第十二話 戦闘訓練
ー前回のあらすじ
無事戦いは終わった。
しかし、その戦いで課題が残った。
その課題を克服することはできるのかー
無事戦いは終わった。
前回の戦いで、それぞれの課題が明らかになった。
そして実技の授業にて
永瀬 脩「これから、それぞれの課題に向けての戦闘訓練を始めるよっ!」
犬飼 魔虎(初対面の時から思ってたが、若干一ノ瀬とキャラ被ってんだよな…)
永瀬 脩「対人戦形式でいくよ!辛島くんと二階堂くんは斑目 瞬先生、水無瀬さんは催音 美穂先生、凩さんは澤野 量子先生、梶くんは副校長・西園寺 知洋先生、そして犬飼くんは…この僕が相手をする。」
永瀬 脩が指を鳴らすと、敷地内のそれぞれのフィールドに移動した。
辛島 迅・二階堂 千智はそのままグラウンド、水無瀬 雫は人造湖エリア、凩 摩稀は砂漠エリア、梶 才牙は森林エリア、犬飼 魔虎は平原エリア。
そして実技の対人戦闘訓練が開始する。
―辛島 迅・二階堂 千智サイド
辛島 迅・二階堂 千智は、自立強化訓練。
この二人は、先の戦いで無力感に苛まれた。故に、空闓とは違うが、似た能力を持つ斑目 瞬が相手をする。
斑目 瞬「いつでもかかってきな。」
辛島 迅「輪廻解錠 磁厘爪!」
二階堂 千智「輪廻解錠 先見の明!」
辛島 迅が攻撃を仕掛けるが、斑目 瞬が消える。
辛島 迅「消えた!?」
斑目 瞬は、二階堂 千智の後ろにいた。
二階堂 千智「後ろか!」
二階堂 千智が回し蹴りをするが、そこに斑目 瞬はいなく、また二階堂 千智の後ろにいた。
二階堂 千智(ッ…!)
辛島 迅・二階堂 千智(これは…まるで…あの時と同じ…!)
二人は空闓と戦った時のことを思い出す。
斑目 瞬と契約した魔戒は中戒の瞬空。能力はシンプル且つ強い、瞬間移動。
斑目 瞬「俺の能力は言ってしまえば永瀬先生の下位互換だよ。もっと頑張りなよ。」
そして斑目 瞬は二階堂 千智に言う。
斑目 瞬「相手の未来の動きは視れても、体がついていかなきゃあ意味がない。それに、戦いにおいて最も重要なのは力じゃない。役割だ。」
二階堂 千智(役割…?)
二階堂 千智は、また攻撃を仕掛けるが、またもや後ろを取られる。そして背中を蹴られ、飛ばされた。
すかさず辛島 迅の目の前へ瞬間移動し、ボディブローをする。
辛島 迅(うぐっ……!)
二階堂 千智(これは…)
辛島 迅(強敵だな…)
―水無瀬 雫サイド
催音 美穂「早速使うよ。」
催音 美穂「輪廻解錠 夢縛」
この技は相手の意識に直接幻覚を送り込み、恐怖や後悔などの感情を増幅させる。
催音 美穂が契約した魔戒は上戒の心魘。幻覚を見せる。
水無瀬 雫の課題は、そのメンタル。そのため、幻覚を見せる催音 美穂のスタイルはメンタルを鍛えるにうってつけ。
水無瀬 雫(私は…はぁ…はぁ…)
犬飼 魔虎(幻)「お前のせいで死にかけた…」
梶 才牙(幻)「足手纏いなんだよ。」
水無瀬 雫「ごめんなさい…ごめんなさい…」
催音 美穂(さあ、どう乗り越える?)
―凩 摩稀サイド
凩 摩稀「私の相手はあなたってわけね。」
澤野 量子「そうだよ?」
澤野 量子が、いきなり凩 摩稀の腹を殴る。
凩 摩稀「うぐっ…」
凩 摩稀「まあそりゃ、実戦では話してる暇ないよね。」
凩 摩稀が、立とうとして、技を出そうとする。しかし…
凩 摩稀「輪廻解錠!」
凩 摩稀「………」(バタッ)
凩 摩稀は、技を繰り出そうと立とうとしたが、頭がふらついて膝をついてしまう。
凩 摩稀「はぁ…はぁ…」
澤野 量子「重い?重いよね?」
澤野 量子が契約した魔戒は上戒の鉛鎖牢。相手に触れるたびに相手を重くする。それと同時に自分は軽くなる。
凩 摩稀は先の戦いで、強敵を目の前に諦めてしまった。よって、相手に触れられるたび重くなる。つまり、触れられるたび"不利"になる、澤野 量子が適任。
凩 摩稀「なんだか…体が…」
澤野 量子「はい、2発目。」
しゃがんでいる凩 摩稀の腹をもう一度殴った。
凩 摩稀「これは、まずいな…さっきより…体が…重い…!」
―梶 才牙サイド
梶 才牙「輪廻解錠 赫翼」
血の翼で飛びかかり、攻撃しようとするが、あっさりかわされる。
梶 才牙(何!?)
西園寺 千洋(読めてますよ〜。あなたは能力を使う時、初手は大抵赫翼で距離を詰める。全部読めてますよ〜。)
彼女が契約した魔戒は最上戒の智謀羅。脳の演算処理を極限まで加速させ、無数の可能性の中から瞬時に最適解を導き出すことができる。
一見叡広聞と似ているが、叡広聞は相手の未来の動きを"視る"、周囲にいる生体を"探知"するなどに対し、智謀羅は"読む"。だからこそ、制限が無い。
梶 才牙の課題は、"慢心"。梶 才牙は強い。それでいて頭もいい。だが、自分を上回る頭のキレを持つ西園寺 千洋に対し、心を折られずどう立ち向かうかが鍵。
梶 才牙|(こいつ…強い…)
―犬飼 魔虎サイド
永瀬 脩「輪廻解錠 クロノスタシス」
永瀬 脩が、早速指を鳴らし、時を停止させる。
5発攻撃を入れて、時を戻す。
犬飼 魔虎「はぁ…はぁ…いきなりかよ…」
永瀬 脩「敵は待ってくれないよ。」
犬飼 魔虎は、シンプルに技のレパートリーを増やしたり、戦闘能力強化訓練。犬飼 魔虎は先の戦いで、周りとの差を肌で感じ、落胆してしまった。だからこそシンプルに戦闘能力を強化する。
犬飼 魔虎「輪廻解錠 灼槍・束!」
灼槍を投げる前に永瀬 脩は時を停止させ、攻撃し、時を戻す。
犬飼 魔虎は吹っ飛ばされた。
犬飼 魔虎「強すぎる…」
すると永瀬 脩が先の戦いでの後悔を思い出す。
永瀬 脩(これは、犬飼くんの訓練であると同時に、僕の訓練でもある…)
永瀬 脩「どうした?これで終わり?」
挑発され、犬飼 魔虎は言う。
犬飼 魔虎「くそ…やってやる…!」
補足をすると、永瀬先生が指を鳴らすとフィールドに移動したのは、永瀬先生が時を停止させて、一人一人運んだんです。
もう重労働……この分の給料は出るんですかね?




