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もしも、異能の力を得たら  作者: フルビルタス太郎
第一章
5/5

1.

 六月一六日、夜。先ほどまで青黒い空に輝いていた丸く大きな月は、いつのまにか分厚い雲の向こう側に隠れてしまった。

「ちぇ、ツイてねえの……」

 清岡市中心部にある呉服町商店街の一角にある雑居ビルの裏側で、少年は空を見上げながら残念そうに呟いた。

 年齢は、一五かそれよりも一つか二つくらい下に見え、中性的な可愛らしい容姿をしていた。あどけなさを感じさせるベジェ曲線のような丸みを帯びたシャープな輪郭の中にくりくりとした目と鼻、口、それに眉がバランスよく配置されていて、髪は烏の濡羽のような艶やかな黒髪で、耳と眉にかかる程度の長さだった。

 服装は、上はフードの付いた白のパーカー、下は真鍮製のゴツいリベットが装飾的に打ち付けられたダメージ加工の施されたデニムのショートパンツで、丈は短く太ももの付け根ギリギリの際どいラインだった。スラリと伸びる足には黒いニーソックス。靴は白いスニーカーを履いていた。そのどれもが大手衣料品店やネットショッピング等で売っていそうな大量生産された画一的で、無個性なものばかりだった。

「スーパームーン、楽しみだったのになぁ。もっと、早く来ればよかった……」

 今日は月が大きく見えるスーパームーンの日で、少年はこの日の為に綿密な計画を立てていた。

「まっ、折角来たし、少し、飛んでから帰るかな……」

 少年は、防犯カメラなど見向きもせずに「よっ」という掛け声と共に自分の身長よりも高い柵を軽々と乗り越えると、非常階段を屋上に向かって上がっていった。

 屋上には、誰もおらず、機械音だけが静かに響いていた。少年は、転落防止用の柵を軽々と乗り越えると屋上のヘリに立った。眼下に広がる精巧なジオラマのように小さく見える夜の商店街は、昼間のような活気こそないものの、それでも居酒屋やドラッグストアの前には人が集まっていた。目の前に見えるデパートは、電気が落とされたていて、まるでそり立つ壁のような威圧感があった。

「へへ、」

 少年は、それらを見ながら嬉しそうに笑った。彼の心は、高鳴っていた。軽く息を整えると「さぁて、今日もいきますか、っと」と言って、


ーータンッ、


 と自由を求める鳥のようにヘリを蹴って飛び出していった。

「ひゃっほーッ!」

 少年の体は、そのまま、地面に向かって真っ逆さまに落ちていった。怪我では済まない高さ。しかし、少年は、臆することなく目を爛々とさせながら楽しげな笑みを浮かべていた。

「ほっ、」

 少年は、体を捻り、空中で素早く体勢を整えると、掛け声と共に虚空を勢いよく蹴った。


ーーヒュッ!


 風を切りながら少年の体は、V字の軌道を描き弾丸のように向かいにあるデパートに向かってまっすぐ飛んでいった。

 ぶつかる少し手前で、クルンと一回転する。靴の裏が壁面に付いた瞬間、勢いをつけて壁を蹴り、最初にいたビルの方に向かって飛んでいった。軌道は最初に飛んだ位置よりも少し高かった。

 これを二、三回繰り返して、少年は、ビルの屋上よりも高く高く舞い上がった。

 下の通りでは、集まった大勢の野次馬がスマートフォンを空に向けていた。彼らの目当ては、少年だった。

「ああ、俺、見られてる……。見られてる。みんな、見てるんだッ!俺をッ!」

 少年は、光悦の表情を浮かべながらそう呟くと空に向かって「ヒャッホゥッ!」と叫けんだ。

 それに呼応するかのように分厚い雲が晴れたのは、ほぼ同時だった。

 丸く大きな月が顔を覗かせる。

「わぁ……。綺麗だ……」

 少年は、そう呟きながら焼き付けるかのように目を大きく見開きながら月を眺めた。月は、fancy yellowのダイヤモンドのような色合いで、地上で見るよりも遥かに大きく、美しく感じられた。

 少年は、体を捻って体勢を整えると、両手を翼のように広げて、


「へへ、へへへ、イヤッホゥーッ!」


 と嬉しそうに叫んだ。

 ビルの屋上に着地すると、そのまま助走をつけ、陸上選手か競走馬のように踏み切ってジャンプし、柵を軽々と超えていった。そして、そのまま、


ーータン、タン、タン。

 

