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聖天使クリスティーナ  作者: ジェノヴァnovel


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13/14

第13話 破壊神エミリウスの望み

ティナサイド



   午前8時から始まった天上の大会議

  の前半の1時間30分が終わって今は

  午前9時30分だ


   私は大好きなドルフィと別れる覚悟

  で人間の少女、クリスティーナ、エーデル

  ヘルゼンに戻って、使命を果たす

  覚悟をしてたが、破壊神

  エミリウス様の意外な申し出があった

  おかげで、何とか、ドルシア様を

  困らせずに、天上界に留まれる

  ことになった。


   ただしこれにはいくつか条件が

  あった。一つ目は、エミリウス様

  が本当にバリアゾーンに穴を開ける

  ことができるかどうか。


   そして、エミリウス様が成功すれば

  私は人間の娘になる代わりに彼の

  秘書になるという条件だ。


   私とドルフィは浮かない顔で会議室を

  出た。手を繋いで。ドアキーパーの

  ポエムが私たちに話しかけた



ポエム「・・クリスティーナ様も

    ドルフィーノ様も浮かない

    お顔をされてますが、会議で

    何かあったのですか?」


ティナ「・・・・・・・・・・」


ドルフィ「・・まあ、いろいろと」



ティナ「・・あなた、ポエムちゃんだったね。」

    


ポエム「・・は はい・・憶えてくださって

    光栄ですわ。」



    私はじっと彼女の目を見透かした

    そして彼女の心を見た。」



ポエム「・・あ あのお・・・」 



   やはりそうだ、ポエムはドルフィに

  興味があるようだ。彼女の願いは

  私が、人間界に行った後、なんとか

  ドルフィとお友達になりたいと

  思っているようだ。


   しかし、ドルフィにはラピスという

  人間の秘書がいるのに。私は

  ポエムに言った



ティナ「・・いや・・ポエムちゃん可愛いね。」


ポエム「・・そ そんなあ・・・」


ティナ「・・もしよければ、私の秘書に

    ならない?」


ポエム「・・私が・・・ですが、クリスティーナ

    様にはイリスという人間の娘の秘書が

    いらしたのでは・・」


ティナ「・・あっ そうだったね・・・この

    ドルフィにもね ラピスちゃんっていう

    とっても可愛い人間の

    秘書の娘がいるからね。」


ポエム「・・んん?・・」



   ポエムが少し怒った表情で私を

  見た。私はフンとばかりに横を

  向いてドルフィの手を握って言った



ティナ「・・行こ、ドルフィ・・・」


ドルフィ「・・あ、ああ・・どこに

     行こうか?・・」


ティナ「・・とりあえず、テラスにでも行って

    お外を眺めましょ・・長い会議で

    ちょっと疲れたし・・」


ドルフィ「・・いいね それ・・」



    私はドルフィの手を握って外の

   テラスに出た。テラスからはパンゲアの

   広大な景色が一望できた。


    城壁の向こうには私とドルフィの街が

   見えて、森や湖、空には

   ミルキースター大陸雲

   が青空の向こうにうっすらと見える。

   


