みのりは、かりん糖メロンパンを最後まで食べれない。
〜お昼休み〜
いつものように、私のまわりは、女子達で集まっていた。だがこの女子達も、放課後一緒に帰ったり、一緒に遊んだりはしない。
「ねぇーねぇー!裏アカって!しってる?」
一人の女子がボソっとみんなにきいた。私は朝、コンビニで買ってきた。かりん糖メロンパンを喉につまらせそうになった。
ゴホ、ゴホ、ゴホ、
「ちょっとみのり?大丈夫?イチゴミルク飲む?」
かりん糖メロンパンも甘いのに、さらに甘くするのは止めてほしい。
「実はさ、今さ、プイッターっていうのが、あって
、裏のアカウントが作る人が多いんだって、高校生で!」
「裏のアカウントで、何するのよ?なんか悪口?芸能人とかで裏アカ作って悪口、言いまくってた人いたよね?」
私は、背筋がこわばってくのを感じながら聞いていた、かりん糖メロンパンが更に、舌の上で甘みがまし、団子状になって飲み込むのが難しくなってきてた。
「違うよ、エッチな投稿するんだよ、自分のさ、胸やら、なんやら!自家発電とかさ!」
「え?なにそれ?信じられない。なんでそんなことするの?」
「多分、承認欲求とかじゃない!見られたいとかさ
、あと、分かんないけど性欲?知らない人とセックスもするんだって、」
「げぇ気味悪い。犯罪じゃんそんなの!」
私は、いつしか食欲が完全になくなり、かりん糖メロンパンを半分残し、袋の中に戻した。いつもなら雪印のコーヒーもガブガブ飲むのに、全然すすまない。
「でもさ、みのりみたいにさぁ、」
ドキッ!!!!!!!!!!!
「凄く容姿がみんな!可愛いかったら、そんな裏アカなんて流行らないよね!裏アカなんて、少し顔が悪くて、モテナイ女がやるもんだよね!みのりなんて!街に出れば、視線を一人じめだもんなぁー!」
「ぁあー私も生まれ変わったら、みのりみたいに!可愛くなりたい。私、最近イチゴミルク飲みすぎて!太ってきちゃった。」
私は居心地わるくて、ハミガキセットの入ったカバンを持ち!ちょっとトイレといってそこから!出た!
裏アカをやってる人達に顔がいいも、悪いもない。現にプイッターをやってる裏アカの子たちは、容姿が可愛い子が多い。遥はちょっと別にして、
そう全ては私の中にいるであろう怪物が、裏アカをやってる女の子達にも潜んでいるんだ。
トイレまで来ると、うずくまってる、男の子がいた。その後ろ姿が、昨日見た、カズキの姿に重なって見えた。近くにくると、誰だか分かった。私が育てたあの、怪物の後ろ姿だった。
「ねぇーどしたの?こんなとこで?」
私はいつもと違う声で、横溝君に話をかけた。
「あ、、、あの、、すいません、、ちょっと」
ぁあーコイツはいつもこうなのだ!言いたいことをハッキリいわない!私はまたイライラしてきた。
「どしたのよ?こんな所で丸まってて?横溝君はアルマジロの?生まれ変わりなの?」
ちょっと攻撃的に怒っていう
「あ、、、、えっと、、、ちょっとお昼忘れて、ひ、、貧血気味で、フラフラと、、」
「なんだそんなこと、、、ほら、、」
私はカバンの中に入っている食べかけの、かりん糖メロンパンを床にほおりなげた。そして、横に飲みかけの雪印のコーヒーを置いた。
「食べないと、力出ないわよ、、あとそれから、パンツはちゃんと取り替えなさい!」
とだけ残し、私は女子トイレに入った。
実に3ヶ月ぶりの会話だったが、アイツにだけは、なぜか素で話せる気がした。アイツも男子トイレに入ったらしい。便所メシか、、いや、アイツの事だから、私が、パンのかじった場所や、私の使っていた、雪印のコーヒーについてるストローの匂いでもかぎながら、事をなしてるかもしれない。
いずれにせよ、アイツは明日からまた利用させてもらう!その今日は前段階の餌としよー
私の中で怪物がうねりをあげている。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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