表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プロット  作者: 師走
PR
1/8

構想1

またまた長めの物語を書いてみたいと思いだした。

一億数千万回目の正直で、今度こそ成功するかもしれない。私はこう見えて楽観主義なところがあるんだ。


まずは完結が目標だが、完成できたならば、アイリス異世界ファンタジー大賞に応募しよう。異世界恋愛もので、期限は9月21日。


タイトル『私があまりにブサイクなので誰も結婚してくれません。―売れ残り令嬢の受難―』

苦難を跳ね返してイケメンと結ばれる美女、は(いったん)唾棄すべし


フランス王国フランドル伯領(今のベルギー)がモデル。寒そう。

悪い奴は一人も登場しない。普遍的なエゴイストばかりが登場する。


主人公の家はクエンティン家。子爵。

主人公、眼が左右で大きくずれ込み、鼻はトンカチでたたかれたようにひしゃげており、唇は薄く鼻の下に糸を引いているようにしか見えない。歯はガタガタ。知能指数が低く、すぐ言い込められる。嫌味、おだてが分からない。口数は少なく、曖昧にうなずくばかり。


姉は結婚済み。他に妹二人、弟三人(うち、妾の子二人)。弟らは父と遠方にいる。

妹1「お姉ちゃんが頑張ってるのはよく分かってるよ。でも、ごめん、一緒に外を出歩かないで。恥ずかしいから」

妹2(比較的可愛い)「そうよ。どうせお姉ちゃんが積極的に話しかけたって誰も振り向いてくれやしないんだから、家の中で大人しくしていた方がマシよ」

母「別に、格別器量が良くなくたって構わなかったんだよ。普通でありさえしてくれたら!そうすれば、あとは若さと、家柄が男を引き合わせてくれたはずだからね。でも、ここまでの顔だと、もう結婚は諦めるしかないよ。可哀想だけど。せいぜい、妹たちに迷惑をかけないようにしないとね」

主人公「ごめんなさい」

母「ごめんなさいだなんて、こっちが言わなくちゃいけない言葉さ!私の腹の痛め方が良くなかったんだ」

★妹「『寄る辺ない浮草のように、汝は孤独を愛する。定まらず、形を成さず。』私の好きなホッパーの詩の一節よ。お姉ちゃんはこれを目指したら?」


5年ほど後、12歳の妹一人を除いて、兄弟がすっかり結婚した後、狡猾そうな商人(名前はマサイス)が来る。主人公と結婚しに。

母「娘のことをなぜ知っているんです?」

「なに、人の口に戸は立てられないと言いますからね」

主人公を見るなり「おやまあ」

「思ったよりずっとマシですよ。私は、人様の前に出せないほどの顔というので、てっきり目玉が三つあるとか、そういう奇怪な想像をしていましたよ」

「奴隷の子で、火事で大やけどを負ったのを見たことがあるんですが、あっちの方がよっぽど悲惨でさぁ。お嬢さんのは別に気にするほどのもんでもありませんね」


母「あなたは貴族の血筋欲しさに云々」

商人開き直って「そうですよ。……まあ、万事私に任せておきなさい。上手くやりまさぁ」

母「この子を嫁に出したところで、私たちにとって何のメリットもありませんのでね」

この男が本気であるようなので、母はだんだん欲が出てきて吹っ掛ける。

商人「お嬢さんの食い扶持が減るじゃありませんか。それでもまだ不足というのなら、そうですね、私の持っている土地をいくらかお譲りしましょう」実際は湿地で作物の実りづらい土地。

後で主人公に「面白いことを教えてあげましょうか」「あの土地は云々。私も、昔とある男爵に騙されて買ったのです」


結婚直前。妹「よかったじゃない!」「お姉様と一緒になりたいなんて、奇特な殿方もいるものね」

「(涙を浮かべながら)さようなら、お姉様。もう会うことはないだろうけど、ずっと応援しているわ」

母、主人公の髪をときながら「よしんば辛いことがあったとしても、じっと耐え忍ぶんだよ。決して、ここへ帰ってこようなんて気を起こしちゃいけない。お前は、今日をもって、この家を勘当されたと思いなさい」


結婚直後。主人公は商人特有のへりくだった言葉遣い、それでいて陰で相手を見下すような姿勢に慣れない。

商人「何事も、分相応というのがあります。私も器量の良い方ではありませんですから」

「女は美貌で男をたぶらかし、男は金と権力で女を好きにすると言いますでしょう?私は金の方はある程度持っているんですが云々。私は成り上がりですからね、同業者たちから未だに侮辱を受けるんですよ」

「分かってらっしゃると思いますが、私は、あなたとではなく、クエンティン家と結婚したんですからね」


商人「不倫の心配はいらないな」呟く。

「遠く海をまたいで、東方にあるアジアという国では、纏足と言って、主人から逃げられないよう妾の脚を小さな靴に無理にしまい込むという野蛮な風習があるそうです。よかったですね、ここがアジアでなくて!もっとも、あなたには必要のないこと……。なぜって、私のもとを離れて逃げられる場所などないのですから」

