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エピローグのエピローグ



 わたしが目を覚ましたのは、薄暗い地下の一室だった。

「ここは、どこだ。ヨヨは。オウルウは。どうなったのだ」

 鈍い頭を働かせて、額に触れる。第三の目を開こうとする。

 ……ない? ああ、そうだ。自分で握りつぶしたのだ。

 なぜこんな場所にいるのだ? わけもわらかずに体を起こそうとする。緩慢にしか動かない肉体に戸惑う。まるで何年も眠っていたかのよう。

「ねぼすけ」

 白金色の髪の女が私を覗き込んだ。知らない、…………いや、見覚えのあるような気がする背の高い女だった。ひどく疲れた顔をしている。わたしの周りで、なにか極大規模の回復系呪文の魔法陣が役目を終えて壊れていく。

「…………きみ、もしやクロノか? わたしは何年眠っていた?」

 矢継ぎ早の質問には答えず、目を伏せた女は両手を伸ばしてわたしを抱き締めた。

「五年後ならありだって言いました」

 拗ねたように小さく呟き、そのまま声をあげて泣き崩れた。



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