ティナ「・・綺麗ねえ・・ここから見渡す景色も

    あのミルキースターも・・」


ドルフィ「・・そうだね、会議ではちょっと

     疲れたし、そんなことよりも

     そのお、エミリウス様の秘書の

     件、君はどうするんだい?」


ティナ「・・・・・・・・」



    私はすぐには答えられなかった。

   そう、彼のおかげで私は・・・

   でも、」



ドルフィ「・・ドルシア様はこの30分の休憩

     時間の間に、彼に言ったよね。」


ティナ「・・うん・・」


ドルフィ「・・もし、君を秘書にしたいのなら

     今のところ休憩時間の間に交渉しろと・・」


ティナ「・・うん、分かってる、でもそういう

    話は、男性からするものよ・・

    もし私と交渉したければ、私を探して

    ここに来なければね・・・」


ドルフィ「・・それで、もし彼が来なければ」


ティナ「・・それだけの話よ、破壊神のくせに

    女性の心ひとつ壊せない、意気地のない

    男の人よ・・・」


ドルフィ「・・そんな言い方したらダメだよ、

     彼は破壊神という、とっても

     地位が高い神様なのだから、

     聞こえたらどうするの?」


ティナ「・・いいもん・・・聞こえても・・

    だいたい今までに一度も話したことも

    ない女性の私にいきなり

    秘書になれだなんて

    いくら神様でも身勝手すぎるよ。

    ばっかじゃないのかしら・・」


ドルフィ「・・あああ、もうやめてよ、ティナ

     それは、無礼打ちに値するよ・・

     殺されるよ君・・・」



    私はそんなエミリウス様の強引な気持ち

   が嬉しかった。私にはドルフィしかいない

   と思ってたけど、

   エミリウス様もドルフィに

   負けないくらい素敵な男性だった。


    その時、私とドルフィが腰かけてる。

   テラスの丸いテーブルの前に黒い影が

   瞬間移動で現れた。エミリウス様だ



エミリウド「・・やあ、導きの天使

      クリスティーナさん

      それに、そこにいるのは

      ドラゴンの天使ドルフィーノ君

      だね。」


ティナ「・・あわわわ・・」


ドルフィ「・・こ これは、破壊神、

     エミリウス様・・・」



    ドルフィは私の手を持ち、床に

   膝をついて彼に平伏した。


    私も頭を下げた・・おそらく

   先ほど、彼の悪口を言ってたことも

   聞かれただろう。


    彼は両手を私たちに差し伸べた



エミリウス「・・いいっていいって・・・

      二人ともテーブルに

      つきたまえ・・」



    私とドルフィはまたテーブルに

   ついた。エミリウスはパチンと

   指慣らしをした。


    守護天使の女の子が空中を飛んで来た

   彼は彼女に言った



エミリウス「・・ホット3つとなんでもいいから

      ショート3つね・・」


守護天使の娘「・・かしこまりました」



    守護天使の娘はトレンチにホット

   コーヒー3つと、イチゴショート

   マロントルテ、ショコラの3つの

   ショートケーキをテーブルに置いた。

   エミリウドは私とドルフィに

   ホットを差し出した


ティナ「・・あ ありがとうございます

    エミリウス様」


ドルフィ「・・ありがとうございます。」


エミリウス「・・あんな90分もの長い会議で

      疲れただろう二人とも・・

      こういう時は、

      ドルシア城のテラスで

      お茶でもするのが一番だよ

      綺麗な景色を眺めながらね・・」


ティナ「・・そ そうですね・・」


ドルフィ「・・・・・・・・」



    エミリウスは背丈は210㎝くらいもある

   大男だ、185㎝ある

   ドルフィよりも頭ひとつ

   高い。彼は小麦色の肌で、背中には黒鳥の

   ような大きな黒い翼があった。

    神の毛は紫色で、おへそくらいまで

   伸ばしてた。

    

    彼は翼を持った神 彼もドルシア様と

   同じ聖天使なのだ。


    年齢は不変の17歳でドルフィよりも

   一つお兄様だ。

 

    トップスはドルフィと

   同じように金色の首輪と勲章以外は

   何も着ていない

   

    ボトムスは黒い軍服のような長ズボンで

   赤い帯を締めてた。スタイルもよく、

   鍛えぬいた

   筋肉で体が覆われていた。


    彼は7つの勲章と首輪に72という数字が

   刻まれてた。7つの勲章の力の他に

   72もの天上界の力が使えるのだ。


    彼の肩書はもう一つあってそれは

   天上界の総督だ。つまり、

   天上界ではナンバー2

   の位置だろう。彼は私に言った。



エミリウス「・・クリスティーナさんはどの

      ショートがお好みかな?」


ティナ「・・わ 私は、イチゴショートです」


エミリウス「・・では・・」



    エミリウスは私にイチゴショート

   を差し出した

  


