↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王とメイドと恋する勇者  作者: JazzPopSound


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/3

1話:魔王城の日常と、ちょっとした秘密

【前書き】

ご覧いただきありがとうございます!

本作は、ちょっとポンコツで可愛いツンデレ魔王様と、そんな彼女に恋をして手作りお菓子持参で攻め込む勇者様、そして周りの賑やかすぎる仲間たちが織りなす「勘違い&ラブコメファンタジー」です。


【登場人物】

・マオ(魔王): ぶどうジュースと甘いものが大好きなポンコツツンデレ魔王。


・ネコ(メイド): マオ様を温かく見守る(?)優秀な獣人族(猫)の専属メイド。


・ユウ(勇者): 敵である魔王に恋をして、剣を捨ててケーキを焼き始めた人間族の男。


・シェーフ(シェフ): 料理の味には一切妥協しないダンディーな魔族の総料理長。


・セイ(聖女): ユウを追いかけて魔王城の裏門を爆破する人間族の暴走幼馴染。


・ジィ(執事): 二人を引き離そうと裏で暗躍しては胃を痛める獣人族(狼)苦労人。


ほっこり笑えてキュンとするお茶会ストーリー、ぜひお楽しみください!


「世界を今すぐ、滅ぼすわ」


漆黒の玉座に深く腰掛け、氷のように冷たい瞳で眼下を見つめながら、彼女――魔王マオ様は静かに呟いた。


流れるような赤髪に、地獄の業火を思わせる漆黒のドレス。その背後に佇むだけで息が詰まるほどの圧倒的な覇気。数々の冒険者たちを震え上がらせてきた「恐怖の象徴」である。


だが、そんな恐ろしい魔王様には、誰にも知られていない秘密があった。


グラスの中でゆらゆらと揺れる深紅の液体を、彼女は満足そうに口へ運ぶ。


「……うん、甘い。美味しいわ」


……それ、今日のおやつの100%ぶどうジュースである。


さらに言えば、晩餐のハンバーグの端っこには、彼女が子供のように嫌ってこっそり避けたピーマンの残骸が転がっている。


そんなマオ様のお世話を一手に引き受け、日々盛大に頭を抱えているのが、専属メイドの私――ネコだ。


「クールな魔王のメイドは楽じゃないの!」と言いつつも、雷が鳴れば袖にしがみついてきて「怖くないもん!」と強がるマオ様のギャップに、私のハートは完全にひれ伏している。


しかし、平和(?)な魔王城の日常は、ある日を境にガラリと変わり始めた。


窓の外の城門をドカァァァンと派手に吹き飛ばし、傷だらけになりながらも懲りずにやってくる――「光の勇者」のせいで!


◇


「また来たのね、傷だらけの懲りないやつが」


ある日の夕暮れ。魔王城の厨房では、腕利きのダンディーなシェフが、暗黒のフルコースの仕込みをしながら渋く溜め息をついていた。


「また城門が壊されたか。……まあいい、今日もあのお方の胃袋を最高の一皿で満たしてやろう」


メイドのドジも、スパイスの効いたハーブも、すべてが最高のディナーの隠し味。魔王城のグルメな日常は今日も健在だ。


一方その頃、地下の暗い廊下では、執事が静かに不敵な笑みを浮かべていた。


(ふむ……聖女が勇者を慕っているという噂ですね。これは好都合。あの軟弱者をそちらへ誘導し、魔王様から遠ざけてしまいましょう)


真面目な顔をして一番の黒幕――もとい、勝手なマッチポンプを企む執事の暗躍により、物語は思わぬ方向へと転がり出す。


勇者は城門を叩き、メイドはぶどうジュースを注ぎ、シェフは極上の料理を焼き、執事は裏で糸を引く。


そして、勇者を追い返すはずの魔王様の心にも、なぜか小さな波風が立ち始めて……?


光と闇、恋とドタバタが入り混じる、ちょっとおかしな世界征服(?)の幕が、今、静かに上がろうとしていた。


YouTube

https://youtube.com/@jazzpopsound?si=AgtcZ3ydwEr0aA5q


SUNO

https://suno.com/@jazzpopsound


X

https://x.com/JazzPopSound

でも活動しています!是非お越しください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。