の魔法を浴びせてきた。
ドガァァァァンッ!
俺の体を業火が包み込み、鋭い刃が肩や背中を直撃する。
やったぞ、と敵陣から歓声が上がったのも束の間。
土煙と炎が晴れた後には、傷一つ負わず、服の裾すら焦げていない俺の姿があった。
「なっ……!?」
「ば、馬鹿な……直撃したはずだぞ!?」
驚愕に目を見開く兵士たちを前に、俺は涼しい顔で氷の剣を構え直した。
先ほど魔法を飲み込んだ邪神の力、その応用だ。
俺は【開】の権能を使って、自分自身のステータス画面に干渉し、『HP』の数値を完全にロック(固定)しているのだ。
つまり、どれだけ物理的な破壊力や魔法の熱量を叩き込まれようと、俺のHPが減ることは絶対にない。
「化け物かっ……!? 奴は無敵か!」
指揮官が顔面を蒼白にして叫んだ。
俺は心の中で小さく息を吐く。
(無敵というわけじゃないさ)
自分のステータスをロックしている間は、筋力アップや速度上昇といった他のステータス操作が一切できなくなるという厄介な縛りがある。
だが、そんな弱点をわざわざ敵に教えてやる義理などない。
「よそ見してる暇はないぞ」
「ひぐぇっ!?」
俺は防御や回避を完全に捨てた。
敵の魔法や斬撃を無傷で顔面から受け止めながら、ただひたすらに前進し、氷の剣の峰打ちや柄での打撃を淡々と叩き込んでいく。
圧倒的な防御無視のゴリ押し戦法だ。
「ば、ばしばし倒されていく……っ!」
「な、なんて強いんだぁっ……!」
絶対に倒せない存在を前に、狂信的だった砂漠エルフたちの心がついにポキリと折れる音がした。
彼らの目に浮かぶのは、神への祈りではなく、純粋な絶望と恐怖だけだった。
【おしらせ】
※3/1(日)
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