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キス

大学試験当日

一人でお弁当を持って、わたしは大学に出かけた。

勉強も、昨日は最終チェックをして、安心して眠れたから自信はある。

『おはようございます、試験会場はこちらです』

「どうも」

試験会場の誘導の人が旗を持って案内している。

会場に入った途端に、緊張してくる。

「もしもし葵?」

(試験がんばってね!応援してるから)

「ありがとう」

葵からの応援メッセージ。

親の声よりも安心がする。



そして午後。



試験は終わった。

意外にも簡単な問題が結構出て、スラスラ解答欄が埋まった気がした。

携帯を返してもらった後、すぐに大学を出た。

「あ、もしもし葵?試験無事に終わったよ」

(実はさー今日の合コン、いい人揃いだから..湖乃実もどう?)

「ごめんパス」

わたしは家に帰ると、一番先にベットに横になった。

時計の音に酔いしれるように、何もする気にならなかった。

プルルルルルル...

「何葵?」

(俺、祈)

「何?」

(俺の本当の気持ち、知りたくない?)

「え?」

勝手に足が動くように、気づいたら祈の家にいた。

オレンジジュースをテーブルにおいて、祈はテレビをつけた。

「....気持ちって何?」

「あぁ、忘れてた」

するとテレビを消して、祈はわたしの唇にキスをした。

今度は軽くなんかじゃない。

10秒近く。

「...祈」

「俺の好きな人は、湖乃実だよ」

信じられない。








『わたしも、好き』






この言葉が。

今回は少し短いお話でした。

短くても、内容は大きかったのでは?

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