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さんびゃくさんじゅうきゅうかいめ

 今日は、雲が多く、風が強かった。相変わらず湿度は高いし、暑い。入道雲のような雲や、その上には薄い雲が広がっており、酷く綺麗だった。ただ、写真を撮る気は起こらず、目に収めるだけに留めた。少しだけ憂鬱な気分だった。手を伸ばせば、空に届きそうで、歩きながらも手を伸ばしてみた。段差で転びそうになって、変な声が出た。しばらく空に手を伸ばすことはしないと思う。

 夕方になると、先ほどの入道雲が鈍色になり、薄い空だけが夕焼けに染まる。思わず見入ってしまうほどに綺麗で、どこか残酷なようにも思えて、なんだかいてもたってもいられなくなった。かといって、何かをするわけでもなく、本当に心が落ち着かず、ふわふわと夢心地のように帰ってきた。そんな日だった。

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