エミリウド「・・ドルフィーノ君は?」


ドルフィ「・・えっと、じゃあマロントルテ

     下さい・・」



    彼はマロントルテをドルフィに差し出し

   自身は最後に残ったショコラを取った。

   私はイチゴショートを一口食べて

   お礼を言った



ティナ「・・とても美味しいです。

    ありがとうございます。」


エミリウス「・・いいっていいて・・

      これくらい、これは前半の会議

      でのほんのお詫びだよ」


ティナ「・・ああ あの事ですね・・でも

    エミリウス様はなぜ 私なんか

    秘書にしたいと思われたのですか?」


エミリウス「・・それはクリスティーナ・・

      私は君のことが好きだからだ・・・

      答えはそれで充分だろ・・」 


ティナ「・・ええ?・・」


ドルフィ「・・・・・・」



    あまりにも、シンプルでストレート

   な答えだった、私は頬を赤くした。

   女の子はそういうストレートに

   弱い娘が多い。


    今まで、ドルフィ以外の男の人から

   そのように言われたことがなかったから


    嬉しかったし、怖かったのもあった。

   もてあそばれてるのかもそれない

   私は、少しムッとした表情で言った。



ティナ「・・そうですか?・・あなたの

    お気持ちは、嬉しいのですけど

    私と今までお話もたことも

    ないのに、それもエミリウス様

    のような首輪の勲章の数字が72もある

    上級神のあなたが

    なんで、勲章2つしかない

    一般天使の私なんか・・好きに

    なれるのですか?」


エミリウス「・・クリスティーナ・・

      人を愛することに

      理由なんてないのだよ」


ティナ「・・あなたはそうやって

    何でも簡単に言って

    しまうようですけど、私には

    信じられません・・誠意や情熱

    も感じられません、私のこと

    バカにしてるとしか思えない。

     申し訳ありませんけど秘書の

    お話はお断りさせていただきます。」


エミリウス「・・・・・・・・・」



     私は、内心ではエミリウスの

    気持ちがとても嬉しかったが、

    人を愛するのに理由がなくても

    なにかきっかけはあるはずだ。

    私達天使には神の御心は見えない

    から彼の愛が本当かどうか分からない

    

     もし、本当に私に秘書になって

    貰いたいのならもっと情熱や

    必死さ、誠意などをみせて貰わないと


     私はドルフィの手を握ると

    立ち上がった。



ティナ「・・行こ・・ドルフィ・・」


ドルフィ「・・・ああ・・まだお茶終わって

     ないし、エミリウス様に対して

     失礼だよ。」


エミリウス「・・いや・・いいんだ・・

      ぶしつけなことして

      申し訳なかった。残念だけど

      クリスティーナ、もし

      気が変わればいつでも

      私の城に来てくれたまえ。」


ティナ「・・んんんん!!・・天上界では

    No2と言われてるエミリウス様

    のお城はとても大きくて

    素敵なのでしょうね?ふん・・」


エミリウス「・・ははは、それほどでも」


ティナ「・・では・・失礼します。」



   私は深々と頭を下げるとドルフィの

  手を引っ張るようにし城内に歩き出した。

  しかしエミリウスが気になることを

  呟いた。



エミリウス「・・あああ、残念だった。

      私はクリスティーナを天上界

      に留めておいてあげた

      かったのに・・

      残念至極、無念至極・・」


ティナ「・・えっ?・・」

  

   私はドルフィの手を引っ張ってまた

  エミリウスがいるテーブルについた。


ティナ「・・もしかして、私がエミリウス様の

    秘書の件、断れば、あなたは、

    ミルキースターのバリアゾーンに

    穴開けてくれないっていいたいの

    ですか?」


エミリウス「・・できれば、そうしたかったけど

      私の望みは、君に喜んで貰いたい

      それだけだ。」


ティナ「・・それって、私が、あなたの秘書

    にならなくても、ミルキースターのバリ

    アゾーンに穴を開けてくれるってこと

    なのですか?」


エミリウス「・・そうだよ、神の私には君の心

     が分かるからね。君の願いを

     叶えてあげたいんだ。」


   私はジイとエミリウス様の目を見た。

  なんて優しそうな目で私を見るのだろう?

