表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
特異(得意)なバスケで異世界攻略   作者: ゆうきちざいもん
2/26

特異(得意)なバスケで異世界攻略 第2話

 再び目の前が真っ白になったと思うとお尻の下には硬い地面があり、辺りを見渡すと見知らぬ光景があった。周りには苔の付いた見たこともないような太い木々が生え、土の匂いがする少しひんやりとした空気が立ち込めていた。

(ここは森の中か?ホントに異世界転移したのか?)

俺は半信半疑のまま、ほんとに転移したのか確認することにした。

(とりあえずはスキルの確認だな。テンプレ通りなら…)

「ステータスオープン!」

辺りには誰もいないようなので、大きな声で叫んでみると、目の前に薄っすらとクリアボードの様な物が出現し、そこにはこのような表示があった。


ステータス


名前:ロウ ナナマチ

レベル:1

職業:無職


体力:10

魔力:10

力 :10

技:20

俊敏:15


天恵:スキル創造(制限付き)、ミューズの加護


スキル:無し



 「おぉー。ホントにあったぜ。ステータスが!」

異世界に来たんだなぁと実感しつつも「ほんとにスキル無しじゃん。職業無職って。」と思わず独り言を呟いてしまっている。

「まぁいいや。俺はスキルを作れるし。これから元の世界に帰れる様になるまで、のんびり無双して異世界を楽しもうっと♪」

では早速。「スキル作成”鑑定”」ステータスを見ながら叫んでみる。

なにも起こらない…

心の中で念じてみる。

変化無し…

ステータスボードに触ろうとする。

触れない…。

「制限付きって書いてあるから、鑑定が駄目なのか?何か簡単なスキルは無いか?それならこれはどうだ‼スキル作成”初級魔法”」

段々と独り言が大きくなってくる。


 それから約1時間後。。。

「あのくそ女神が!何も起こらないじゃないか‼」

俺は何も変わらないステータスをみて大声で叫んでいた。

「くそっ。とりあえず場所を移動して落ち着いてから考えよう。お金も食料も調達する方法を見つけないと。」

まず森を出て人里を探そうと決め、行動に移った。

凜とした空気の張りつめた森を何となく決めた方向に進んでいると「ガギャギャッ」と突然大きな声が聞こえてきた。何事かと思い近くにある野球ボール大の石を握りしめて構えていると、ガザガザっと背の高い草を掻き分け、緑色の体に腰ミノっぽいものを付け丸太を持った気持ちの悪い生物が現れた。

(多分テンプレのゴブリンだろうな…。)

そんなことを思いつつ(どうせ雑魚だろ?サクッと倒してレベルアップと行きますか)と思い、持っていた石を「死ねや。コラーっ‼」と叫びながら思いきりゴブに投げつける。

しかし投げつけた石はあっさりと躱され、丸太を振りかぶりながらゴブが突進してくる。

動きは大して早くないのでゴブの攻撃を躱す。攻撃を躱され態勢の崩れたゴブの側面から俺は思いきりケリを喰らわせた。直撃を喰らったゴブは少し怯んだ様子を見せたが、何事もなく「ギャギャッ」と叫びながら反撃してくる。

元々反射神経の良かった俺は攻撃は難なく躱す事が出来るが、ダメージを与える事が全くできない。

「これは不味いな…。とりあえずスキルや武器が手に入るまでは戦闘は避けるか…。」と呟いた俺はゴブを背に思いきり走って逃げる事にした。

幸いな事に走力では余裕で勝っており、30秒程走るとゴブの姿は見えなくなった。

(良かった。逃げ切れたか…。でもこんな状態で異世界無双出来るのか?実はヤバいんじゃないか?とりあえず色々この世界の事を知る必要があるな…。)等と考えながら少し明るくなってきた森の先を目指し進んで行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