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ホシノシズク  作者: 雪菊
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第5章 黒き厄災

書き忘れがあったので今書いておきます。

星を信仰する集団についてですが「星の使徒」という名前です。以上!

赤井が首を傾げながら2人に声をかけた。

「でも脳死ってどうするんだよ。そう簡単にできるものじゃないだろ。」

"木星"が口を開いた。

「アタマに強い打撃を入れるとわんちゃんなるよ。まぁ死ぬ可能性が高いけどね。もっといい案があればいいんだけど…それがないから君たちに依頼したんだけどね。」

赤井がやれやれと言いながら路地から出た。

「"木星"は人前に姿見せられないだろ。俺はちょっと用事ができたから輝樹といてくれ。」 

輝樹と"木星"はポカーンとしたが特にとめる必要もないと考え何も言わなかった。しかし、"木星"は輝樹に少し説明をした。

「ここらへんはたまに僕も任務で来るから顔見知り多いから。僕だって顔見知りが死ぬのは嫌だね。」

「星の使徒とかでもそう思うんですか?」

"木星"はそれを聞いて顔をしかめた。

「星の使徒は確かに人を殺す。それについてはよく勉強してるね。」

"木星"は強調して続ける。

「なかには友人や恋人、ひいては家族でさえ殺す。そんな奴に僕はなりたくない。」

そのような会話を沈黙を挟みながら続けていると赤井が戻ってきた。赤井は輝樹に金槌を渡した。

「武器だ。これで少しは戦えるだろ。」

その金槌には白色の宝石のような物語埋め込まれていた。

「何ですか。これ?」

「勉強不足かな?」

"木星"が笑いながら輝樹をバカにした。赤井はやれやれと言いながらその"宝石"のについて輝樹に教える。

「それはな、能力が刻まれた石で"能力石"と呼ばれている。」

「それじゃあついに僕も能力が…!」

"木星"が喜ぶ輝樹に被せて口を挟む。

「それ、何の能力も刻まれてないね。今んとこただの金槌かな?」

輝樹はそれを聞いて固まった。そんな輝樹を他所に赤井は木星と話を続けた。

「それで鼠になる条件とかはわかっているのか?もしも輝樹は俺が鼠になったら困るんだが。」

「わっかんないね。今のところ。でも女性のほうが割合がかなり高い。だから僕も正直近づきたくないんだよねぇ。」

「場所は?」

"木星"は地図を開き指を差しながら言う。

「ここにある廃倉庫。もしくはここらへんの通りでホームレスのふりをしてる。そして結構ハンサム。」 

赤井が食い気味に口を挟む。

「最後の情報いるか?」

「情報は多いほうがいいでしょ。そんなことより輝樹くんはいいの?」

「そろそろビンタの一つでもかましてやるか。」

そう言うと赤井は輝樹に近づきデコピンをした。その光景を見た"木星"が思わず赤井に叫ぶ。

「ビンタしないんかーい!」

輝樹がハッとして目を覚ました。

「ビンタって何のことです?」

赤井は黙って"木星"にビンタした。そして続けた。

「今日はお開きとしよう。話すのは明日でな。」

"木星"も左頬を片手で押さえながら「そうしようか。」と笑ってみせた。


ホテルに着き、赤井が輝樹に話しかけた。

「都会のホテルはたっかいなぁ。あんま長居はできそうにない。」

そういいながら部屋の隅々をみて回っている。そんな赤井に輝樹が問う。

「何してるんですか?」

「盗聴器とかないか探してるんだよ。聞かれるとまずい会話を今からするからね。」

「何の話ですか?」

「うーん。よし!」

赤井がそう言い勢いよく立ち話を続けた。

「その金槌の能力石だけど3つの能力が刻まれてるんだよ。赤・青・緑の3色が混ざって白に見えている。」

輝樹は目を輝かせた。

「てことは能力が使えるんですか!?」

「正直わからん。」

輝樹は落胆した。それもとても分かりやすく。

「そんなに能力が使いたいならこれ貸してやるよ。」 

赤井は輝樹に青い能力石がついたイヤリングを投げた。

「これは?」

「能力の効果を上げる能力が込められてる。これで少しは能力が出やすくなるんじゃないか?俺に能力はないから使えずに困ってたから丁度いい。一応後で返せよ。」

その後すぐに2人は床に就いた。

 


今回は能力石について詳しく。

能力石は八面体の形をしているものが殆どで基本的には半透明で色がついています。能力石は体に密着していたりする状態であればその人が能力を使えます。なのでほとんどの場合アクセサリーのように身につけていますが輝樹の金槌のように"物"に能力をつける場合もあります。なお、形は八面体じゃなくても使えます。

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