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殺し屋JK、ターゲットは父親でした。  作者: 椿原菜湖
殺し屋JK、ターゲットは父親でした。新宿編
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87藤沢貝の帰還

「セレナ!?」

「コ....ア」

「今朝、目を覚ましたんだ。もう容態は安定している。あと数日休めば仕事に復帰できると思う」

林村に言われたことは、正直覚えてない。

「貝ちゃん.....よかった」

「あんた泣いてんの?」

そこには———



普通に喋る貝ちゃんがいた。



「泣いてないよ」

「いや泣いてるし」

俺は林村の肩を掴んだ。

「ほんっとうに......本当に、ありがとう」

涙が止まらなかった。

止められなかった。

「久しぶりに貝ちゃんの声聞いたよ」

俺は近くにあったパイプ椅子に腰掛けた。

「マジで一回も起きなかったの?」

「うん。ずっと」

「なーんかずっと夢見てる感じでさ。ほら、最後の記憶が撃たれた時だから、怖い夢ばっかり」

「どんまい」

「結局私を撃ったのって誰なの?」

「警察署の前だったし、あの倒れた3人の誰かじゃない?」

「そっか......」

「そういえば、その3人のうちの1人がこないだ殺し屋に侵入してきたんだ」

「え!?」

「2人で攻めてきて、そのうち1人が死んだ。彼が持っていた警察手帳から、武蔵野警察署の者だと分かった」

「武蔵野警察?」

「多分、前のアジトの時からマークされてたんだと思う」

「なるほどね。じゃあ、ここはもう大磯じゃない?」

「ここは新宿のアジト」

「そゆこと。じゃあ、あの3人は.....」

貝ちゃんは、正面にいる、ナル、ジャック、ククリを指差した。3人とも、酸素マスクをつけて眠っていた。

「まだ回復しないから要注意って感じ」

「そうなんだ。あんたはさっさと仕事してきな。私が眠っている間、いくつくらい依頼があった?」

貝ちゃんはスマホをいじりながら呟いた。

「4、5件くらいかな。その間に、練馬統合について詳しく調べてたところ」

「練馬統合.......何かいい情報はあった?」

「実は、ニクラスの兄の恋人が、練馬統合の神崎三重子」

「えーーーー!!!!!!!!どゆこと?どゆこと!?ちょっと待ってニクラスに兄とかいるの?」

そんな驚かなくても。

「うん。それで、風見は今、務所にいるんだ。ついさっき、面会してきたところ」

「ちょっと待ってちょっと待って。いま、情報が大渋滞してんだけど」

「貝ちゃんの驚いた顔、ちょーうける」

「うっせぇ」

「あ、で、面会が終わって、情報を整理するところに、あなたが起きたって連絡が入ったわけ」

「なんだそーゆうことだったんだ。じゃあ尚更早く仕事しこい」

「はーい。貝ちゃんも早く仕事復帰してよ」

「りょーかーい」

俺は平然を装って病室を後にした。

「はぁ———!!」

ドアにもたれかかり、その場にしゃがんだ。

「よっしゃ....よっしゃよっしゃよっしゃー!!!!」

貝ちゃんが起きた!ベッド復活!あつい!!

「やっふー!!てれってててれて〜」



「お前、何してんの」



「.......」

「.......」

廊下にアルがいた。


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