 と軽やかでリズミカルな足取りで、ビルからビルへと飛び移っていき、呉服町商店街の入り口にある靜岡銀行本店まで一気に駆けていった。

 重厚な外観の靜岡銀行本店は国の登録有形文化財に指定されていた。少年は、その上から目の前の県道二〇八号線を眺めていた。

「綺麗だ……」

 車のライトが光の球となって川のように流れる幻想的な光景を見ながら少年は、感嘆の声を漏らした。その向こうには、昭和の時代に取り残されたような古びた建物がにょきにょきと顔を出しているのが見えた。

 ふと、市役所の時計塔の鐘が鳴った。

 少年は耳を澄ませ、鐘の音を指を折りながら数えた。鐘は一〇回鳴った。

「一〇時か……。そろそろ帰るかな……」

 少年が、きびすを返して戻ろうとした時だった。

「さあ、観念なさいッ!」と女性の緊迫した声が聞こえてきた。

 声は、下の方から聞こえてきた。建物の上からそっと、覗くと路地裏で、スーツ姿の女性が銃を構えながら背の高い屈強な男と対峙しているのが見えた。

「無駄な抵抗はやめなさいッ!で、でないと、撃つわよッ!」

 女性は拳銃を構えながら震える声でそう言った。それを見た男は、ゲラゲラと笑った。

「な、何がおかしいのよッ!」

「撃てよ」

「は?」

「撃ってみろって言ってんだよ。おら、どうした?まさか、怖いってのか?ハハ……」

 男が馬鹿にしたような笑みを浮かべながらそう言った。

「う、うるさいッ!とにかく、アンタはもう逃げられない」

「ハハ……。それは、どうかな?」

 笑いながらそう言う男の手のひらに、突然、赤々と燃える炎が現れた。

(へぇ、アイツも異能力者なんだ……)

 建物の上から路地を見下ろしていた少年は、その光景を見ながら嬉しそうな笑みを浮かべた。一方、女性は、驚きに満ちた表情を浮かべていた。

「なっ、」

「へへ、驚いたろ?さ、怪我したくなきゃ、そこを退きな」

「し、死んでも退かないって言ったら?」

 彼女の声は、かすかに震えていた。

「なら、死んでもらうっきゃねえわな」

 男は、そう言うと腕を上げた。手のひらにゆらゆらと揺れる炎が段々と大きくなっていき、サッカーボールほどの大きさになった。「安心しろって、苦しむのは一瞬だからよ」

 女性に向かって炎の球が放たれようとする、まさにその時だった。


 少年が、建物の上から、ひらり、と二人の前に降り立った。


 突然の出来事に男の動きがピタリと止まる。

「なんだ、お前?」

 男は、不思議そうな表情をしながらそう言うと、少年は「正義の味方」と答えた。それを聞いた男は、プッ、と吹き出すと品のない声でゲラゲラと笑った。

「せ、正義のみ、味方って。ハハハ、夢、見過ぎだっての……。腹いてぇ、ハハッ……」

「……笑いすぎ」

 少年は、不満そうな表情でそう言った。

「ハハ、悪りぃ悪りぃ。けどよ、そう言うのは他所でやれって、な?」

 そう言うと男の手に炎が再び灯る。「じゃねえと、火傷、いや、丸焼けになっちまうぜ?」

「そうよッ。早く下がりなさいッ!アイツは、危険な連続放火魔なのよッ」

 女性は、そう言うと少年の腕を掴んだ。しかし、少年は「大丈夫。俺、強いから」と言って女性の腕を振り解いた。

「強いって……。あのね……、」

「お姉さんこそ早く何処かに避難した方がいいよ?」

 少年は、そう言った。どこか、馬鹿にしたような態度のように見えた為、女性は「なっ、キミねぇッ!」と抗議の声を上げた。

 しかし、少年は、それを無視して男の方を向き、上を向けた人差し指を小刻みに動かして挑発しながら「さ、掛かってきなよ。おじさんは、俺には勝てないからさ」と言った。

「舐めやがって」

 男は舌打ちしながらそう言った。「おい、ガキ。今なら、まだ許してやれるぞ?」

「俺に負けるのが怖いの?」

 少年が馬鹿にしたようにそう言うと男が「クソガキがッ!」と声を上げた。それと同時に男の手にサッカーボールくらいの大きさの炎の球が出現した。

「イキリ散らしやがってッ!あの世で後悔しなッ!」

 男はそう言うと炎の球を少年目掛けて投げた。

「危ないッ!」

 炎の球は、少年目掛けてぐんぐんと飛んでいった。しかし、少年は、臆することなく静かに右手を前に突き出した。すると、炎の球は、少年にぶつかる前に跡形もなく消えてしまった。

