寿命で買い物
夢では予想通り魔女が出て来た。
「俺も狙われるのか?」
「そうかもね」
「職決まるより先に殺されちゃうよ」
「そうかもね」
「何とかしてくれよ!」
「買い物でもするかい?」
「何の?」
「武器。ただし、金の代わりに寿命で買って貰うぞ」
「とりあえず、商品見せてくれよ」藁をもすがる思いだ。
「まぁ、こんな感じじゃな」
魔女は人差し指を地面に向けると紙が浮かび上がって来た。
稲妻ソード・・・10年
炎のグレネードランチャー・・・15年
氷の微笑み・・・20年
時間ストップ装置・・・30年
パワースーツ・・・10年
鎧・・・10年
巨大化・・・30年
攻撃系は氷が一番高い。ってか氷の微笑みだけ酒の名前みたいだな。
「氷の微笑みってどんな武器だよ?」
「まぁ、雪女みたいな子が出てきて攻撃してくれるよ」
「身長は?」
「AIぐらいはある」
ならば、巨大化はいらないな。
「それとパワースーツくれよ」
「ヘイッ。毎度あり。40年になります」
払ってる感覚が無いなぁ・・・
「大吉~。いつまで寝てるの・・・えっ!冷たっ!ちょっと待ってや!」
心臓に手を当てる母。
「動いてない。ウソやろ!あんな元気やったのに!」
木村大吉君は本来60歳で死ぬ予定だった。
40年は買い過ぎだ。29歳+40年=69歳。
寿命は借金できないよ・・・
今日も人が吸い込まれていく・・・
彼らは救世主ではない。未来から来た怠慢者処刑人のAIだ。魔女も含めて。
あまりに未来で借金が膨らんだらしい。その対策としてこうしてるそうだ・・・
すいません。思い付かないのでギブアップに近い終わらせ方です・・・