  私には分からなかった。彼の気持ちが。

  何でそこまでして私なんかのために

  私は確認した。


ティナ「・・あなたは私の願いをご存知なの

    ですか?言って見てください。」


エミリウス「・・もちろん知っている。君の願い

     は、天使のままで、いること、そして

     ドルシア様のために、ミルキースター

     への道が開かれる、最後に私の秘書に

     ならずに、ドルフィーノ君とずっと

     一緒にいること、だね。」 

     

ティナ「・・すごい、その通りです。さすが

   神様ですね。」


   まさに、その通りだった。もし

  エミリウス様が、バリアゾーンに穴を

  開けてくれなければ、私が人間と生まれ

  変わって、その使命を果たさなければ

  ならないのだ、


   ドルフィーノともお別れする覚悟も  

  してた。しかしエミリウス様のおかげで、

  私の使命は免除して貰えたのだ。


   だから、エミリウス様のために、秘書に

  なってあげてもいいと思うのだけど、

  それもしなくてもいいというのは、

  私にとって、これ以上のない幸福なこと

  であった。


   エミリウス様にとってはなにも見返り

  がないのに、彼がただ、私を好きだという

  理由だけで、私には信じられなかった。


   だからもう一度聞いてみた。


ティナ「・・そこまで私に対して親切に

    して貰えて、とても嬉しいです。

    だけど、どうしてなの?、なぜ

    あなたは、こんな私のために、

    そこまでしてくれるの?」



   ドルフィが、慌てて言った。



ドルフィ「・・してくれるの?じゃなくて

     して下さるのですか?だろ

     このお方は神様なんだから」



    私はドルフィの腕をパシンと叩いて

   言った。



ドルフィ「・・あた・・」


ティナ「・・ドルフィは黙ってって。」


ドルフィ「・・は、はい」



   エミリウス様が答えた



エミリウス「・・その質問に対する答えは

      先ほども言ったが・・・」



   私は、単純な答え方はして欲しく

  なかった、だからさえぎるように

  言った



ティナ「・・先ほどのようにただ

    好きだからとかそんな風に

    単純に答えないで下さい。

    そんなのでは伝わりませんよ

    私のこと好きなのだったら、私にも

    その想いが伝わるように、

    ちゃんと答えてください!!」



   私は真剣な眼差しで彼の

  目を見た。 



エミリウス「・・・・・・・・」



    エミリウスは、それまで、余裕が

   あるかのように、落ち着きのある

   表情をしていたが、私から目線を

   そらして、思いつめたような

   表情をして下を向いたそして答えた。



エミリウス「・・君たちは私が、翼を持った神

      すなわち、聖天使と

      思ってるのだろ?」


ティナ「・・えっ?」


ドルフィ「・・違うのですか?」


エミリウ「・・私は、まだ天使だった頃、

     ドルシア様の御意思に背き、

     配下の天使や人間たちを大勢連れて

     魔界に攻め込んだことがあった

     んだ。」


ティナ「・・魔界に攻め込んだのですか?