「「なッ!」」

 男と女性は、驚いたような表情を浮かべながら同時にそう言った。

「ね?言ったでしょ」

 少年は、勝ち誇ったような顔をしながらそう言った。

「キミは、一体……」

 女性がそう言うとそれに重なるように男が「テメェも能力者か」と言った。

「まあね」

 少年は、そう言って軽く笑うと女性の方を振り向いて「ここは、俺に任せてお姉さんは、早く逃げなよ」と言った。

「え……?」

「いいからッ!」少年は、強い口調でそう言った。女性は、一瞬、ビクッと体を震わせた。「さっきも見たと思うけど、俺は、あのおじさんには負けないからさ」少年は、優しくそう言うと軽く笑い、男の方に向かって歩き出した。

「ほら、さっさと行こうよ。遊んであげるから、さ」

「はっ、そりゃこっちのセリフだよ。まあ、ムカつくが、その度胸に免じて消し炭だけは勘弁してやるよ」

 男は、そう言うとスッと腕を上げ、指をパチン、と鳴らした。

 ぐらり、と視界が歪むと同時に、辺りの景色が変わっていく。

 路地裏の薄汚い灰色の壁がビビットなバーミリオンやバヂターブルー、ビリジャンに変わり、空はウルトラマリンブルー、月はバーミリオンに変わった。先程まで聞こえていた喧騒は、いつのまにか止んでいた。

「えっ、ちょっと、な、なに?」

「あちゃー、来ちゃったんだ……。とりあえず、お姉さんはさ、……」

 何が起きたのか理解できずにいる女性に向かって少年がため息混じりにそう言いかけると、男が拳に炎を纏わせながら殴りかかってきた。

「よそ見してる暇なんてあんのかよッ!」

「終わるまで、隠れててッ!」

 少年は、そう言って女性を抱き抱え、女性が「ひゃっ」と小さな声をあげたと同時に後ろに飛び退いた。


ーードンッ。


 大きな音を立てながら、男の拳が地面にめり込み込んだ。

「ひゅぅ、やるぅ」

「ちょっと、なんなのよぉッ!」

 少年は、女性を安全な場所に下すと地面を蹴って、男に向かって突っ込んでいった。

「バカめッ!」

 男は少年に向かって、無数の炎の球を飛ばしていく。

「へへーん、どこ狙ってんの?」

 少年は、男の放つ炎の球を涼しげな顔で躱すと、高く跳躍して、同時に腕をバツの字型に交差させた。

「喰らえッ!」

 少年は、矢を浴びせるように小さな炎を男に向かって放った。

 男は、小さく舌打ちをすると素早く炎の壁を作り、少年の攻撃を防ぐと巨大な炎の球を少年に向かって投げつけた。

「よっと、」

 少年は、虚空を蹴って、高く跳躍し、それを躱すと、壁を交互に蹴り上げながら建物の屋上に向かって登っていった。

「くそッ!ちょこまかと、」

「ほら、ほら、どうしたのさ」

 少年は、そう言いながら上を向けた人差し指を小刻みに動かして男を挑発した。「あ、でも、オッさんはザコだから、ここまで来られないか、」少年は、そう言うと馬鹿にしたように鼻で笑った。

「クソガキがッ!舐めやがってッ!」

 男はそう言うと、手を地面に向けて炎を勢いよく噴射して少年と同じ高さまで飛び上がった。

「そんなのアリかよッ⁈」

「アリなんだよッ!」

 男は、そう言うと足に炎を纏わせ、どっせい、という掛け声と共に少年の腹部を思いっきり蹴った。

「ぐッ……!」

 少年は、建物の向かいにあるオフィスビルまで飛ばされ、そのまま勢いよく窓ガラスを突き破って中に転がり込む。

「……ゲホ。ち、ちくしょう」

「油断したな」少年の前に男が現れる。「俺の炎を消したり、何もねえ所を飛んだり出来るってのを見ると、風か何かを操る能力者ってところか?」

「半分、正解……。俺は空気を操る能力を持ってんだよ。オッさんの炎を消したのも炎の周りの酸素濃度をゼロにしたからなんだよ……」

「なるほど、だから俺に勝ち目がないって言ったのか」

「そう言うこ……」

 男は、そう呻きながら立ち上がろうとする少年を容赦なく蹴り上げた。

「……ゲェ、」

 蛙が潰れたような声を上げながら口から吐き出した嘔吐物と共にふわり、と舞う少年の体。

「なら、能力を発動させる前に叩くだけだッ!」

 男はそう言うと拳に炎を纏わせた。「喰らえッ!」男は炎を纏わせた拳で少年を外に向けて殴り飛ばした。

 少年の体は、弾丸のように飛んでいき、ビルの向かいにある重厚な佇まいの銀行の本店の外壁に激突した。凄まじいほどの轟音が辺りに響く。少年の口から血と唾液と嘔吐物が入り混じったものが吐き出される。

「かーッ、口ほどにもねえなぁッ!」

 男は、少年の側に行くと笑いながらそう言った。「お前の負けだ。ボウズ。さっさと降参しな」

「……へへ、する訳ねえじゃん。バッカじゃねえの?」

 引き攣った笑みを浮かべながら少年は、そう言った。

「そうかい」

 男はそう言うと、大きな手のひらで少年の顔を掴んだ。男の腕を赤々と燃える炎が包み込む。「じゃあな、ボウズ」男が冷たい声でそう言った。


ーーパァンッ!


