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幼女勇者チーちゃんの異世界奮闘記 ~限界ロリコンアラサー女がオリキャラ幼女に転生した結果 ><~  作者: オフィ


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196/228

Lo196.マインドコントロールを受けているヒロインを救おうとする勇者ハイブリッジ=サン

 選手控室でイケメン勇者の高橋くんが駆け寄ってきました。


「西蓮寺! やっと会えた!」

「…………(中空を見つめている)」


「大丈夫だったか!? あの特級聖女に何かされてないか!?」

「…………(壁を見つめている)」


「何とか言ってくれ! 西蓮寺!!」

「…………(無反応のレイプ目)」


 あ、西蓮寺さんが陰キャ発動して反応しないモードに入った。こんな態度でも、他人から見ると陰キャじゃなくてクールな印象を与えてるのが不思議です。見た目が良いってすごいですねぇ


 高橋くんが西蓮寺さんに手を伸ばそうとします。

 ……が、きなこちゃんがその手をチョップしました!


「いった!?」

「オヌシ、ナニモノ?」

「高橋だよ! 同じクラスの!!」

「タカハシ……Huuum(フーム)。顔を忘れてた」


 あ、きなこちゃん普通に不審者認定してました。どうやら覚えてなかったようです。

 まぁ服装もちょっと変わってますし、仕方ない……のですかね?


 きなこちゃんは少し悩んだ後、ポンと手を打ちました。


高橋ハイブリッジ。コヤツを取り戻したいのならワタシを倒してからにしてもらおう」

「何……だと……?」

「何言ってるのきなこちゃん……(呆れ)」


 なんか変なことを言いだしたきなこちゃん。完全に悪役のノリです。ルナ子ちゃんはそのやりとりに呆れております。


「『勇者』なのだろう? もっとも、オヌシのような雑魚ぬーぶがニンジャに勝てるとは思えんがな」

「望月きなこ……そうかお前が……そういうことだったんだな……!」

「……そのとおりだいぐざくとりー

「何が!?」


 なんか知らないですけど、高橋くんときなこちゃんの視線が交差し、バチバチと火花をあげてます。な、なんで今の言葉で対抗意識芽生えちゃってるんですか!?


「おーい高橋ーそろそろ出番ー……ん? たぬきち達もいるじゃん! やっはろー☆」


 そのとき気安く挨拶するギャルっぽい口調の女の子の声がしました。

『勇者』の高橋くんに続いて『聖女』の保里井聖子……きゃぴきゃぴギャルのホリーちゃんも現れました!


 今日はバニーガールコスじゃなくて普通に清楚な格好です! プリンっぽい頭も神官帽みたいなので隠れて普通に綺麗な金髪に見えます!

 うわー、普通に聖女だ。今日はギャルじゃない!

 私は彼女に話しかけます。


「ホリーちゃん! 今日は印象違いますね?」

「まーイメチェン? こういう清楚なカッコも似合うっしょ?」

「良い感じですねぇ。布面積多いのに身体のラインはくっきり出てセクシー感もあります!」

「目の付け所エロいよたぬきち~」

「そんなに褒められると照れますね」


 そんな清楚でありつつ若干エロいホリーちゃん。相変わらず話しかけやすい人です。幼女の私にもフレンドリー全開で話しかけてきます。


 ふーむ……『勇者』と『聖女』ですか。見た目は絵にかいたような美男美女で、かなり人気でそうですね。

 このユニットを王族のバックアップで売り出すつもりですか。

 ふむふむ……確かに幼女のエールちゃんよりビジュアルで一般受けよさそうです。ロリコンの私的にはエールちゃん一択ですけど。


「ところでホリーちゃん。高橋くんときなこちゃんが西蓮寺さんを巡ってバチバチに対立しはじめたんですけど、どう思います?」

「あー、高橋ね。なんか西蓮寺さんと婚約者だとか。しらんけど」

「えっ、知らなかったです! そうなんですか西蓮寺さん!?」


 衝撃の新事実です! 私はびっくりして西蓮寺さんに聞きました!

 西蓮寺さんは手を横に振って「違う違う」とアピールしました。


「……違うみたいです?」

「でもクラスのみんなはそう思ってんよ?」

「…………(首を横に振る)」

「まぁ、この人が把握してないだけかもしれませんね?」

「…………(え?そうなの?という目でこちらを見る)」

「いやこっちを見ないでくださいよ。私が知るわけないじゃないですか」


 まぁ本人が知らなくても親同士でこういうの決めちゃうことありそうですもんね。偉い家なら尚更。

 西蓮寺さんは良家のお嬢様っぽいのでこういうこともあるのかもしれません。しらんけど。


 しかしこの人、さっきから全然喋りませんね。まじでコミュ障です。


「で、なんか高橋くんがきなこちゃんを敵視してるっぽいのはなんでです?」

「あー、あれじゃね? 入学当初にやらされたテストの成績できなこっちに負けたからじゃね? しらんけど」

「え、きなこちゃんって頭良かったんですか?」

「ウケるよねー。高橋みたいな真面目チャンタイプじゃなくて、素行不良の変人タイプなのにねー」


 どうやら高橋くんはきなこちゃんをライバル視する理由があったようです。ほえー、テストの成績でバトるなんてまるで学生みたいですねぇ……あ、学生でしたわこの子たち。

 まぁ、いつも競争から外れたところで勝負してる私は特に勝ち負けとか気にしてません。

 私は可愛い絵が描ければそれで満足なんですよ。


「西蓮寺! 俺がお前を必ず特級聖女の元から! そして望月きなこの魔の手から救い出してやるからな!!」

「…………(え?私?みたいな顔をしている)」

「そしたらきっと元のお前に戻ってくれるよな!?」

「…………(ひたすら困惑してこちらに助けを求める目)」


 えっと、何か勘違いしているような……私はホリーちゃんに聞きます。


「なんか変なことになってないですか?そもそも西蓮寺さんを元に戻すって何です?」

「あれじゃね?西蓮寺さんが不自然にしゃべらないのをマインドコントロール受けてるとか思ってんじゃね?」

「あれはコミュ障なだけですけど……普通に私とはめちゃくちゃ喋りますよ?ネットミームとかもめっちゃ使います」

「まじかー。あーしそれしらんわー。すっげークールなお嬢様に見えてたわー」


 あ、余計なことホリーちゃんに言っちゃったかも。クールに保ってる西蓮寺さんの印象がただのコミュ障陰キャだとバレてしまいました。まぁいいか。


 高橋くんは勘違いしたまま去っていきました。どうやら悲劇のヒロインである西蓮寺さんを救うつもりらしいです。

 西蓮寺さんは高橋くんとホリーちゃんが去ったあと、ようやく一言喋りました。


「…………草生える」

「ようやく喋ったと思ったらそれですか?」

「…………ちょっと……疲れた。モフモフさせて……」


 なんかすごい疲れたOLみたいな声を出してます。

 仕方ない子ですね……存分にモフるがいいです!!

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私にもモフモフさせてください!!
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