    何のためですか?」


エミリウス「・・もちろん、魔界の神、大魔王

      を倒して、未来に起こるとされてる

      聖戦を失くすためさ。」


ドルフィ「・・それで、あなたは魔王軍と

     戦われたのですね。」


ティナ「・・ああ・・大魔王の名はドルシア様の

    命で、今はまだ話せないが、私が率いた

    天上軍は大敗して、私と片腕だった

    6つ星の天使の娘、アメシスト以外皆、

    その戦いで命を落としてしまった。

    全て、私の責任だった。」


ティナ「・・・・・・・」



   なんと、破壊神エミリウス様に

  そんな過去があっただなんて。



ドルフィ「・・その後、あなたと、

     アメシスト様は

     どうなりましたか?」


エミリウス「・・大魔王が情けを私と

      アメシストに

      情けを掛けてくれて、大魔王自ら

      戦いを挑んできた。アメシストは

      持てる力全てを大魔王に

      ぶつけたが、全然歯が立たずに、

      倒されて、以降、大魔王の

      下部となった。」


ティナ「・・じゃあ、あなたは?」


エミリウス「・・その後、大魔王と私の一騎打ち

      になったが、大魔王の圧倒的な

      力の前に、なすすべがなく私も

      倒された、だが私はアメシストの

      ように大魔王の配下となることを

      拒んだ。私は一思いに殺せと

      言ったが、彼は瀕死の私一人だけ、

      天上界に送り返した。」


ドルフィ「・・では大魔王は、なにか目的が

     あってあなたを生かしたのですね?」


エミリウス「・・そうだ・・私が

      魔界にしたことは

      天上界との不可侵条約を破ることに

      なったので、ドルシア様は掟に従い

      大魔王にそれ相応の賠償金と

      約200年間の間、

      地上で亡くなった、

      人間たちや動物は天上界

      に来る資格がある霊たちも

      含めて、魔界に行くことに

      なってしまったのだ。そして魔王の

      下部となってしまった。」


ティナ「・・ドルシア様はすごくお怒りに

    なったのじゃないの?」


エミリウス「・・そうだ、私は罰を

      受けて、堕天使

      とされて、半身天使で

      半身魔人となったんだ、

      勲章も全て、没収されて

      守護天使と同列とされた。」


ティナ「・・それで、エミリウス様の翼は

    黒いのですね。オーラも暗い

    すさんだような紫色であるのも。」


エミリウス「・・ああ、この半身魔人である私に

      とって、天上界は眩しすぎて、

      留ますのがとてもつらかったんだ。

      かと言って、

      もう魔界に行くわけにも

      行かず、地上でひっそりと

      生きて行こうと

      したが、ドルシア様は

      ある使命を果たせば

      以前の罪は帳消しに

      してくださると言った。」


ティナ「・・そ それは・・」


エミリウス「・・私は長年、魔界で魔王軍と

      戦ったので、魔界の

      地形や、魔王軍の

      規模や情報とか知ってるし、

      実戦経験が

      あったので、以前没収された

      すべての

      勲章を返して貰えた上に、神への

      昇格もして貰えた。」


ティナ「・・ええええ?それって・・ずるいと

    いうか、でも何で?そのあなたに

    与えられたという使命って何ですか?」



   私は過去にとんでもない過ちを犯したのに

  なんでそのような待遇をして頂けた

  ことに、すごい不公平感を覚えた

  最高神ドルシア様に対して。エミリウスが

  答えた。 



エミリウス「・・半身魔人である私は、

     聖天使にはなれなかったが、

     破壊神となることで

     天上界の総督となり、次期行われる

     聖戦で勝利するために、力をつけて

     準備することだ。」


ティナ「・・あなたが破壊神になったことは

    分かったけど、なぜ私なんか秘書に

    しようとしたのですか?」


エミリウス「・・クリスティーナ・・天使たちの

      心が見える私には、堕天使となった

      私には、天上界で最も、

      綺麗で優しい

      心を持った君のことが、以前から

      好きだったんだ。」


ティナ「・・えええええ?私なんか意地悪

    だし、綺麗な心なんて持っていないよ

    ねえ ドルフィ・・」」



ドルフィ「・・いやああ・・それは・・

     ティナは、本当は誰よりも

     優しい娘だ、だから僕も・・・

     君が・・好きだ・・」


ティナ「・・ドルフィ・・グスン・・」



    【ドルフィ】

     僕だって、ティナほど、

     綺麗で優しい心を

     持った天使の娘と会った記憶がない

     だから僕もティナのこと、

     好きなんだ。



エミリウス「・・これで、私からの

      想いは伝わった

      と思う、堕天使となってしまい、

      すさんだ心を持ってしまった私の

      そばにいてくれないかな?

