金魚
金魚
この魚、金魚すくい等で夏の定番です。
だいたいのサイズは5センチ程度を想像されるのではないでしょうか。
この魚、実はフナと同種=つまり鮒と同じサイズまでは育ちます。
――しかし。
30センチを越えるような巨大な金魚を見た方は少ないでしょう。
この金魚は小さな入れ物で育てると、その入れ物にあったサイズまでしか育ちません。
しかし、その制約が無い屋外の池で育てると驚きの大きさに育ちます。
――30センチオーバーの巨大和金や20センチ超えの巨大出目金に。
器の大きさによって、何処まで育つかは金魚だけは無いと思います。
――物書きでも同じです。
多くの体験をして自分の器を広げる。
――これは過去の小説家、マーク・トウェインも若かりし頃世界を回り実践したようです。
某漫画家も世界を旅をして、その過程を作品に取り入れて居ます。
――その作品は今読んでも瑞々しく感じられました。
――無い物は出ない……――これは真理です。
小説家にとって一番大切な事――それは自分の器を金魚鉢から大海に広げる。
――まだ器が固まって居ない人たちは、様々な経験を積み、器を大きくする事を考える。
そこが大切では無いかと思います。
小さな池に潜むのも生き方ですが……。
――潜み過ぎて変質してしまい、極悪ポケモ〇に進化しない様にw




