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第二話 新キャラ登場!ついでに勇者召喚

……ネタをもっと書きたいなぁ。

あ、この作品を読む時は部屋を明るくして、画面から約32cm位離れて読んで下さいね?

 昔は何時だって特別と言う言葉に俺は夢見ていた。

 誰だってそうだろう?

 俺は昔は正義の味方を夢見ていた。

 俺は昔は科学者になってみたかった。

 俺は昔は王様になってみたかった。

 俺は昔は誰かにとっての特別になりたかった。


 俺の名前は織田勇助。

 しがない普通の高校生だ……ったんだけど、何故か今城の中にいる。


 「……え、えとどういうコトでせうか?」


 「我々の呼びかけに応じていただき有り難うございます」


 「……は?あの、此処は一体何処何で?」



 さて、スライムを十体程度ばらまいて置いたがちゃんとその道を通ってきてくれるんだろうか?

 ま、来なかった場合はそのまま放っておくか。

 アイツ達も最近雇用が無くて久々の仕事だから張り切っていたしなァ。

 そのうち勇者見つけて疲労させてくれンだろォ。


 「旦那ぁ!出来たぜぇ!!」


 「お、どれどれ……」


 形、完璧。色、完璧。大きさ、完璧。

 色は魔王らしくワインレッドにしてみたンだが、普通は赤黒いのが良いのかねェ?

 そこらの趣味は全く解らねェからな……。


 「旦那の言ってた魔力消費量を5割カット出来たよ!」


 「……は?」


 ……ああ、コイツは天災だったな。

 正直アレでも少なめだった筈なんだが、まさかの5割カットと言う低燃費。

 DAI○AT○Uも吃驚のTNPなコトで。


 「良くやった。今度何か一つ言うことを聞いてやるよ」


 「じゃ、じゃあ!処女を貰って!!」


 「……あ~、あ~。俺には何もキコエナイ!」


 何にも聞こえないぞ。

 俺には何にも聞こえていない。

 俺は悪くないはずだ、だって俺は彼女持ちだからなッ!


 「葵~!」


 「お、リアか」


 「そ~だよ!泥棒猫レーダーに引っかかった奴が居たから消滅させてやろうかと思ってさ~」


 「いや、消滅とか要らねェから。アイツはコレを作ってくれただけだから」


 「……あ~、言ってた奴?」


 「そう言うことだ。おい、レイナール!」


 「な、なんでしょうか、旦那?」


 「お前も見ていかねェか?」


 「リア様に悪いんで遠慮させて貰います~!」


 「残念、魔王命令だッ」


 「ひ、卑怯だ!!」


 卑怯?褒め言葉だな。

 ……さて、此処で今解っている勇者召喚について纏めると、

 1.勇者を召喚する際にかかる加護は自分の好き勝手に弄ることが出来る。

 2.召喚する際には召喚した者の力に合う程度の勇者が召喚される。

 3.一生の内に召喚できる勇者は一人である。

 4.召喚できる者は王族のみである。

 こういう感じだな。

 俺を召喚したのは王国ことアヴァロンの姫であるアウダという女だったらしい。

 なにやら歴代最高の姫だったらしいが、俺みたいな喧嘩が強いだけの奴を召喚してしまった訳だ。

 正直な気持ちとしては、「あ~面倒臭ェコトに巻き込まれたなァ」だった訳なんだが、今となっては感謝している。

 そのお陰で俺はリアやレイナール達と会うことが出来たんだからな。


 「ま、取り敢えず居ておけ開発者」


 「嫌だよぅ……。怖いんだよぅ……」


 「フフフフフフフフフフ……」


 それについては激しく同意する。

 口には出さないがな。

 絶ッ対に口には出さないがな……。

 昔、近所の姉ちゃんが彼氏寝取られたときに笑っていたその姉ちゃんを見て俺が「こ、怖い」って言ったら、気付いたらボコボコになっていた、というトラウマ的今になっても笑えない思い出があるからな。


