にひゃくにじゅうはちかいめ 棚田
今日は朝から曇っていたのだが、少しづつ晴れ間が見えてきて、昼間から海に来た。美味しいものを食べた。しらすと山芋といかの海鮮丼に、あじフライのハンバーガー。どちらもおいしく、その地域にある特産物を食べたので、新鮮な感じがした。
その後、棚田を見に行った。念願の水の張った水田で、家の近くの田んぼはまだ水を張っておらず、今日行った棚田や、道中にあった田んぼには水が張っていて、早いところはもうすでに田植えが済ませてあった。これが大きくなって稲穂が垂れるようになるのを想像して幸せな気持ちに包まれた。
棚田と海はそれはそれはきれいで、海と棚田に張られた水が太陽をきらきらと反射して輝いている。
近くで鳴いているウグイスの声と、少し強めの風の音、木々がざわめく音だけが響いている。波の音が聞こえないのだけが少し残念だが、きれいな景色に、春を感じる音に癒やされる。
だんだんと日が暮れて来たら、うぐいすの声がだんだんと減ってきて、雨蛙の声や、牛蛙の声が聞こえるようになってくる。同じく写真を撮りに来ていた人達と話をする。どうやら六月になると漁火が見ることが出来るらしく、またその頃に見に来れたらいいなぁと思った。他にも、棚田も年々規模が縮小されていっているらしく、後継者もいないので仕方のないことらしいのだ。
少しだけ悲しくなった。これだけ綺麗な棚田も、もしかしたら来年は更に小さくなってしまうのかもしれない。そう思うと、今日来ることが出来て良かったと、素直に喜べた。話していた人達もひとり、またひとりと帰路についていって、私を含めて二組になったときに、ぽつりと漁火が一隻浮いているのが見えた。一隻だけとはいえ、漁火が見えたことにまた、嬉しくなった。