      君がそばにいてくれたら、

      昔の、天使だった頃の、

      温もりを、取り戻せる。

      寂しさで震えている、私の

      心を、君に抱き締めて

      欲しい。

      秘書となって、

      私を癒して欲しいの

      だクリスティーナ。」


ティナ「・・エミリウス様・・」


エミリウス「・・ああ、安心したまえ、ははは

      この話は私があのミルキースターの

      バリアゾーンに一時的に

      穴を開けられたら

      の話だからね。」


ティナ「・・そ そうだった・・

    あなたが成功すれば

    私は、もう人間の娘として地上に降りて

    使命を果たさなくても

    よくなりますからね。」 


エミリウス「・・そういうことだ、

      もし成功したら

      私に、クリスティーナからご褒美

      貰えるよね?」


ティナ「・・ううん・・どうしようか

    ドルフィ?」



   私は隣のドルフィに聞いた。

  ドルフィは少し悲しそうな

  表情を浮かべたが、決心した

  ような男らしい表情で言った。


ドルフィ「・・これは君が決めることだけど、

     もしエミリウス様が成功すれば

     君は、彼の秘書になって差し上げる

     べきだよ・・」


ティナ「・・ドルフィはそれでもいいの?

    寂しくないの?私が他の男の人の

    秘書になるのだから・・」


ドルフィ「・・君が、エミリウス様の秘書に

     なっても、これは地上の結婚とかじゃ

     ないのだから、僕と会って遊んだり

     したりしたらダメとかじゃない

     と思うよ、そうですよね

     エミリウス様」



    ドルフィは秘書になった後も

   私との交際の許しを求めた。

   エミリウスは笑顔で答えた。



エミリウス「・・ああ、もちろんだ、

      クリスティーナがそれで

      喜ぶのなら、

      君はそうしてあげて

      くれたまえ、ドルフィーノ君」


ドルフィ「・・ありがとうございます・・

     エミリウス様」


エミリウス「・・ああ、では さてと私は

      そろそろ会議室に戻るよ・・

      邪魔したね

      二人とも・・」


  

     エミリウスは、話はこれまでと

    ばかりに立ち上がった。

    そして私たちに背を向けて

    会議室に向かおうとした

    私は立ち上がり、彼の腕をつかみ

    彼を引きとめた



ティナ「・・あああ、エミリウス様・・待って

    下さい、」 


   

     エミリウスは何も言わずに

    立ち止まった私に背を向けたまま、

    私は答えた



ティナ「・・もし、あなたが使命を果たされたら

    私は、あなたの秘書に

    なってもいいですよ。」


エミリウス「・・クリスティーナ・・

      ありがとう・・」 



    私はそっと彼の背中に抱き着いた。

   エミリウスは一瞬笑顔を見せてその

   まま、会議室に向かった。カフェテラス

   のテーブルは私とドルフィだけになった

   これは気まずい・・もしこれが逆だったら

   私はドルフィにすごく怒ってたと思う

   しかし彼は笑顔で答えた



ドルフィ「・・良かったじゃないかティナ・・」


ティナ「・・う・・うん・・でもごめんなさい

    ドルフィ・・」


ドルフィ「・・え?な 何が?」 


ティナ「・・もう分かってるくせに・・私、

    天上界に来て、ドルフィ以外の男の

    人、好きになったの初めてよ・・

    あなたは、心の中では

    怒ってるでしょ?」 


ドルフィ「・・いや、怒ってないよ・・

     そりゃ・・君が彼の背中に

     抱き着いた時は、寂しかった

     けど、でも、彼のおかげで、僕は君と

     これからも一緒にいられることに

     なりそうだから、感謝してる、彼に

     それに君に怒る理由もない、

     そうだろ」


ティナ「・・うん、彼、成功するといいね。」


ドルフィ「・・彼だったら、うまくやるよ

     破壊神なのだからね・・じゃあ

     そろそろ僕達も会議室に戻ろうか」


ティナ「・・そうだね・・ウフフ・・」


ドルフィ「・・何がそんなに、嬉しいのかな?」


ティナ「・・いや、別に・・アハハ・・」



   私は、心がとても晴れて嬉しくなり

  ドルフィと手を繋いで嬉しそうに

  会議室に向かった。 

   

      

      

      

     



   

    

     

     

  




   

       

   

    

    

    

    












  

    




  

 

   

 


   

   


   









   



  















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