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私の中で眠る承認欲求という怪物  作者: 百合香


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38/52

みのりは、かりん糖メロンパンを最後まで食べれない。

  〜お昼休み〜


 いつものように、私のまわりは、女子達で集まっていた。だがこの女子達も、放課後一緒に帰ったり、一緒に遊んだりはしない。


 「ねぇーねぇー!裏アカって!しってる?」


 一人の女子がボソっとみんなにきいた。私は朝、コンビニで買ってきた。かりん糖メロンパンを喉につまらせそうになった。


 ゴホ、ゴホ、ゴホ、


 「ちょっとみのり?大丈夫?イチゴミルク飲む?」


 かりん糖メロンパンも甘いのに、さらに甘くするのは止めてほしい。


 「実はさ、今さ、プイッターっていうのが、あって

、裏のアカウントが作る人が多いんだって、高校生で!」


 「裏のアカウントで、何するのよ?なんか悪口?芸能人とかで裏アカ作って悪口、言いまくってた人いたよね?」


 私は、背筋がこわばってくのを感じながら聞いていた、かりん糖メロンパンが更に、舌の上で甘みがまし、団子状になって飲み込むのが難しくなってきてた。


 「違うよ、エッチな投稿するんだよ、自分のさ、胸やら、なんやら!自家発電とかさ!」


 「え?なにそれ?信じられない。なんでそんなことするの?」


 「多分、承認欲求とかじゃない!見られたいとかさ

、あと、分かんないけど性欲?知らない人とセックスもするんだって、」


 「げぇ気味悪い。犯罪じゃんそんなの!」


 私は、いつしか食欲が完全になくなり、かりん糖メロンパンを半分残し、袋の中に戻した。いつもなら雪印のコーヒーもガブガブ飲むのに、全然すすまない。


 「でもさ、みのりみたいにさぁ、」


ドキッ!!!!!!!!!!!


 「凄く容姿がみんな!可愛いかったら、そんな裏アカなんて流行らないよね!裏アカなんて、少し顔が悪くて、モテナイ女がやるもんだよね!みのりなんて!街に出れば、視線を一人じめだもんなぁー!」


 「ぁあー私も生まれ変わったら、みのりみたいに!可愛くなりたい。私、最近イチゴミルク飲みすぎて!太ってきちゃった。」


 私は居心地わるくて、ハミガキセットの入ったカバンを持ち!ちょっとトイレといってそこから!出た!


 裏アカをやってる人達に顔がいいも、悪いもない。現にプイッターをやってる裏アカの子たちは、容姿が可愛い子が多い。遥はちょっと別にして、


 そう全ては私の中にいるであろう怪物が、裏アカをやってる女の子達にも潜んでいるんだ。


 トイレまで来ると、うずくまってる、男の子がいた。その後ろ姿が、昨日見た、カズキの姿に重なって見えた。近くにくると、誰だか分かった。私が育てたあの、怪物の後ろ姿だった。


 「ねぇーどしたの?こんなとこで?」


私はいつもと違う声で、横溝君に話をかけた。


 「あ、、、あの、、すいません、、ちょっと」


 ぁあーコイツはいつもこうなのだ!言いたいことをハッキリいわない!私はまたイライラしてきた。


 「どしたのよ?こんな所で丸まってて?横溝君はアルマジロの?生まれ変わりなの?」


ちょっと攻撃的に怒っていう


 「あ、、、、えっと、、、ちょっとお昼忘れて、ひ、、貧血気味で、フラフラと、、」


 「なんだそんなこと、、、ほら、、」


私はカバンの中に入っている食べかけの、かりん糖メロンパンを床にほおりなげた。そして、横に飲みかけの雪印のコーヒーを置いた。


 「食べないと、力出ないわよ、、あとそれから、パンツはちゃんと取り替えなさい!」


 とだけ残し、私は女子トイレに入った。


 実に3ヶ月ぶりの会話だったが、アイツにだけは、なぜか素で話せる気がした。アイツも男子トイレに入ったらしい。便所メシか、、いや、アイツの事だから、私が、パンのかじった場所や、私の使っていた、雪印のコーヒーについてるストローの匂いでもかぎながら、事をなしてるかもしれない。


 いずれにせよ、アイツは明日からまた利用させてもらう!その今日は前段階の餌としよー


 私の中で怪物がうねりをあげている。


ここまで読んでくださりありがとうございました!

また引き続き宜しくお願い致します。

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