 「リア、落ち着け」


 「私だけじゃ、駄目なの?」


 「ッグ!?」


 は、鼻血が……。

 涙目で上目使いは正直オワコンかと思っていたが、コレは予想以上の威力だ……。


 「ち、違う。俺は作った者が居ないとどう使うのかが解らないから引き留めたわけであってだな、別にリアだけじゃ駄目とかじゃ無くて!!」


 「……」


 「だああ!!レイナールもそんな目で見てるンじゃねェよ!!」


 畜生……。

 俺魔王なのに振り回されっぱなしじゃねェかよォ……。

 ……爺さんも言ってたな。

 『俺達男はな、どれだけ戦いで勝ててもどれだけ力が強くってもな?女の涙にゃあ勝つこともできねぇし、女の嬉しいときの笑顔にゃ弱いんだよ』

 その通りだぜ、爺さん……。


 「取り敢えず始めンぞ!レイナールやり方教えてくれ!」


 「……完全に話そらしたね、旦那」


 「……だね。あ、そう言えば君の名前は何なのかな?」


 「どうも、上級悪魔のレイナールで御座います」


 「フフッ、そんな畏まらなくて良いよ。私はもう元魔王でしか無いんだからさ。じゃ、君のことはこれからレイナちゃんって呼ぶよ。私のことはリアで良いからね?それと敬語はなしだよ!」


 「う、うん。え、えと、宜しくね?」


 何故に急にそんなに仲良くなってるんだ?

 ま、仲が良いことは良いことなんだけどな……。


 「取り敢えず説明するよ、旦那。旦那がその鏡を持って魔力を込めたら終了。込められた魔力が無くなるまで使えるし、其処に入ってる魔力はそのメーターで解るようになってるから」


 「……お前本気でスゲェな」


 「ドヤァ?」


 「レイナちゃん、何で私の時に上級悪魔じゃなかったの……?」


 「……え、え~と僕引きこもってたから」


 俺がわざわざ図書館から引き摺って外に出したんだよな。

 老害をぶっ潰して、戦力をかき集めてた時期のことだったな……。


 「ま、見てみるか!」



 さて、此処はアヴァロンと言うらしい。

 どうやら全て遠き○想郷のあの某運命のアヴァロンではないけどな。

 さて、騎士王も居ないから此処に興味ないや。なんて言えるわけもなく俺は此処で勇者をすることになった。

 しょうがないよな。

 でも、俺を召喚したときに聞こえた【quintuple】って一体何なんだろうか?

 幸い、俺を召喚した女の人は綺麗で良かった。


 「……貴方には魔王を狩って貰いたいのです。……私の人生に泥を塗ったあの腐れ元勇者を」


 「え?今なんと?」


 「いえ、何も。魔王狩りの旅には私と貴方を召喚した巫女と貴方と、そして今此処に居ない騎士の四人で行くことになります」


 RPGでも無いのに魔王を倒すのに少数で行くってのはどういうコトだ?



 ……やっぱり加護の倍率を減らしたか。

 ま、それはそうなんだろうがな。

 俺みたいなのが出てきて今度は国を潰された。なんてコトになったら終わりだもんな。

 しかも、ご丁寧に首輪まで付けてやがるな……。


 「あの勇者のこと流石に同情しちゃうね」


 「やっぱリアにも解ったか?」


 「僕も解ったけどね!」


 「お前なら解って当たり前だろ?」


 「あ、うん」


 ものの見事に裏切れない様にされてるな……。

 想像するとしたら某運命でいう令呪な感じで大体補完できる筈だ。

 ま、一種のギアス、つまり制約な訳だ。


 「ま、兎にも角にもチマチマ疲労させていく方針で良いよな?」


 「そうだね」


 「あ!!葵様!!」


 今俺に声をかけたのはユリア。

 この子の見た目はアルビノでツインテールにしている。

 いつもの如く美女である。


 「げ……」


 「あ、リアも居たのね。関係ないけど。それより葵様!どうして私を呼んで下さらなかったのですか!」


 「……あ~、忘れてたンだ。今度から呼ぶから許してくれ」


 「……しょうがないですね。今度は呼んで下さいね!!」


 「了解だ」


 実を言うと苦手だ。

 何というか俺がひん曲がった根性してるから、全てにおいて直球のユリアは苦手だ。

 スレンダーな美女では有るんだがね、俺の好みではあるんだが、苦手だ。


 「取り敢えず今日は終いだから、悪いな」


 「いえ、今度誘ってくれるんなら良いですよ」


 物凄い魅力的なんだけど苦手なんだよなァ……。

 大切なことなので三回言った。

 ……なんかかわいそうだけどもう一寸スライムを、正確に言うと三十匹ほど送りつけるかァ。

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