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化け物狩り  作者: 雪咲 瑞稀
3/3

神器探し


お風呂で鼻歌でも歌いながら髪の毛を洗っていると…


ーガラガラガラー


後ろの扉が開いたような気がしたが目を開けるとシャンプーで目がしみるので開けらない

しかし、扉を開けた人物は私の背中に柔らかい物を当てる。

私が男なら惚れてもおかしくない


そして、甘い声で、「身体を洗いますよ」

っと言ってきた

その気持ちを無下に断る理由もなく承諾した。


身体を洗ってもらったので雫さんの身体を洗ってあげた

洗ってみて思ったのだが身体中が傷だらけで女性の身体とは到底思えない様であった

一体どんな事があったのかは想像もつかない


すると、雫さんが気にしている事に気づいたのか

「このキズはたくさんの人を守ってきた証だから!

穂香ちゃんにはちょっと難しいかな?」


なんて偉大な人なんだろう…


私はこんな人になりたいと思ってしまった




一夜明けて朝早くから雫さんとアホが家を出た

着いて行きたいけど、この間みたいな事は

正直関わりたくない行かなかった…


それからすぐの事である

私が課題をしていると山の方から雄叫びが聞こえた


オォォォォー


気高い声が山々にこだまする!


「白山の天孫(あまひこ)が怒っとるな」

おばあちゃんの言葉に私は驚きを隠せないでいた

確か、雫さんたちは化け物と戦ってるはずだからもしかしたら…その考えが頭をよぎる…


「おばあちゃん…そのあまひこって何?」


天孫っていうのは私が生まれる前の話になるんじゃが、昔蛇石という珍しい石があって

それは上にカエルを置くとたちまちカエルが消えてしまう…まぁ、不思議な石じゃ!

ある時、とても大きな地震が起きてその石が割れてしまうという事件が起きてしまってな、その後から急に作物が育たなくなり、村のみんなは飢えに苦しんだ

村の人たちの中には土地神様が目覚めたと言う人もおったそうじゃ

ある時それを見兼ねた町の商人が天孫という剣の名人を派遣なさって原因究明に勤めなさった

そして、原因は山から流れでる水が作物を育たない環境にしていると分かったんじゃ…

しかし、その山は土地神ことヤマタノオロチが封印されている山として有名でな…村の人たち必死に止めようとしたが天孫は忠告を聞かずに山に入ってしまい

村の人たちは大慌てじゃた

それから1ヶ月後のこと

天孫は山から降りてきた

よく見ると身体中は傷だからでとてもじゃないが立つだけでやっとという様子じゃたそうじゃ

そんな人がもう大丈夫、これから作物は育つようになると言うからには村の人たちは感謝の意を決して忘れまいと後世に伝えようとこの話を残した

これが白山の天孫伝説じゃ


もしも、そんな人がまだ山にいたら雫さんたちは危険かもしれないと改めて思ってしまった


一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一


時は遡って山の方へ


寒い、暗い…帰りたい


クロが駄々をこね出したのは30分ほど前のことである穂香(ほのか)ちゃんの家から出かけ、この山に来たのだが白い霧のせいで周りは見えず…

ここの山にあるという神器があるのかすら怪しい…

こんなことならお婆さんに話でも聞けばよかった


そんな事を思っても仕方がない…もう後の祭りである


文句を言いつつも進むと霧が晴れた場所にやってきた

どうやら頂上に辿り着いたようだ

そして、ひときわ光が差す所にひとりの男が座っていた


どうやらこちらには気付くこともなく小鳥たちと戯れている様であった

私たちの気配に気づいた男がこちらに注意を向けると背中から汗が噴き出す…

一刻も早くこの場から逃げたいと思うような威圧であった


「おーすまない!威嚇するつもりはなかった」


男は気軽な口調で警戒を説いた


「なにぶん、こんな山奥に居ると人も来ないもんだから対応を間違えてしまった!紹介が遅れた拙者は天孫と申す!よしなに」


「ここに神器?があるって聞いてきたのですが?」


天孫の顔が一瞬曇った…

「何故?その神器を求める。あれは其方には扱いづらい代物」


「奴らに対抗する力がいるから…」


その言葉に天孫の態度が豹変した


赤い羽織を広げ、腰に刺している剣を抜いた

その剣の刀身は黒く光輝きその奥に何かあるようであった…

それが草薙の剣と人目見ればわかった


私とクロはひとまず距離をおいた…

相手の力量がまだ分かったないからである


クロとアイコンタクトして連携をとり、様子をみる

が手応えがあまりない…


どうしたものか…そう思っていると


「攻めないならこっちからもいこうか」

天孫はそう言って剣を一振りするだけで地面が揺れた


これが神器を手に入れた人との戦いである

投稿する期間を短くしたい…

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