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プロローグ

2023/1/30 大幅改訂

 クラフティング・オンライン・・・・・・


 それはとあるゲーム製作会社がリリースしたクラフトに特化したゲーム・・・・・・

 食べ物や武器防具、建築物、機械など現実に存在している物から、魔法、新たな物質など現実では作れない物まで作れるとことん製作というものを突き詰めたゲームだった。


 そのゲームは食べ物など食べて楽しむもの、芸術品などみて楽しむものなど様々な製作品が生み出せた。

 故にゲーム内では数多の国々の食べ物から三つ星レストランクラスの料理まで自由に楽しめた。


 だがそれでは経済が崩壊してしまう。

 当然だ。芸術品にしても食べ物にしても誰かが生み出したもの。

 これは現実ではなくデータとしていろんなものが複製可能なゲームの世界だ。

 当然何か縛らなくては無作為に増えて人の努力の結晶がただで買えてしまうだろう。


 だがこのゲームはその問題をクリアした。

 課金という形で特殊なゲーム内通貨に変換し、企業にお金が入るようにしたのだ。

 それも難しいが個人でもお金を稼げるようなシステムまで導入されている。


 それにより大量の企業が参入し手軽にいろんな食べ物が食べられると絶大な人気を博した。

 ただゲームで味が楽しめるだけではなくその食感に至る全ての感覚がリアルに近かったからだ。

 このゲームを購入するだけで手軽に料理、芸術、あらゆる娯楽が気軽に楽しめた。


 これならゲームをプレイすれば必然的に大量の娯楽が楽しめる。

 ならばゲームを楽しみつついろんなものを食べられる。

 まさに最高のゲームだと思う方も居るかもしれない。

 

 だがこのゲームは、そんなに甘くは無い。

 このゲームは物を作ることしか出来ないのだ。

 NPCもしくはプレイヤーに物を売って初めて通貨を獲得出来るのだ。


 そしてそのレートは相応の実力が無ければ何日かかけてようやく現実貨幣の数千円に相当する金額を手に入れることが出来るという絶望的な壁がそこにはあった。

 だが技術力を手に入れ自身も生産者となり相応の技術力を手に入れればこのゲームは課金せずともいろんな物を食べたり芸術品を買ったりして楽しめるだろう。

 さらにその技術力に目をつけた企業が勧誘するなど様々なメリットもある。

 そうして技術は培われ発展していく中心点となるのがこのゲームの目的なのだろう。


 そんなゲームに一人の少女がログインしようとしていた。

 彼女の名前はホムラ。

 ホムラは病室にこもりっきりで動けない10歳の子供だった。


 彼女は友人と共にいろんなものを食べて楽しむためにログインするみたいだ。

 だが、その時の彼女は知るよしもなかった。

 自分がこのゲームの醍醐味である生産に手を出すことになるなんて・・・・・・・


 この物語はホムラが始める何かを作り出す物語。

 ホムラが何を産み出し何を作るのかは分からない。

ソニス「さてさて始まりました。クラフティングオンライン。これからどうぞご期待ください。私の名前はソニス。この物語には関わってこないけどここで色々と喋ったりするからよろしくね」

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