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103 研究と訓練

 ◇ ◇ Sideオボロ 第三エリア 高温地帯 331日目 ◇ ◇


 ついにホムラちゃんのやっていた工事が終わって第三エリアの攻略を再開することになった。

 いろいろとホムラちゃんと錬金術を学んだおかげで私自身相当熱に強くなった気がするよ。

 なんというか熱そのものを自分のエネルギーにしてしまえる感じだね。

 だからもうこの場所の熱程度なら問題ないよ。


『さて、素材採取しないとね』


『・・・・・なんかオボロだけ熱に強くなってないか?』


『ホムラと何かしてたときに熱に強くなったんじゃ無いかな? ホムラも熱には異様に強いしね』


 まあ、なんで私自身熱に強くなったのか自分でもよく分かってないんだけどね。

 でも時々ホムラちゃんがエネルギーを私の中に流してサポートしたりしているうちに馴染んだとかあるのかもね。

 私とホムラちゃんって相性良いらしいしそういうこともあるでしょ。


『妹ながらずるいと感じてしまうね。灼熱の大地では一緒にへばったのに・・・・・・・』


 レクト兄がぼやいてる。

 確かに今なら灼熱の大地でも普段通りに動けるかもしれないね。

 これで灼熱の大地で足手まといにならないで済みそうだよ。


『錬金術関係だろうし俺達には習得は無理だろ。だからちょっとずつやっていくしかないだろ』


『だね。にしても、海底火山の方の熱にはなれたのになんでここはだめなんだろうな』


 あ、それはずっと疑問に思ってた。

 海底火山の熱の方が強そうなのになんでここは駄目なんだろうってね。


『理由ね。そんなの簡単だよ。攻撃を防ぐための鎧を無意識に纏ってたかの違いだよ。強力な熱というダメージ要因がないから無意識に展開できてないんだよ』


『いつの間にか俺達はそんなものを展開していたのか?』


 そうだね。

 私もそんなものを展開しているなんて気付いてなかったよ。


『まあ、無意識だし気がつけないのも無理は無いよ』


『無意識でやってる・・・・・・言われて気がついたでござるが拙者達はどういう原理でこの水圧に耐えてるのか理解してないでござるな』


 実は私達が水圧に耐えてるのってどうやってやってるのかは具体的に理解してなかったんだよね。

 意図的にやってるのは気合いを入れて身体がつぶれないように全身を動けるようにしつつも硬くすると言う方法だし・・・・・・

 私達が無意識で耐えてる方法とは別物でしょこれ。


『言われてみれば確かにそうだな』


『他人に言われて気がついてるようじゃ駄目でしょ。こういうのは自力で気がつけないと成長出来ないよ。成長出来るということにも気がつけないからね』


 コクウちゃんがやれやれと首を振っている。

 私達がいろいろと気がついてないことは最初から分かってたんだろうね。

 私達が自力で気がつくのを待ってたんだ。


『ホムラが素材の研究とかしょっちゅうしてるんだから君自身の持ってる手札の研究をしてさらなる発展をするというのは当たり前のことでしょ』


 おっしゃるとおりだね。

 やってないわけじゃ無いけど武技とかそういうのばかりにしか目を向けてなかったよ。

 普段の行動とかそういうのも徹底研究した方が良いってことね。


『まてよ? ワイズが一気に第二エリアに到達できるくらい水圧に耐えれるようになってるのって・・・・・・』


『水圧に耐える方法は自力で編み出してるからだろうね。細かい調整をしてあとはそれがこなせるように訓練を積んでいってるからね。流石に基礎能力が足りてないから第二エリアの奥の方に到達するのは相応の時間がかかるだろうけどね』


 逆に言えば基礎能力のあるはずの私達はワイズちゃんのそれよりも訓練効率の悪い方法でやってたってこと?

 時間がかかりすぎてたのってなにもホムラちゃんの研究が多すぎるからだけじゃ無かったって事?

 そうなると私達はするべき事は今後色んな殊に対して研究をした方が良いって事になるね。

 私の熱をエネルギーに変換してしまう力に関しても研究した方が良いかもね。

レクト「そういえばコクウは自分の事に関して研究してるのか?」

コクウ「してるよ。まあ、水圧関係は君たちにあわせてたからしてないけどね。あの時手に入れた邪眼関係は目を通さずに発動できるように研究してたりするよ」

ドルフィス「レクトもいろいろやってるしある意味何もしてないのって俺だけ? ・・・・・俺も何か研究できる物を探した方がいいのかもな」

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