春。基司の苦悩
まえ、啓ちゃん家に行った時。
啓ちゃんが何もしてこなかったことが不安になっていく。
もしかしたら、
啓ちゃん俺のコトあきちゃった?
ショックすぎてあんまり覚えていないけど、
なんだか避けられてる気がする。
何度考えてもいやな結末しか思いつかない。
今度からどんな顔であったらいいのかな?
「おはよう、基司」
啓ちゃんが来た。
どうしよう・・・どんな顔で振り向けばいいのかな?
「・・・お、おはよう・・・」
前のことを聞くのが怖くなってその場から逃げだす。
「あ、基司!!ちょっと待って!!」
後ろから啓ちゃんの声がするけど怖いから逃げる
何にも聞きたくない・・・
クラスでも啓ちゃんが俺に何かを言おうと近づいてくる
「俺!!トイレ行って来る!!」
「あ、基司・・・」
正直トイレなんてどうでもよかったけど、
今は啓ちゃんと話したくない・・・
何にも聞きたくない・・・
どうしよう・・・
泣きたくなってきた・・・
俺はここならばれないと思って人通りの少ないところの階段に座り込む
「・・ヒック・・・っ」
膝を抱えて泣いている・・・
啓ちゃんと離れたくない・・・
啓ちゃんとずっと一緒にいたい・・・
「基司?」
呼ばれたので顔を上げるとそこには仁美が心配そうな顔で俺を見ている・・・
「大丈夫?何かあったの?」
俺はただただ泣くことしかできない・・・
「落ち着くまでこうしてあげる。」
仁美は俺にくっついて頭をなでてくれた・・・
俺も不安だったから仁美にくっつく・・・
「・・・ヒック・・仁美・・・」
「あ、基司!!どこにいたん・・・何をしてるんだ?」
「・・・啓ちゃん・・」
啓ちゃんの声のトーンが低い・・・
これ絶対怒ってる・・・
そりゃ、はたから見たらこれはただのカップルだよね・・・
俺もほかの人だったらこんなことはしない。
仁美だから大丈夫だと思ったんだけど
無理だよね・・・
「こっちに来い・・・」
「あのっ、啓ちゃん、これにはね・・・」
「いいわけなんか聞きたくない・・・いくぞ、基司・・・」
「っつ・・・痛いよ啓ちゃん・・・」




