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かほり  作者: ろくろ
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僕の気になった人は、美しくも儚い人だ。


白く透き通った肌と小さくて華奢な体は

誰がどう見ても守りたくなるような、そんな姿だった気がする。


そんな貴方に初めて会って、もうすぐ一年が経つだろうか。

僕は君を去年の春、見たっきり会っていないね。


だから正直なところ、今どんな姿でどんな生活を送っているのか分からない。

けど君の香りだけはずっと覚えている。


スッと鼻に通る緑の香りと、それに続く柑橘系の香り。


貴方は今、どこで何をしていますか。

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