 乾いた破裂音が辺りに響いたのは、それとほぼ、同時だった。

「あ?なんだ、居たのかよ」

「やめなさいッ!」

 女は、男に銃口を向けながらそう言った。

「悪りぃ悪りぃ、そういや、忘れてたわ」男は笑いながらそう言った。「アンタには顔を見られちまってたっけな。なら、口封じしとかねえとな」

「こ、殺すつもり?こんな街中で?証拠が残るわよ?」

「へへ、ここは現実じゃないんでね。バレることはねえのさ。それに証拠も何も残らねえように骨まで焼き尽くしてやるから。安心しろって、」

 男の手の中の炎の色が白に変わる。

「じゃあな……」

 そう言うと同時に男の顔に何かがめり込み、そのまま向かいのコンビニエンスストアまで吹っ飛んでいった。轟音と共に辺りに土埃が舞い上がる。

 あまりの現実離れしたその光景に女性は、へなへなとその場にへたりこんでしまった。

「大丈夫?」

 少年は、心配そうな表情で女性に向かって手を差し伸べた。

「あ、ありがと……」

 女性は、彼の手を取って、ゆっくりと立ち上がった。

「どういたしまして」

 少年は、そう言うと笑みを浮かべた。年相応の少年らしい屈託のない笑顔だった。

 女性は、その表情を見て、一瞬、可愛いと思った。


ーーその時だった。


「クソッたれがーッ!」

 先程の男がジェットエンジンのように足から炎を噴射しながらこちらに向かって来るのが見えた。

「あ、あぶないッ!」

 女性が、そう叫ぶ。

「くたばりやがれッ!このくそガキィィィッ!」

 男は、ちらちらと燃える白色の炎を纏った拳を振り上げた。少年は地面を蹴って、男に向かって突っ込んでいき、片手で拳を受け止めた。乾いた音と同時に凄まじい風が巻き起こり、女性の小さな悲鳴が聞こえた。

「な、な、」

 男は、驚いた様子でそう言った。拳の炎は、燃えたままだった。

「熱くないかって、顔してるね?」少年は、そう言うと不敵に笑った。「空気ってさ、断熱効果があるんだって。止まってれば、の話だけどね?」

「ま、まさか……」

「そ、空気を止めてるんだよ。俺の体や手の周りの、ね。おじさんの炎を纏ったパンチや蹴りを食らっても平気だったのは、そう言うことなんだよ。さあ、今度は俺の番だ……。散々いたぶってくれたんだ。たっぷりとお礼をしないと、ね」

「ま、まてよ……」

「そう、遠慮せずに受け取れよッ!アンタの炎の力ってヤツを、さッ!」

 少年が、そう叫ぶと男の拳の炎が一気に燃え上がり、男の体を包み込んだ。


「ァギェヤァァァッ!」


 男は、この世のものとは思えないような断末魔をあげながら、膝から崩れ落ちた。

「ちょ、ちょっとッ!何やってるのよッ!早く、火を……」

 女性は、慌てた様子で火を消そうと男の側に駆け寄った。しかし、男の体は黒く煤けただけだった。「あ、あれ……?」

 女性は、不思議そうな表情でそう呟いた。

「大丈夫、殺してないから」

 少年は、そう言うと指をパチン、と鳴らした。

 すると風景は、一変し、先程までのカラフルな世界から、現実の見慣れた世界へと戻っていた。場所は、先程の路地裏ではなくて、靜岡銀行本店前だった。

「え、えッ⁉︎」

 女性は、狐に化かされたような顔をしながら辺りをキョロキョロと見回した。「何が起きたの?キミは一体、」女性は、不思議そうな表情でそう尋ねた。

「さっきも言ったでしょ?正義の味方ってね」

 辺りには、野次馬が何人か集まり始めていた。

「じゃ、お姉さん。俺、もう行くからさ。この人、よろしくね」

 少年は、そう言うと壁を交互に蹴り上げながら建物の上に登っていった。

「ちょっと、キミも署まで来なさいッ!」

「助けてあげたでしょ?それで、勘弁してよ」

「それとこれとは、話が別よ。キミ、何歳?見たところ、まだ未成年っぽいけど?」

「そんな事言わずにさ。じゃあね、お姉さん」

「あ、こら、待ちなさいッ!」

 少年は、女性から逃げるように夜の街へと消えていった。


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