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特異(得意)なバスケで異世界攻略   作者: ゆうきちざいもん
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特異(得意)なバスケで異世界攻略 第27話

 数分の沈黙を破り王様が切り出した。

『分かった。確かにティアからは初めての我が儘を聞いたな。但し、ロウ君の言う通り現状ではお互いの立場が違いすぎる。何にせよロウ君が自力で地位を上げていく必要はある。ただし私もロウ君の事は気に入ったので出来るだけのきっかけは作ってやろう。今から少し皆で今後の事を考えてみようではないか?』


 それから俺達は数時間かけて今後の話を行った。もちろん主に王様とティア王女が決定したのだが。

そこで決まった内容とは、まずは俺が成り上がる事は大前提だ。但し当初の話と違い、少し王様がきっかけを作ってくれる事になった。先日のティア王女の命を救った褒美にSランク昇格の推薦以外に男爵位を賜ってくれる事になった。それに伴い、先日ミリカと見に行った以前大商会の一家が住んでいた物件も付けてくれることになった。もし本当にティア王女を娶る様になった時に少しでも良い屋敷に住ませたい親心見え見えだったが。

 それから護衛依頼で、王女の命を狙っている組織を壊滅させたらその褒美として子爵に陞爵(しょうしゃく)させてくれるらしい。そこで初めて婚約を発表し、エスカ伯爵領で当初の予定通り民の評価も得、多大な実績を残す事により更に伯爵へと陞爵(しょうしゃく)してくれるみたいだ。ここまでくればティア王女を娶り、更に生まれた子を跡取りにするという約束でエスカ伯爵の長女を娶るという段取りだ。現在婚約中のミリカには待ってもらう必要がで出来た上に第3婦人となってしまう事は気にかかるが王曰く、貴族の妻に成れるのだから問題はないだろうとの事。一応本人の了解がなければ話は進めないと伝えたら、その誠実さが2人の好感度をさらに上げたみたいだった。

 ティア王女の押しが物凄い事もあってかなり無理なプランだが、短期間の連続陞爵(しょうしゃく)はティア王女の熱意に負けた王が何としても周りの反対を押し切ってくれるみたいだ。

ただそれに見合った貢献を約束させられたが、知識チートを爆発させるつもりの俺は「必ず短期間で実績を残しますので安心して下さい」と宣言した。


 王様が気を利かせて30分程ティア王女と二人きりにさせてくれ今後の事を話し合い誓い合った後、今日から”ティア”を迎えに来るために早速行動を移す事にした。

 ティア王女の中ではすでに婚約者となっているみたいなので、名前で呼んで下さいと半ば命令に近い感じで迫られた。生粋の日本人の俺は偉い人を呼び捨てにするのはなかなか勇気がいる事だったが、鼻先が触れる位に美しい顔が迫った状況でお願いされると「はい。」以外の選択肢がなかったのだ。

 王の方も早速ギルドへの紹介状と、エスカ伯爵への今後の承諾と屋敷購入の使者を派遣してくれた。ティアの圧力の凄さが伺える。。。


 本日怒涛の様に決まった(決められた?)事を実行する為に、まずはエスカに戻らないと始まらない。

城を出た俺はすぐに冒険者ギルドへ向かった。すでに王城からの使者が話を付けてくれていたお陰でそこまで時間がかからずSランク冒険者にランクアップする事が出来た。もちろんSランクへのランクアップ最短記録更新だ。そこからエスカにダッシュで戻ろうかと考えたが、これから何度も王都へティアに会いに来ないといけないので転移魔法みたいなスキルを作成をする事にした。

 スキル名は【ホーム&アウェイ】。内容はほぼ転移魔法となっている。ホームの地点を登録する必要があり、一度ホームを登録すると1年間はホーム変更は出来ない。但しホームは地点登録では無く、地域登録なので初回はもちろんエスカの街を登録した。転移する時は正確な場所とイメージがあれば何処へでも飛べるが、写真も映像も無いこの世界では今の所一度行ってみる必要はありそうだ。


 早速【ホーム&アウェイ】を使ってエスカに戻ってきた俺は、真っ先にミリカに会いにギルドへ向かった。王城からの使者が到着するのは早くても後数日はかかるだろう。それまでに自分の周りの人達にはこれからの事を伝えた上で色々協力をお願いしないといけない。でもミリカには謝罪から入らないといけないが、これだけはきちんと筋を通しておかないと俺の気が済まない。

 ミリカの仕事が終わった後、ディナーを食べながら王城での出来事を全て伝え全力で謝罪をした。いくら王族や貴族とはいえ、重婚をする上に先に婚約したミリカが第3婦人の扱いとなってしまうのだ。俺の中では捨てられても文句は言えないという覚悟で切り出したのだが、ミリカは『やっぱりロウさんは素敵な男性です。私の想像の何倍も上をいっています。』と逆に大喜びしてくれたのであった。

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