「あなたの顔は、商売の邪魔になりますからね、部屋の中にこもっておいでなさい。心配しなくても、あなた一人くらい私が養ってあげますから。もちろん、贅沢はできないでしょうが」

周囲には「未だ貴族気取りが抜けませんでして、外に出たがらないのですよ」とうそぶく。


可愛い妾や愛人が来る。元売春婦など計三人。

商人、主人公について説明「こいつは置物でさぁ。小汚いが、口答えしないので便利ですよ」

妾、純粋な好奇心で話しかけてくる。商人の話では、クエンティン家が無理を言って主人公が無理やり嫁いできたことになっている。商人はその話で女たちから同情を買おうと必死である。主人公、さめざめ泣く。

妾、主人公に「大丈夫。黙っておいてあげるわよ。あなたも苦労なさったんでしょう?」

★「貴族は苦労知らずって言葉があるけれど、あたし、常々思ってたの。庶民は庶民の苦しみが、貴族には貴族の苦しみがあるって」

微笑みつつ、冗談めかした口調で「でも、あなたのような人でも、マサイスさんのようなお金持ちに救っていただけるんだから、貴族の方がやっぱり楽かしらね」


常々商人にこきつかわれて、恨みを持つ使用人が昼間に魔が差して主人公を襲う。それから夜に逢瀬する。

使用人「いけませんねえ。いくら醜いからって、夜に奥方を部屋で一人きりにさせるとは」

子供ができ、つわりがくる。

商人「え?なんだってこんな……」

「こいつは傑作だ!」

「誰がお前なんかを欲しがったものだろうね?!」

「さぁ、誰がお前を孕ませたんだね?答えろ!え?」

主人公泣きながら首を振る。

「畜生!畜生!足をすくわれた!堕ろせ!今すぐに堕ろせ!畜生!」

商人、主人公を押し倒し、蹴りつける。主人公、首振りつつ腹守る。

商人、一応の道徳心によってハッとし、笑顔を作る。

「いやいや、これではまるで私が悪人のようじゃないですか」

「堕胎しろと言ったのは、訂正しましょう。お産みなさい」

「あなたのご両親の顔は普通なのに、あなたのような醜い女が産まれたわけです。逆に考えれば、あなたが産んだ子は、親に似ず、わりかし美人かもしれませんよ」


使用人、発覚直後

「まさか、私の名は出しておりますまいな?」主人公頷くと、ほっと胸なでおろす。

「私のせいだとバレたら大変なことになります。私は生きておれないでしょう」

「いいですか。このまま決して他言しないでくださいよ。私の命運は奥様にかかっているんです」主人公頷く

使用人、孕ませてからはよそよそしく、2か月後に逃げる。病身の母の看病をすると言って


商人の主人公に対する扱いは子供出来てから一層雑になる。

子供は表向き商人と主人公の子とされる。男。顔は普通だが、いつも物憂げで、影のある子に育つ。

(主人公、ピアノの調律師に淡く惹かれるが、こちらから強く言い出せず、あちらも主人公への嫌悪感はないが関心もないので、何も起きない。ちらちらと話すだけ)

主人公、子を膝枕して横顔を見るのが好き。はじめて自分の所有物ができたようで。(今までは服などもおさがり)


子「お母様。少し良いですか?」

部屋に普通に入ってきて、わっと泣く。

「……その時、私に向かってお父様が『お前は望まれて産まれたわけではないから』と言ったんです。お母様、これはいったいどういうわけでしょう?」

主人公は、悔しい、悲しい、我が子も自分のように虐げられるのかと思う。しかし、そうした反発はみるみる氷解してしまう。

鞭で打たれると、抵抗するどころか、飼い主に身を任せてされるがままになる、よく調教された牛のように、長年の侮辱にさらされ続けた主人公は、虐げられることを自ずと受け入れるようになってしまっていた。

「よしんば辛いことがあっても、耐え忍ぶこと」ここへ来る前、母親が言った言葉が思い返される。けれど、主人公の心情はそれとも違っていた。

★貴族は貴族のように、庶民は庶民のように、商人は商人のように、虐げる者は虐げる者のように、虐げられる者は虐げられる者のように、各々の型に従って、各々が完成するのだ。日常における反復によって、万人はゆっくりと形を成すのであって、それから逃れることは、誰にもできないのである。

主人公は、卑屈に笑って、子に言う「お父様も変なことを言うものね。何か怒らせるようなことでもしたの?さあ、そんな気難しい顔をせずに、私の膝元に来なさい?」


よし、明日は文字数をどんくらいにするかとか、考えよっかな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