2話
帝都のとある部屋、窓から朝日の光が差し込んでいった。差し込んできた光は寝ているローグを照らし、俺は眩しく目を開けた。
「.....いつの間にか寝てしまったな」
俺はいつの間にか執務室で寝てしまったようだ。机の上には昨日の晩に書類整理している途中で寝てしまったが見たら分かった。
「ザウスが来る前にかたずけないとな」
俺はそんな事を言いながら床にも散らばっている書類達を見て苦笑した。執筆し終わった書類や分厚い本が重なっていたりしていた。
そんな事をしていると執務室の扉が開き、一人の男が入ってきた。
「失礼します。ローグ様.....」
「あーーーおはよう」
「おはようございます。自分が3日間いないだけでここまで散らかるんですか」
ザウスはそう言いながら床に散らばっている書類を拾った。俺はそれに対しては何も言えないのでザウスと散らばっている書類を拾いはじめた。
「ようやく、かたずきましたね」
「あぁ、助かった」
「構いません、自分はローグ様の補佐官ですから」
俺は椅子に座り、人休憩をしていると机の上にパンが置かれた。俺は少し驚いたがパンだと分かりザウスの顔を見ると、呆れた顔でため息をお吐いていた。
「どうせ朝ご飯を食べてないと思って持って来て正解でしたね」
「お、ありがたいな」
そういって机の上に置かれたパンを手にとり食べ始めた。そんな事を見ているザウスは呆れた顔になっていた。
「うん?何かついてるか?」
「はぁ~、貴方は自分の立場をお分かりですか?」
「興味がない」
「『無情の黒騎士』...他国から呼ばれ浸透した名であり黒十字軍を率い、少数な軍だとしても圧倒的な力で敵軍を倒し敵対した者には一切の情が無く、冷血、冷徹であり、そう呼ばれ『帝国三剣』の一剣として帝国の『最強』としてのお方です」
「そうだとしても全ての功績が俺のおかげじゃあない」
そう言って俺は立ち上がり窓を開けた。今日は特に風が強かった。
「どこかに行くのですか」
「あぁ、少し行って来るよ」
「魔武装・黒騎士」
俺が着ている軍服の胸元に付いている、黒十字の紋章からだんだんと広がっていき最終的に真っ黒の全身フルアーマーの姿になりそのまま窓から飛び降りた。
その光景を最初から最後まで見ていたザウスは呆れながら自分の主が飛び降りた窓を見つめた。
「全く......こんな主人に仕えたのが何よりの.....幸運です」
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